（有）奥田酒造店

　

　「千代緑」の銘柄で知られる奥田酒造店。延宝年間に創業し、300 有余年の間、当主は代々重右衛門を名乗り、19 代目の奥田重徳さんは杜氏も務めます。

　昔から変わらぬ「造り酒屋」を受け継ぐ一方で、オゾンを使用しての麹こうじ室むろの徹底した雑菌除去や、白熱灯を使用しての微妙で絶妙な温度で発酵管理を行うなど、細かなところにも配慮しながら、こだわった酒造りをしています。なかでも酵母の特徴を存分に生かした酒を楽しんでもらいたいとの思いで開発した「酵母シリーズ」では、個性ある味が楽しめます。

 

　商品の多くに地元産の酒米や水、酵母を使用するなど、地元産の原材料にこだわり、地元産で醸す奥田さんのお酒。「言葉よりも先に笑みがあふれるお酒を造りたい」と話します。　　　　　　　　　

　

おすすめ！【千代緑 純米大吟醸 MS3】

 

　蔵付き酵母は、長い年月を経て蔵に住みついた精霊のような存在です。同社の仕込み蔵から採取した酵母を使用した純米大吟醸MS3 は、和梨のような香りで酸味があり食中酒向きで、どんな料理にも合うお酒です。　

　

 

 

＜今回の取材先＞