鬼そば藤谷／藤谷拓廊さん

人気ラーメン店の店主であり、芸人のHEY!たくちゃんが大仙市に移住

なぜ浅草のお店を閉めて大仙市に移住をしようと思われたんですか？

きっかけは大曲の花火大会の時に焼きそばの屋台を出したり、道の駅なかせんで限定でラーメンを出すことになったりしたことですね。
その時においしいラーメンが作れたっていうのと、大自然に囲まれてラーメンを作れて「とても健康に働けたな、働くのが楽しいな」って思って。
東京でやってる時はそんなこと感じたことがなくて、毎日営業が終わった後に売り上げを見て、計算して、また働いて〜の繰り返しでした。
こっちに来てみたらそういうのはもうどうでもよくて、どれだけいいものができたかっていうので、お客さんは来てくれるんじゃないかなって。
職人として集中させてくれる環境が整っているなと、身をもって感じました。
この環境のおかげで、雑念なく作品づくりに没頭できて、自分の信念で超越したものが作れている気がします。
それに秋田は今一番チャンスの時なんじゃないかなって思ってるんです。
食料自給率全国2位ってすごいですよね？ 知事も新しく誕生して、秋田はすごいことになるんじゃないかなって。

移住を考えるようになったのはいつ頃でしたか？

30代後半にニューヨークに出店している頃から疑問に思ってたんですよね。
何をやるにも莫大な資金が必要で、そこまでしてやることで誰が喜んでくれてるのかな？って。
自分の描いていた大人像がそこにはなかったんです。
自分が50歳になるまでの40代の7年間を、東京に渡したくないっていう強い気持ちが出てきて、それだったら必要としてくれる人がいるところに行きたいなと。
大仙の道の駅の人たちとか、食べに来てくれたお客さんとか、お米やネギや地鶏の生産者の方々からもらった言葉が、自分をここに引き寄せてくれたんだと思います。

今後大仙市で新たに挑戦したいことはありますか？

たくさんあるんですよ！
まずはキッチンカーを作って、何かあった時に役に立てる準備をしておきたいんです。
地域おこし協力隊のインスタも大仙市へ行く前から見ていて、いろんな地域のイベントにも協力できたらと思ってます。
「米が主役」っていうカレーライス屋もやりたいんです。もうカレールーのレシピもできてます。
あとはこの道の駅なかせんで「あの時輝いていた芸能人フェス」みたいなのをやりたいですね（笑
飲食店経営してる芸能人も多くて、今まで会ってきた芸能人をたくさん呼んでフェスとかライブとか。
大仙市のみなさんに「ここに住んでてよかった」と思って欲しいですね。

芸能活動も継続されるんですか？

イベントとか仕事とか、秋田に来てからオファーが増えてるんで、うまくいくような気がしていて。
僕は僕の世代で芸能界で争ってきた、僕にしかできないスタンスがあるんです。
エンタの神様に出てた時に、五味一男さんっていうプロデューサーの方がいらっしゃったんですけど
「たくちゃんはイノベーションの人だから」って言ってくれたんです。
「あごのモノマネなんて未来を感じるイノベーションだったから出演させたんだよ」って。
佐野実のモノマネをしてて、味モノマネをしてラーメン屋になった、僕は異常な程のイノベーションの人なんですよ（笑
ブレないように、信念を強く持って頑張って行きたいです。
見とけよと、俺がやってやるぞと。

ひとことメッセージ

これから移住するなら、絶対に秋田！
日々パワーをもらえる、魂の宿る場所です！
ものづくりとか、何か没頭したいことがある！研究したい！っていう人には特におすすめです！

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