第2期データヘルス計画及び第3期特定健康診査等実施計画の終期に伴いデータ分析を実施し、大仙市の現状の再確認とこれまでの事業実施状況を踏まえた保健事業を進めるため、第3期データヘルス計画を作成しました。また、特定健康診査等実施計画をデータヘルス計画の一部と位置付け作成しました。

趣旨

  • 保険者はレセプト等のデータ分析に基づき、被保険者の健康増進のための事業計画として、データヘルス計画を作成し、保健事業を推進することとしています。
  • 当市の国民健康保険の1人当たり医療費は増加傾向にあり、特に生活習慣病の割合が多くを占めることから、生活習慣の改善など被保険者の健康保持、増進につながる保健事業をPDCAサイクルに沿って効果的に展開するため策定するものです。

計画期間

令和6年度(2024年)から令和11年度(2029年)までの6年間

健康課題

  • 平均自立期間として男性が78.2年、女性が79.5年となっており、男女ともに国及び県平均を下回っている現状にあります。
  • 死亡原因では、標準化死亡比(SMR)でみると生活習慣病のうち、脳血管疾患や腎不全が多い現状にあります。
  • 生活習慣病における医療費(外来)の上位3位が、糖尿病、高血圧、脂質異常となっております。また、メタボ該当者やメタボ予備群該当者は、大仙市の医療費の多くを生活習慣病が占め、その中でも高血圧症の割合が高い状況にあります。

※令和4年度KDBデータより

目標

  • 健康課題などの状況を踏まえ、糖尿病重症化予防等により早期の医療機関受診を勧奨し、新規の人工透析患者をなくすことを目標とします。
  • 最終的に「市民が生活習慣病を重症化することなく、元気でいきいきと自立して暮らせる」ことを目指し「平均自立期間の延伸」目標とします。

取り組み

「重症化予防」、「生活習慣病発症予防・保健指導」、「早期発見・特定健診」、「健康づくり」、「社会環境・体制整備」に区分し、前期計画の9つの保健事業を継続して実施します。

新規事業としては、第2次健康大仙21計画に基づく「がん検診」もデータヘルス計画において注視していくこととしています。