仙市が発注する建設工事について、以下のとおり入札契約制度の改正を実施します。

施行日は、令和6年4月1日です。

等級別発注標準金額及び等級区分の改正について

予定価格に応じて工種及び等級別に定めている発注標準金額・格付等級区分について改正します。

改正の理由

資材高騰や労務単価の上昇等、建設業界を取り巻く社会情勢の変化により、市発注工事においても発注件数が極端に少ない工種や、工種によっては等級別の発注件数に偏りが生じるなどの影響が顕在化してきたことから、以下のとおり市発注工事における等級別発注金額等の改正を行う。

1.改正内容①

一般土木、建築一式及び舗装工事における等級別発注標準額の見直し

  • 一般土木工事、建築一式工事についてB等級・C等級の発注標準額を引き上げ
  • 舗装工事についてB等級の発注標準額を引き上げ
    ※なお、等級別の業者数や今までの発注件数・平均的な金額ロット等の実績を
     勘案し、下位等級にあっては等級混在の発注区分を設定することで発注件数
     の平準化を図る。

発注標準金額の比較表(改正前後)

現行
等級\工種 一般土木工事
建築一式工事
舗装工事
A等級 2,000万円以上 500万円以上
B等級 2,000万円未満
700万円以上
500万円未満
C等級 700万円未満
改正後
等級\工種 一般土木工事 建築一式工事 舗装工事
A等級 2,500万円以上 3,000万円以上 500万円以上
B等級 2,500万円未満
700万円以上
3,000万円未満
700万円以上
700万円未満
C等級 1,000万円未満 1,000万円未満

発注標準額の改正内容(イメージ)※単位:万円

発注標準金額の改正内容イメージ(図)

2.改正内容②

鋼構造物工事と造園工事における等級区分の見直し(複数等級区分の廃止)

※当該工種は、格付業者数及び市工事における発注件数ともに極めて少なく、複数等級
 による発注では競争性の確保が困難なことから2の等級区分を1の等級区分に統合す
 る。

発注標準金額の比較表(改正前後)

現行
等級\工種 造園工事
鋼構造物工事
A等級 2,000万円以上
A等級+B等級 2,000万円未満
500万円以上
B等級 500万円未満

等級\工種

左記以外の工事

A等級 金額の区分なし

※等級区分の無かった工種と同等の取扱に変更
 (法面、路標、機械、さく井、水道、解体)