新規就農者研修施設の春(6月)- 大仙市農業振興情報センター
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新規就農者研修施設の春(6月)
今年2月末から4月にかけて播種(種まき)した農作物や花の本格的な収穫が始まりました。
雪に農地が閉ざされる秋田県は、おおむね6月から10月ごろまでの期間に農作物を出荷して収入を得る農家が多数です。
研修施設でも、これから秋まで収穫、調整(選別作業)、出荷が続きます。
東部研修施設の様子
西部研修施設の様子
6月5日
JA秋田おばこ花き部会の「ひまわり目揃会」が東部研修施設を会場に開かれ、2人の研修修了生も参加していました。
6月の第3日曜日は「父の日」。父の日には、黄色い花を贈る習慣が少しずつ広まってきているそうです。黄色い花の代表として、生命力にあふれる「ひまわり」は人気があり、6月はひまわりが比較的高値で取引されます。
目揃会では、市場の担当者から切前(開花程度)、選別、出荷規格や箱詰め調整方法について、研修施設で栽培しているひまわりを用いて具体的な説明があり、「資材、輸送費等々、さまざまな経費が高騰しており、市場では少しでも高く売って農家の皆さんに還元したいので、品質の良いひまわりを出荷して欲しい」と話がありました。
目揃い会の様子
6月6日
新規就農者研修を終えて就農するためには、農作物の売り先の確保が最も大事です。
この日は、市場関係者から農業振興情報センターへ来所してもらい、来春就農する研修生の農作物の売り先について相談に応じていただきました。
若い農業後継者に対して、市場でも大きな期待を寄せている様子がうかがえました。
相談時の様子
6月17日
研修施設では、座学も年間100時間以上行っていることを前回お知らせしました。座学は研修施設のほか、秋田市雄和にある県農業研修センター主催の研修会にも参加して、農業に関するさまざまな知識を深めています。
この日は、就農準備基礎講座に参加し、新規就農の先輩たちによる「私の営農計画と見直し」について、実体験に基づいた講話がありました。
講座の様子
6月18日
研修施設で採れた農産物は、数がまとまればJA秋田おばこを通じた市場出荷を行っていますが、少量については直売所や道の駅などでの販売のほか、マーケティング研修の一環として市役所や各支所で出張販売を行っています。
この日は、東部、西部両研修施設の研修生が市役所大曲庁舎を訪れ、ソラマメや生ニンニク、インゲン、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラ、ヒマワリなどを販売しました。今年度最初の出張販売で、好調な売れ行きとなりました。
農産物の売上代金は、市の収入になっています。
出張販売の様子
6月21日
新規就農者研修施設は大仙市が設置し、市の予算で運営していますが、隣接する美郷町、仙北市からも研修希望者を受け入れています。
この日は、美郷町出身の研修生が美郷町役場農政課を訪れ、2年後の就農に向けた国や県の補助事業等の活用方法について相談を行いました。
大仙市出身の研修生も、出身地域の支所農林建設課でこうした相談を随時行っています。
相談時の様子
お問い合わせ
農林部農業振興課農業振興情報センター
〒019-1601大仙市太田町横沢字堀ノ内46 電話0187-86-9111 ファクス 0187-88-1500