この冬の感染対策の徹底について
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感染症が流行する冬期は感染症対策をしましょう
現在、冬期に流行する各種感染症について、予断を許さない状況が続いております。特に、今シーズンは、インフルエンザの流行期が例年より、1ヶ月程度早く、多くの患者が確認されております。これに加え、マイコプラズマ肺炎を初めとするその他呼吸器感染症の増加、更には新型コロナウイルス感染症の集団発生が依然として多く報告されている状況にあります。
今年は、昨年に引き続き、最大9連休となる年末年始の長期休暇が見込まれる中、感染症が急拡大した場合、医療機関の外来及び救急体制がひっ迫し、医療提供に重大な支障をきたすことが懸念されます。重症化リスクの高い方々が適切な治療を受けられるよう、市民の皆様にあらためて感染対策の徹底をお願いします。
新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ「この冬の感染症対策のポイント」

秋田県新型コロナウイルス感染症保健医療情報ポータルサイト(外部リンクのため別ウィンドウで開きます)
- 昨年は、年末年始において、インフルエンザや新型コロナウイルスの患者の急増により、救急医療体制のひっ迫が見られました。
- 今シーズンは、全国的に、さまざまな呼吸器感染症の報告が増加しているほか、インフルエンザの流行期が約1ヶ月程度早くなっています。
- これから冬にかけて、インフルエンザや新型コロナウイルスの感染拡大が予測されます。このため、症状が比較的軽く、重症化リスクが低い方(基礎疾患が無いなど)は、ご自宅での療養にご協力をお願いします。
基本的な感染対策・体調管理
- 高齢の方と会う場合や大人数で集まる場合は、基本的な感染対策を心がけて体調を整えるようにしましょう。
- 通院・高齢者施設訪問時は、マスクの着用をお願いします。
検査キット・解熱鎮痛薬等の準備
- かかりつけ薬剤師・薬局にご相談ください。
- 体温計・日持ちする食料も用意しておきましょう。
早めの定期接種をご検討ください
- 定期接種を希望される方は早めの接種をお願いします。
- お住まいの市町村からのお知らせ等をご確認ください。
- 新型コロナウイルスとインフルエンザワクチンの接種間隔に制限はありません。
厚生労働省 新型コロナワクチン定期接種のご案内「知っておきたい5つのポイント」

- ワクチンの効果
- 新型コロナによる入院を約60%予防
- 国内での、60歳以上の人におけるJN.1系統対応1価ワクチン接種の入院予防効果は、JN.1系統対応1価ワクチンを接種していない者と比較して63.2%だったことが報告されています。
- 接種対象者
- 65歳以上の方または60~64歳で心臓や腎臓、呼吸器の機能に障がいがあり身の回りの生活を極度に制限される方や、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり日常生活がほとんど不可能な方。
- ワクチンの種類
- 5種類(mRNAワクチン:ファイザー社、モデルナ社、第一三共社、Meiji Selkaファルマ社 組換えタンパクワクチン:武田薬品社)
- 接種できる期間
- 10月1日~翌年3月31日(なるべく年内に)
- ワクチンの安全性
- 各社のワクチンの主な副反応として、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等が報告されています。また、頻度は不明ですが、重大な副反応として、ショック、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎が知られています。(心筋炎、心膜炎は、mRNAワクチンのみ)