認知症とは?

脳の障がいなどのさまざまな原因によって、生活に支障が出る程度にまで認知機能が低下した状態を指します。早く気付いて、対応することで、認知症の症状が軽くなったり、進行を遅らせたりすることができる場合があります。

MCI(軽度認知障害)とは?

脳の機能が健常な状態と認知症の中間の段階をMCI(軽度認知障害)といいます。

加齢によるもの忘れとMCI、認知症の違い
加齢によるもの忘れ MCI(軽度認知障害) 認知症
原因 脳の生理的な老化

脳の神経細胞の変性や

脱落、脳血管の障害

脳の神経細胞の変性や

脱落、脳血管の障害

もの忘れ

体験したことの一部を忘れる

(ヒントがあれば思い出す)

体験したことの一部を忘れる

(ヒントがあれば思い出すことが多い)

中等度以降の認知症では

体験したことをまるごと忘れる

症状の進行 あまり進行しない

認知症に進行する場合もあれば、

健常に戻る場合もある

だんだん進行する
判断力 低下しない 少し低下する 低下する
自覚 忘れっぽいことを自覚している もの忘れの自覚はあることが多い 忘れたことの自覚が薄れる
日常生活 支障はない

支障はあるが、何らかの工夫や

支援があれば自立できる

中等度以降の認知症では

支障があり、自立できない

引用:川畑信也:臨床医のための医学からみた認知症診療.医療からみる認知症診療 診断編(中外医学者)2019.p63を元に繁田雅弘先生(東京慈恵会医科大学名誉教授 医療法人社団彰耀会・栄寿庵診療所院長)作成

認知症予防につながる生活

認知症を予防する4つの習慣
認知症の予防は日々の生活から
  • 生活習慣病を予防しましょう
    • 高血圧や心疾患、脂質異常症や糖尿病、肥満は危険因子になることがあります。
  • 適度な運動を心がけましょう
    • 軽く汗をかく程度に運動し、脳の血流をよくしましょう。
  • 栄養バランスの良い食事を心がけましょう
    • 塩分を控えバランスよく食事を食べて脳を活発にしましょう。
  • 口腔ケアでお口の老化を予防しましょう
    • 口の中を清潔に保ち、自分の歯をできるだけ残し、よく噛んで食べるためのお口の機能も維持しましょう。    

認知症の分類と症状の一覧

認知症にはさまざまな種類があり、「アルツハイマー型認知症」を筆頭に、「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」の4種類が代表的です。

認知症の分類と症状の一覧
アルツハイマー型認知症 脳血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭型認知症
脳の神経細胞が少しずつ壊れ脳全体が徐々に縮んでいく 脳梗塞や脳出血などの病気により脳細胞が破壊される 脳の神経細胞に、レビー小体という異常なたんぱく質が多く集まり、神経伝達ができなくなる 脳の前頭葉や側頭葉が縮んでしまう
  • 認知機能障害(記憶や見当識)
  • 女性に多い
  • もの盗られ妄想や徘徊
  • 意欲の低下
  • 認知機能障害、意欲の低下
  • 男性に多い
  • 手足のしびれ、麻痺
  • 感情のコントロールがうまくできない
  • 認知機能障害(注意力等)
  • 男性にやや多い
  • 幻視、幻聴
  • パーキンソン症状
  • 睡眠障害
  • 意識の欠如(無関心、意欲低下)
  • 性差なし(若年に多い)
  • 抑制がきかず、暴力的になる
  • 同じ行動や習慣を繰り返す

若年性認知症について

65歳未満で発症した認知症を若年性認知症と言います。働き盛り世代にも起こりうる認知症は、社会や家庭でも重要な役割を担っている時期に発症するため、ご本人だけでなく家族の生活にも影響してきます。

こんなことに困っていませんか

  • 仕事で失敗が目立ってきた
  • 専門病院を探している
  • 会社を退職したので収入がなく不安
  • 仕事をしたい
  • 家から出る機会がない
  • 介護に疲れてしまった
  • 子どもの養育に不安がある
  • 職場や施設での支援方法が分からない

若年性認知症コーディネーターにご相談ください

若年性認知症コーディネーターは若年性認知症の方のニーズにあった関係機関や制度・サービスの担当者との「調整役」になります。若年性認知症のご本人やご家族への支援は、精神的・経済的なことを含め幅広く考えることが必要です。各種制度や関係機関と連携し支援します。

相談先

秋田県立リハビリテーション・精神医療センター

TEL:018-892-3751

FAX:018-892-3816(医療相談連携室)

時間:月曜日~金曜日 午前9時~午後4時(祝日、年末年始を除く)

もしかして認知症?と不安になったら

日常の暮らしの中で、認知症の始まりではないかと思われる言動を「家族の会」の会員の経験からまとめたものです。医学的な診断基準ではありませんが、暮らしの中での目安として参考にしてください。思い当たることがあれば、かかりつけ医などに相談してみることがよいでしょう。

家族がつくった「認知症」早期発見のめやす 出典:公益社団法人 認知症の人と家族の会

もの忘れがひどい

  • 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
  • 同じことを何度も言う、問う、する
  • しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
  • 財布、通帳、衣類などを盗まれたと人を疑う

判断力・理解力が衰える

  • 料理、片付け、計算、運転などのミスが多くなった
  • 新しいことが覚えられない
  • 話しのつじつまが合わない
  • テレビ番組の内容が理解できなくなった

場所・時間が分からない

  • 約束の日時や場所を間違えるようになった
  • 慣れた道でも迷うことがある

人柄が変わる

  • 些細なことで怒りっぽくなった
  • 周りへの気遣いがなくなり頑固になった
  • 自分の失敗を人のせいにする
  • 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた

不安感が強い

  • ひとりになると怖がったり寂しがったりする
  • 外出時、持ち物を何度も確かめる
  • 「頭が変になった」と本人が訴える

意欲がなくなる

  • 下着を着替えず、身だしなみを構わなくなった
  • 趣味や好きなテレビに興味を示さなくなった
  • ふさぎこんで何をするにも億劫がり嫌がる

もしかして認知症?と心配になったら早期受診・早期対応が大切です

  • 発症の原因によっては、早い段階で治療を開始すれば治る病気の場合もあります。(※脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など)
  • 認知症の分類によって治療方針や対応が違います。
  • 認知症の進行を遅らせることができる場合もあります。
  • 精神症状には原因や状況に応じた療法もあります。
  • 家族などが早期から適切に対応することで、穏やかな生活が継続され、介護負担の軽減につながることがあります。

相談機関

大仙市内各高齢者包括支援センター連絡先
名称 担当地域 電話

高齢者包括支援センター

(大曲庁舎内)

※大曲地区、花館地区、四ツ屋地区

0187-63-1111

高齢者包括支援センター南部

(大仙市社会福祉協議会本所内)

※大曲地区、内小友地区、西根地区、藤木地区、角間川地区 0187-88-8030

高齢者包括支援センター東部

(中仙庁舎内)

中仙地域・仙北地域・太田地域

0187-56-7125

高齢者包括支援センター西部

(西仙北庁舎内)

神岡地域・西仙北地域・南外地域 0187-87-3970

高齢者包括支援センター協和

(大仙市社会福祉協議会協和支所内)

協和地域 018-892-3838

ものわすれ電話相談(市立大曲病院)

もの忘れが気になっている方やそのご家族が気軽に相談できる電話相談窓口です。

受付時間 平日 午前9時~午後5時まで ※混み合っている場合はお待たせする場合があります。

電話番号 0187-63-9100 ※「もの忘れ電話相談」であるとお話しください。

大仙市役所各支所市民サービス課
名称 住所 電話
神岡支所 神宮寺字蓮沼16-3 0187-72-2111
西仙北支所 刈和野本町5 0187-75-1111
中仙支所 北長野字茶畑141 0187-56-2111
協和支所 協和境字野田4 018-892-2111
南外支所 南外字下袋218 0187-74-2111
仙北支所 高梨字田茂木10 0187-63-3003
太田支所 太田町太田字新田田尻3-4 0187-88-1111

大仙市社会福祉協議会
名称 住所 電話
本所 大曲通町1-14(健康福祉会館3階) 0187-63-0277
神岡支所 神宮寺字蓮沼16-3 0187-72-2948
西仙北支所 刈和野字本町5 0187-75-1145
中仙支所 北長野字茶畑141 0187-56-4670
協和支所 協和境字野田4 018-892-3532
南外支所 南外字下袋218 0187-74-2097
仙北支所 高梨字田茂木10 0187-73-7380
太田支所 太田町横沢字窪関南501 0187-88-2940

医療機関

精神科・神経科(精神科外来などでは、もの忘れについて受診、相談ができます。受診には事前の予約が必要です。)
名称 名称 電話

秋田県認知症疾患医療センター

(秋田県立リハビリテーション・精神医療センター内)

協和上淀川字五百刈田352 018-892-3751
市立大曲病院 飯田字堰東210 0187-63-9100
協和病院 協和上淀川字五百刈田277-1 018-892-2881
ケイメンタルクリニック 大曲通町10-8 0187-66-3020
サンメンタルクリニック 協和上淀川字中嶋33 018-838-4862
なごみメンタルクリニック 大曲船場町1丁目1-45 0187-73-7721
認知症サポート医(認知症の方を地域で支援する体制の中心的存在として、関係機関と連携を図り、認知症医療に関する助言を行います。)
名称 住所 電話
木村内科医院 大曲中通町3-3 0187-63-2070
生和堂医院 刈和野字清光院後15-2 0187-75-0318
大曲中通病院 大曲上栄町6-4 0187-63-2131
ささき脳神経外科・内科クリニック 大曲日の出町2-7-4 0187-63-1010
羽後長野駅前内科 長野字柳田59 0187-42-8255
大曲リハビリテーションクリニック 大曲住吉町1-17 0187-73-7900
秋田県医師会認知症診療ネットワーク協力医(認知症の予防や早期発見、治療等を通じて、認知症に関心を持ち、体制づくりに参画する医師が協力医として登録されています。)
名称 住所 電話
荒井医院 大曲上大町6-22 0187-63-2670
後藤内科医院 高梨字田茂木87 0187-62-1113

認知症の進行に合わせた支援とサービスの流れ(大仙市の認知症ケアパス)

ケアパスとは?

認知症は軽度~重度へと進行する可能性があります。ケアパスは認知症の進行に合わせて認知症の方とその家族が、「いつ」「どこで」「どのような」介護・医療等のサービスを受けられるのか流れをまとめたものです。

大仙市オリジナルのケアパスも作成しています。「もの忘れ相談ブック」をご活用ください。

大仙市の認知症に関する取り組みについて

認知症初期集中支援推進事業

認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けられるために、認知症の人やその家族に早期に関わる「認知症初期集中支援チーム」が早期診断・早期対応に向けた支援をします。

詳しくは「【認知症】認知症初期集中支援チームがサポートします!」をご覧ください。

認知症サポーター養成講座

認知症の方やその家族を温かく見守り、適切にサポートする応援者である「認知症サポーター」を養成します。

詳しくは「【認知症】認知症サポーター養成講座について」をご覧ください。

認知症カフェ

認知症の方とその家族、地域住民の方が出会い、話ができ、認知症について学ぶことができます。専門職に気軽に相談でき、認知症の方が地域とつながることができる場でもあります。

認知症行方不明者SOSネットワーク

行方不明の恐れのある認知症高齢者の本人情報を事前に登録して行方不明となった場合、警察や地域の関係機関と連携して、早期に発見・保護し、命と暮らしを守る仕組みです。

詳しくは「【認知症】大仙市認知症行方不明者SOSネットワーク」をご覧ください。

見守りシール交付事業「どこシル伝言板」

登録された方が行方不明になった際、衣類等に貼ったQRコードを読み取られると、家族等へ「発見通知メール」が届きます。QRコードを読み取ると、ニックネーム(普段呼ばれている呼び方)や注意すべきこと(例:耳が遠い など)などが表示され、対処方法が分かります。発見された方と家族等は、チャット形式の伝言板で情報交換ができ、お迎えまでのやりとりを迅速に行うことができます。

詳しくは「大仙市見守りシール交付事業「どこシル伝言板」について」をご覧ください。

健康おうえん手帳

自分の生活や健康づくりの取組などを記録できる手帳です。介護が必要な状態になったときなど、自分の家族・医療機関・介護サービス機関等関りのある方に大切な情報を共有できます。

詳しくは「【介護予防】「健康おうえん手帳」をご活用ください!」をご覧ください。