新規就農者研修施設の冬(令和7年度12月)- 大仙市農業振興情報センター
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新規就農者研修施設の冬(令和7年度12月)
新年あけましておめでとうございます。
今年は午(うま)年。午は太陽が最も高く昇る時刻を表す文字であり、活力・情熱・行動力の象徴とされています。また、2026年は60年に一度巡ってくる丙午(ひのえうま)の年となります。火の性質を持つ「丙」と、行動力を象徴する「午」が重なることで、情熱や勢いが高まり、太陽のようなエネルギーに満ち溢れた一年になると言われています。
研修生も就農に向けて情熱をもって農業に取り組む一年になることを願っています。
研修施設の様子




12月4日
さがえ西村山農協の農業者や職員が東部新規就農者研修施設を訪れ、新規就農者の確保や今後の農業について意見交換を行いました。
寒河江市は畜産やさくらんぼ、りんごなどの果樹栽培、稲作が盛んで、春から秋にかけて年間の農業収入を得る農業経営が主流だそうです。
寒河江市でも大仙市同様に担い手確保や新規就農者へのフォローアップについてなど課題があり、今後の農業について意見を交換しました。
意見交換会の様子


12月8日
冬期になると露地での栽培が難しくなるため、葉物が少なくなる傾向にありますが、当研修施設では、ビニルハウス内でコマツナやホウレンソウ、シュンギク等を栽培しています。
外気温が極端に低い日は、ビニルハウス内の温度が下がってしまい、栽培している作物が凍ってしまうため、加温機等を使用した温度管理が必要となります。
この日、東部研修施設では、10月下旬に播種をしたコマツナの収穫時期を迎え、甘くみずみずしいコマツナを収穫することができました。
収穫の様子




12月18日
大曲農業高校の「地域を支える人材育成事業」の一環として、将来的に農業関係の仕事や農業分野への進学を希望する大曲農業高校の生徒と当研修生との交流会を定期的に行っています。
この日は、秋に東部研修施設で行われた交流会に引き続き、今回は大曲農業高校を会場に開催されました。
【参照:10月24日(新規就農者研修施設の秋(令和7年度10月))】
大農生4~5名と研修生2~3名ずつが4班に分かれ、初めに班ごとに自己紹介と農業用語しりとりを行い雰囲気づくり。農業用語に限ったしりとりはなかなか難しく、悩むメンバーを見て他のメンバーがヒントを出す場面も見られました。
グループの代表者が、将来、農業にどのようにかかわるか、20才、30才、40才、50才そして60才にはこうなっている(マイプラン)という自分の理想像を発表。「北海道の大学の畜産科に進学し、将来はジャージー牛の観光牧場を起業したい」「家が米農家なので大学卒業後はコメ農家を継ぎたい」などといったマイプランに対し、研修生から「学生(時間がある)のうちにできるだけ多くの資格を取る」「牧場をイチからは始めるには資金が必要になる。資金を貯めることから始めたほうがいい」「農業はいつでもできるので、一度一般企業で働き、社会経験を積んでから農業を始めるのも選択の一つ」等のアドバイスをしていました。
最後に、大農の生徒の一人が、「秋田県の耕作放棄地の活用方法」について一年間研究した成果を発表してくれました。後継者不足や高齢化による農地の作付面積の縮減等が原因で、秋田県の耕作放棄地が年々増加傾向であることを知り、より良い活用方法は無いかということから、比較的栽培しやすい落花生に着目し研究を始めたそうです。
交流会後、研修生から「高校生の意見を聞いてアドバイスすることで、自分の課題を再認識することができた」「高校生ならではの意見を聞くことができ、視野が広がった」「研究発表で将来の秋田県の農業についてしっかり考えられていてすごいと思った」といった感想があり、高校生にも研修生にも互いに良い刺激となったようです。
グループワークの様子



12月22日
東部研修施設では、正月用松飾りのアレンジメント等に用いられる葉ボタンの栽培をしています。
お正月等の催事の際に用いられる品種の切り花は、出荷のタイミングがずれてしまうと、価格が大きく下落してしまいます。そのため、播種や開花のタイミングがとても重要になります。
年末の出荷に向けて研修生が播種を行い、JAの花き担当職員にも定期的に生育状況の確認等の協力を得ながら、需要期の出荷に合わせて収穫を行うことができました。
葉ボタンの収穫の様子




12月26日
西部研修施設では、市教育委員会主催による小学生対象の農業体験を行いました。
今回の参加者の中には、8月に行われたオープンデーにも参加してくれた児童も。
そこで体験の前に、西部研修施設の農業技術指導員の先生から施設について説明してもらいました。
西部研修施設には、48坪のハウスが4棟あり、冬期間も4棟フルに作物が植えられています。夏場にボックス(箱)でトマトを栽培しているハウスでは、トマトの収穫が終わってからボックスのままアスパラ菜を栽培しており、イスラエル製の「ネタフィム」という点滴かん水システムが導入されています。このシステムは、液体肥料が入った大きなタンクから、時間と量を設定して水と一緒にボックスまでチューブで流します。さらにチューブから細い管で水と液体肥料を点滴のように効率良く作物に与える点滴かん水もスマート農業の一つだと説明がありました。
その後、隣のハウスに移動し、アスパラ菜、シュンギク、ホウレンソウ、ストック(花)の収穫体験を行いました。研修生の手を借りながら、子どもたちは収穫用のはさみを持ち、カゴいっぱいに農作物を収穫していました。
子どもたちも「鍋に入れていっぱい食べる」「初めて収穫する作物がたくさんあって楽しかった」と感想を発表してくれました。
研修施設としても、今回の農業体験が農業に興味を持ち、将来の担い手確保の一助に繋がると考えています。
農業体験の様子






令和7年度11月の研修活動報告はこちらをご覧ください。
農業研修生を募集しています。
令和8年度通常研修の研修生を募集しています。
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大仙市農業基礎講座を開催しています。
1月より毎週金曜日の13時30分から農業基礎講座を開催しています。
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