「SDGs未来都市」とは

SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に、「経済」「社会」「環境」の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域として選定されるもの。

「SDGs未来都市」に選定

SDGsの達成に向けて優れた取組を提案した自治体の一つとして、大仙市が令和4年度「SDGs未来都市」に選定されました。

この度の選定を機に、市民・企業・団体の皆様と連携を図りながら、SDGsを原動力に、自然環境の保全や経済産業の振興、若者活躍や健幸づくりなどに取り組み、本市がSDGs未来都市像として掲げる「Well-beingにあふれ 未来に向けて持続発展する 田園交流都市だいせん」の実現を目指してまいります。

SDGs未来都市選定証

2022年度SDGs未来都市の選定について(内閣府地方創生推進事務局)(外部リンクのため別ウィンドウで開きます)

「SDGs未来都市」選定証授与式

令和4年5月20日、内閣府で「SDGs未来都市」選定証授与式が開催され、野田聖子地方創生担当大臣(当時)から市長に選定証が授与されました。

SDGs未来都市選定証授与式
SDGs未来都市選定証授与式集合写真

大仙市第2期SDGs未来都市計画

「SDGs未来都市」に選定された自治体は、国とも連携しながら、提案内容を具体化した「SDGs未来都市計画」を策定し、取組を推進することとしています。

本市では、令和4年度に「大仙市SDGs未来都市計画」を策定し、取組を進めてきたところでありますが、同計画の期限が令和6年度となっていることから、この度、令和7~9年度を計画期間とする「大仙市第2期SDGs未来都市計画」を策定しました。

引き続き2030年のあるべき姿の実現に向け、SDGsを原動力とした地方創生の実現を図り、未来に向けて持続発展するまちづくりを進めていきます。

計画概要

本市は、平成17年の合併以来、将来都市像である「人が活き 人が集う 夢のある田園交流都市」の実現に向けたまちづくりを進めてきており、生活水準や都市機能の向上が図られるなど、地域の維持・発展の素地を形づくってきましたが、依然として人口減少・少子高齢化が進行しており、産業の振興やその担い手の確保、若者の定住促進、人生100年時代を支える社会の形成などさまざまな課題が顕在化・深刻化しています。加えて、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大や不安定な世界情勢、それらを背景とした物価高騰、激甚化・頻発化する自然災害への対策や対応など、社会経済情勢が目まぐるしく変化する中、複雑多様化する行政課題や市民ニーズに的確に対応しながら、持続的に発展できるまちづくりを進めていく必要があります。

こうした状況を踏まえ、これまでの取組を着実に前に進めるとともに、古い価値観や固定観念にとらわれない新たな視点と発想に転換し、コロナ禍を経て大きく進展するDX(デジタルトランスフォーメーション)や価値観の変化に伴う若者を中心とした地方への関心の高まり、カーボンニュートラルに向けた世界的な潮流なども追い風に、地域全体の最適化を図りながら、SDGsを原動力に、「経済」「社会」「環境」の三側面における課題の解決に取り組んでいきます。

【2030年のあるべき姿】 Well-beingにあふれ 未来に向けて持続発展する 田園交流都市だいせん

本市の将来都市像である「人が活き 人が集う 夢のある田園交流都市」の実現を見据えながら、SDGsを原動力とした多様な主体との協働の取組を進めることにより、自然環境の保全・継承と、地域の強みを活かした経済・産業の振興を実現するとともに、市民がいきいきと輝き健康で幸せに暮らせる地域社会を構築し、Well-beingにあふれた未来に向けて持続的に発展する都市を目指します。

※Well-being…身体的、精神的、社会的にすべてが満たされた状態。多面的・持続的な幸福。

【経済面】 地域資源を活かした魅力ある産業が育まれ 多様な人材が活躍する活力にあふれるまち
  • 官民連携によるだいせんSEDプロジェクトの推進 ※SED…Sustainable Economic Development(経済の持続的発展)
  • 農業と食に関する活性化基本構想の推進
  • 地域資源を活用したツーリズムの推進
飢餓をゼロに
働きがいも経済成長も
産業と技術革新の基盤をつくろう

1枚目工場の全体写真、2枚目男の子と女の子がおいしいお弁当を食べている写真、3枚目賑わいのある街並みの写真

【社会面】 若者が躍動し市民一人ひとりがいきいきと輝き 健幸に安心して暮らせるまち
  • 出会いから結婚、出産、子育てまで切れ目のない支援の充実
  • スマート自治体に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
  • 健幸で安心して暮らせるまちづくり
  • 誰もが活躍できる環境づくり
すべての人に健康と福祉を
質の高い教育をみんなに
産業と技術革新の基盤をつくろう
住み続けられるまちづくりを

1枚目元気に踊る子供たちの写真、2枚目楽しく交流する大人たちの写真、3枚目自然の中で撮る集合写真

【環境面】 豊かな自然が守り継がれ誰もが安全・安心に暮らせる 人と環境にやさしいまち
  • カーボンニュートラルの推進
  • 豊かな森づくりの推進と林業の振興
  • 官民連携による災害に強いまちづくり
エネルギーをみんなにそしてクリーンに
住み続けられるまちづくりを
つくる責任つかう責任
気候変動に具体的な対策を
陸の豊かさを守ろう

画像:豊かな自然に囲まれた風景写真、2枚目豊富な木材の写真、3枚目災害時を想定した訓練に参加する人々の写真

三側面をつなぐ統合的取組

Well-beingの土台となる健幸づくりの推進
若者の活躍・定住に向けた仕組みと環境づくり
SDGsの実現に向けたひとづくり・まちづくりの推進

SDGsレポーター(学生3人)
持続可能な地域づくりの推進

 

自律的好循環の形成へ向けた制度の構築等

「秋田県SDGsパートナー」登録制度の活用

秋田県SDGsパートナーのロゴマーク

秋田県では、SDGsの取組を実施している企業・団体の皆さんを「見える化」し、官民一体となってSDGsを原動力とした持続可能な地域社会の実現を図るため、令和3年9月に「秋田県SDGsパートナー」登録制度を創設しています。

本制度を活用し、県全体の多様な主体とのパートナーシップを構築しながら、持続可能なまちづくりを加速させるとともに、オール秋田の一員としてSDGsの推進に貢献していきます。

詳しくは「秋田県SDGsパートナー登録制度」をご覧ください。

「大仙市SDGs取組宣言プロジェクト」の推進

SDGs取組宣言証

SDGsに関する取組を「見える化」し、その達成に向けた市全体の機運を高めるため、市民や企業、団体の皆さんからSDGsに関する具体的な取組を宣言していただく「大仙市SDGs取組宣言プロジェクト」を令和5年度から実施しています。

より多くの方にSDGsへの理解を深め、積極的に行動に移していただけるよう、本プロジェクトの推進により「SDGsの輪」をさらに広げていきます。

詳しくは「~ひろげよう“SDGsの輪”~ 大仙市SDGs取組宣言プロジェクト」をご覧ください。