8月24日に開幕する東京パラリンピックの聖火の採火式が、8月16日に払田柵跡にて行われました。この際に、まいぎり式という方法で火がおこされました。
まいぎり式火おこしというのは、こすり合わせた木の摩擦熱で火をおこす方法で、縄文時代におこなわれていたとされています。
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こちらがまいぎり式火おこし器です。縦の軸棒約1.2m、横の取っ手棒約1.5mで、火床は1mほどあります。
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これを写真のように紐を軸棒に巻きつけて、取っ手棒を素早く上下にリズミカルに動かします。そうすれば1分ほどで煙が上がってきます。火おこしは、重労働に見えますが、意外と軽く、力はそれほど必要ありません。
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黒い粉が見えますでしょうか?この削れた木の粉が火種です。こちらを枯れ草等に燃え移らせます。
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こちらが採火した火を灯したランタンです。これが東京パラリンピックの聖火となります。
採火式で使用したまいぎり式火おこし器はかなり大型のものですが、もっと小型のものが2~3,000円程度で販売されております。キャンプブームの今、まいぎり式火おこしをしてみてはいかがでしょうか?