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秋田県大仙市公式ブログ

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「行動する勇気」学んだ3時間

7月13日、おおたコミュニティプラザ和室で、太田地域の民生児童委員12名が救急救命講座を受講しました。
講師は大仙消防署東分署の救急救命士 田畑佳則さんと消防士の木村直哉さんのお二人。
人形や訓練用の器具を使い、「心肺蘇生法」と「AEDの使用法」について学びました。
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初めに、心肺蘇生法の講習です。
一通り流れが説明された後、6人ずつ2グループに分かれ、講師が見守る中、互いにアドバイスしたり動きを確認し合ったりしながら和やかな雰囲気で、一人一人実践していきます。
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講師の田畑さんより、「マッサージするリズムは一分間に100回~120回くらい。これは皆さんも聴いたことがある歌、『地上の星(中嶋みゆき)』や『世界に一つだけの花(SMAP)』のリズムとだいたい一緒。分からなくなったら思い出してください」など、各手順のコツやポイントが分かりやすく説明され、受講者の理解を促します。
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心肺蘇生法の後は、訓練用具と人形を使ってAED操作法の講習に移ります。
ここでは、AEDを安全かつ効果的に使用するため、様々な状況下を想定しての練習が行われました。
グループ内で、心肺蘇生をする役とAEDを操作する役の2人一組となり、
「もしも倒れている人がネックレスをしていたら・・・」
「周りに取り乱した親族がいたら・・・」
「対象者の体が汗で濡れていたら・・・」
というようなトラブルシチュエーションに応じた対応を実践します。
講師はその横で、時にはアドバイスし、時には迫真の演技で取り乱した親族役を演じるなど訓練をサポートしました。
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研修を終えて、髙橋智子さんは「今までも同様の講座を受講してきたが、今回のように様々なシチュエーションを想定し、臨場感を持って皆で積極的に取り組めたのは初めて。対象者への対応や処置はほぼ同じだけれど、本来であればさまざまな外的要因が絡んでくるのは当然のこと。新鮮な気持ちで取り組めた良い講習だった」と振り返ります。bIMG_9005
また、髙橋稔さんは「かつて3回受講したことがあるが、やはり日常的に実践することが無いので、万一の時役立てられるように学んでいる。現場に出くわした時のことを思うとやはり不安で、『果たして自分が処置していいものかどうか』この見極めのポイントが難しい。場数を踏まなければ思い切って動けないと思うけれど、そんな自分でも誰かが処置しているときの補助など、人命を救う力にはなれるかもしれないので、そのために今後も研修を受けていきたい」と語ります。
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講師の田畑さんによれば、昨年度、秋田県内で心肺停止の搬送は250~300件くらい。
その多くが、家に帰ったら家族が倒れていたようなケースが多く、実際に人が倒れその場にいた人が心肺蘇生を行った例はあまりないのだといいます。
ただ「講習を通じて、一刻を争う救命措置の緊迫感を少しでも伝えたい。そして講習で習ったすべてとは言わず119番して消防に指示をもらうという行動だけでもいいので勇気を出して救命への第一歩を踏み出してもらえたら嬉しい」と講師としての想いを語ります。
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会長の髙橋善衛さんは、「我々は救急のプロではないけれど、知識や手順を学んでおくことで、誰かを助けたいという想いを行動に移すことができる。そのためには繰り返し講座などで練習を重ねるのが大切」と、今後も民生児童委員で講習を受けて行きたいと意気込まれていました。bIMG_8995
もし、自分の目の前で倒れたり、苦しんだりしている人がいるとき、「助けたい、何とかしなければ」という思いと、「もし悪化させたらどうしよう」という不安が頭をよぎってしまうかもしれませんが、今回受講したすべてをやらなくても、迷わず勇気を出して一刻も早く119番をするだけで、対象者の蘇生率を上げることができます。

救命の方法だけでなく、誰かの命を救う「心構え」と、第一歩を踏み出すための「勇気」を学んだ貴重な3時間でした。

安全安心のまちづくりのため日々努力!

7月2日、南外体育館前に朝早くから南外地域消防団員が集結しました。この日のために日々練習を積み重ねてきた団員たち。大会会長代理で出席された佐藤副市長からは「消防団員は市民の財産と生活を守る役割を担っている。安全安心のまちづくりのため取り組んでもらいたい」と激励の言葉をいただきました。

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DSC_0031小型ポンプ操法の部は各部から6隊、規律訓練の部は各分団から3隊が出場して実施しました。

小型ポンプ操法はそれぞれの役割が一つ一つ重要であり緊張感が漂いました。規律訓練はみんなと息を合わせ揃えることの大切さをしみじみ痛感した時間でした。

見どころは何といっても筒先で絞り込んだ水流を的に当てるところです!真剣な眼差しは南外地域、強いては大仙市を守る誇らしい勇気ある姿に見えました。

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どの団員も最後まで健闘しました!結果は次のとおりです。

【小型ポンプ操法の部】     【規律訓練の部】

1位 1分団2部         1位 1分団

2位 2分団2部          2位 3分団

3位 2分団1部          3位 2分団

4位 1分団1部

5位 3分団1部

6位 3分団2部

 

評価は・・・・

◯小型ポンプ操法・・・団員の気迫が伝わり成果が十二分に発揮されていた。安全性を重視した結果、全体的にスピードが遅くなり時間がかかった。若手団員への引き継ぎをきちんとしてほしい。

◯規律訓練・・・基本動作であり行動力・団結力を持って更なる向上に努めてほしい。

小型ポンプ操法及び規律訓練は、どちらも第1分団が優勝し郡大会へと駒を進めました。おめでとうございます!!

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そして7月16日、南外代表の第1分団が大仙仙北美郷支部消防操法に出場しました。団員一人一人、練習の成果を発揮し精一杯がんばりました。

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結果は小型ポンプ14位(14隊中)、規律訓練13位(14隊中)。突然の雨にも負けず団結力をもって取り組んでいただいたことに敬意を表したいです!本当にお疲れさまでした。

これからも安全安心なまちづくりのためよろしくお願いします!!

 

 

 

 

 

 

『第二楽章』男鹿和雄展 開催中

アニメーションの背景画家で、「となりのトトロ」などのスタジオジブリ作品で美術監督を務める男鹿和雄さんは、なんと太田の出身です。「トトロ」のノスタルジックで暖かいシーンを思い浮かべると、なるほどどことなく太田を想像しちゃいますよね。男鹿さんは、太田町三本扇に生まれ、高校3年生まで太田で暮らしました。暖かい風景画の源はここ太田で培われたと、太田に暮らす私たちは信じています。

 

この度、7月15日から8月20日までを会期として、大曲交流センターを会場に『第二楽章』男鹿和雄展が開催されています。『第二楽章』は、女優の吉永小百合さんが反核平和を願いボランティア活動として続けている朗読活動に、男鹿さんが挿絵を担当したものです。今回は、その『第二楽章』の挿絵原画や、広島・長崎・沖縄・福島など現地を取材したスケッチ資料の展示がされています。

 

7月14日は、オープニングセレモニーと内覧会が行われました。

オープニングセレモニーで老松市長は「大仙市は平成17年に非核平和都市宣言をし、平成19年からは中学生の非核平和レポーターの派遣を行っている。昨年は平和祈念フォーラムを開催しており、この度、大仙市で『第二楽章』が開催されることは大変意義深いものと思う。平和への想いを新たにしてもらう良い機会となる」と挨拶。

また、男鹿和雄展の開催にご尽力くださった、スタジオジブリの橋田イベント事業室長は「男鹿さんはジブリにとって宝。絵の空気感からわかるように、男鹿さんの心の中に秋田の風景が残っている。男鹿さんが大事にしている秋田で開催できて良かった。子ども達にも夏休み中に訪れ、楽しんでもらいたい」と話してくれました。

そして男鹿さんは「私が子どもの頃、太田はまだ村だった。子どもの頃の自分にとって、大曲は駅前の賑やかさが思い出され、東京のようなところだった。その思い出のある大曲で展示会を開催できることを光栄に思う。原子爆弾や戦争、大震災など、大惨事が起こるたび多くの人が亡くなる。吉永さんは、そのことを声高に叫ぶのではなく、静かに語り継いでいる。挿絵を描くことで活動の力になればと描きつづけてきた。展示の中に、第五福竜丸の絵が2点ある。これは昭和29年マグロ漁の最中に水爆実験の放射能を浴びた漁船を描いたもの。廃船となったのち、現在も東京都の夢の島に展示されているが、『この世界から核がなくなるまで航海中』とある。修学旅行生が多く訪れているが、秋田県からの修学旅行生はまだ訪れていないようだ。ぜひ、訪れてもらいたい」と穏やかにユーモラスにお話ししてくださいました。 IMG_4067

セレモニーの最後は、テープカット。関係者でオープンを祝いました。 IMG_9928

 

その後、待ち望んだ内覧会です。

展示会場は、「福島への思い」「ヒロシマの風」「長崎から」「沖縄から」の4つのコーナーに分けられ、展示数は100点を超えています。優しいタッチにも、もの悲しさや憂いが感じられる絵が並びます。男鹿さんの人柄の穏やかさが絵にも表れるのでしょうか、決して悲壮感はなく、優しくキュッと心が握られるようなそんな雰囲気に包まれた会場となっています。関係者の皆さんは、男鹿さんやジブリの橋田さんの説明を聞きながら、ゆっくりと見て回りました。 IMG_9949IMG_4091

 

そして、同時開催の「秋田、遊びの風景」展。 IMG_4120

こちらは、展示会場の向かいに、スペースを違えて開催されていますが、地元の方はこちらも忘れずにご覧いただきたいと思います。「あ、ここは!」と思う場所や、「あぁ~、こうだった」と思う場面、「この感じ、なつかしい!」という感動がたくさんあります。 IMG_4116

 

会期初日の7月15日には、午前中に男鹿さんの「サイン会」があり、午後はワークショップ「平和を願う折り紙体験」が開催されました。

ワークショップには、おおた児童クラブの皆さんなど、子どもから大人まで約50人が参加。大きな色模造紙を使用し、沖縄の海を泳ぐウミガメを折りました。なかなか複雑な折り方で、男鹿さんやジブリの皆さん、生涯学習課の職員が先生役になり、各テーブルをまわり指導してくださいました。 IMG_0003

模造紙を折り進めると、なかなか厚くなり、折り目をつけるのも、力が要ります。子どもは先生のお手本を見て、どんどん進みますが、大人はお手本を見てから自分の模造紙をみると右か左も迷ってしまいます。1時間ほどかけて、ウミガメの出来上がり。サイズ感、工程ともに超大作ができました。参加者は、作ったウミガメをもって、男鹿さんと思い思いに記念写真を撮りました。 IMG_0011

 

ジブリ作品を通じて、今や全国的にそして世界的に評価を得ている男鹿さんは、まさしく太田の誇りです。実際にお会いできる機会となった今回の作品展・サイン会そしてワークショップで、接すれば接するほど、絵の優しい感じは男鹿さんのお人柄そのものだと感じました。気さくにそして穏やかに、しかも秋田の方言を使ってお話をしてくださる男鹿さんをより身近に知ることができ、作品もますます好きになりました。

『第二楽章』男鹿和雄展、そして「秋田、遊びの風景」展は8月20日まで開催しています。ふるさとの偉人・男鹿和雄さんの作品を、この機会にぜひご覧ください。心の栄養になること、間違いなしです!

ドンパンふるさと中仙会総会で笑顔はじける

平成29年7月2日(日)グランドプリンスホテル新高輪において「ドンパンふるさと中仙会総会」が開催されました。

総会では昨年度の活動報告、収支決算、今年度の活動計画、収支予算が承認された後、役員改選があり、新会長に三浦功氏が就任し、前会長の相模氏は名誉会長になりました。これからもよろしくお願いします。

DSCN7361相模名誉会長より

 

新会長より少しでも郷土に貢献できるようにと思いを込めて、「ふるさと納税」を老松市長へ手渡しました。

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三浦新会長よりふるさと納税

 

総会会場の外では、中仙の特産品がテーブルいっぱい並び、そして、毎年のことながら「ふるさとの味」はいつになっても忘れることはありませんね♪♪特産品は飛ぶように売れました。

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今回残念ながら出席できなかったふるさと中仙会の方、また、会員でない方も、ふるさと中仙会では総会をはじめ、なべっこ会など楽しい企画盛りだくさんで活動しています。

総会時やなべっこ会で久しぶりに会う仲間と、ふるさと中仙の昔話と地元のお酒で楽しいひとときを過ごしてみませんか。

”えがお”はじける「ドンパンふるさと中仙会総会」となりました♪♪

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全国大会も全力応援!!〈市内の子どもたちが作成、チームの応援旗〉

ついに、ついに、やってきました。
この小さな街、神岡生まれの『500歳野球』が…
全国大会として開催される、記念すべき第1回目を迎えようとしています。

昨年のプレ大会の時季は、この全国大会をPRしようと動画作成に燃えておりました(超大作完成)。
全国の野球関係者にDVDを配布したり、YouTubeに動画をアップしてみたり、きっと全国大会に参加する気運を高める効果があったんじゃないかと考えられます。

そして、今度は神岡生まれのこの競技を楽しんでプレーしてもらうため、大仙市に来てくれた選手たちを お・も・て・な・し したい!
…と、なったわけです。

そのうちの1つが、この応援旗です。
始まりは、プレ大会の時、神岡小学校の皆さんが選手を応援するために考えてくれた方法でした。

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今回は、市内の小学校それぞれが、チームにつき1本を作成してくれました。
子どもたちが1チーム、1チームに特別な思いを込めたオリジナルののぼり旗です。
出場する32チームすべてに、チームの地元を調べながら頑張って作りました。

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応援旗は、全国大会の開会式でプラカードとともに選手団を先導し、それぞれのチームに贈られる予定です。

500歳野球発祥の地、神岡からの お・も・て・な・し 。
さあ、開会式まであと1日!!

学童野球県大会、優勝報告!!

みなさん、こんにちは!

西仙北地区の広報担当です。

7月に入り、いよいよ暑さも本格的になってきました。

連日、30℃越えの真夏日が続いています。みなさん、暑さに負けていませんか?水分をこまめに補給し、夏バテ対策をしましょう!

 

さて、今回、この夏の暑さに負けないほどのホットな記事です!

学童野球の県大会で優勝を勝ち取った西仙北B.Cスポーツ少年団の選手と監督が支所へ優勝報告に来た様子をレポートします。

 

7月6日(木)、西仙北B.Cスポーツ少年団の選手3名と、監督が優勝報告のため支所を訪れました。

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今回、チームが優勝した大会は 第37回全日本学童軟式野球秋田大会(県軟式野球連盟、秋田魁新報社主催、潟上市後援、日本マクドナルド協賛)です。

7月2日(日)、潟上市の長沼球場で牛島(秋田市)と決勝戦を行い、西仙北が2対0で牛島を下して初優勝を飾りました。

今回、佐々木支所長に挨拶に訪れたのは、主将の佐々木隆之介選手(ファースト)、小山田翔選手(ピッチャー)、渡部栄輝選手(ショート)の6年生の3名と、田村威志監督です。

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選手たちは佐々木支所長へ優勝報告や、応援してくれたことへの感謝の気持ちを述べました。チームのカラーが一番出た試合はどんな時だったのかと支所長に訊かれ、準決勝(対藤里)で12点勝ち取った時が気持ちよくプレーできたとのことです!

また、試合で苦しかった場面はどう乗り越えたのかという質問に対して、佐々木選手は、「苦しい時に打てたから、いい流れができた。監督の言うとおりに練習してきたことを思い出し、プレーしたことでピンチを乗り越えた。」と述べました。選手たちが一丸となってピンチを乗り越え、監督の指導と選手の思いがチームを優勝へ導いたのだと感じます。

今後、8月10日から16日にかけて開催される全日本大会(東京・神宮球場)に出場する予定で、「打って、走って、たくさん勝ちたい」と、試合へ向けての抱負を語りました。

県大会で優勝した勢いのまま、全国大会でも頑張ってほしいものです!!

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※左から、佐々木支所長、渡部選手、佐々木選手、小山田選手、田村監督

 

追記:9日(日)には、地域の方々に優勝の報告と、応援の感謝の気持ちを込めて、西仙北全町で凱旋パレードが行われました。

浜口優花さん「感謝の想い、歌に込めて」

先月、大曲市民会館で「第29回秋田おばこ節全国大会」が開催され、県内外から総勢130名が参加し、大賞の部、熟年の部、年少の部の3部門に分かれて、自慢の喉を競いました。

その大賞の部で、見事優勝を果たしたのは太田地域在住の浜口優花さん。
浜口優花さんは、現在13タイトルある民謡全国大会のうち、「秋田おはら節全国大会」や「生保内節全国大会」など8タイトルを取得しており、秋田県の民謡界で注目を集める若手の一人です。
2年前には、太田地域の夏の大イベント「太田の夏まつり」にもご出演いただき、多くの観衆の前でまつりを盛り上げてくださいました。
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優花さんはもともと同市角間川町のご出身で、結婚を機に太田地域に移住。
現在は夫と2人の子ども、そして夫の両親と3世代で暮らしています。

仕事や家事・育児をする傍ら、民謡歌手として数々の全国大会へ出場し、目覚ましい成績を残されている優花さんですが、今回の秋田おばこ節全国大会は特別思い入れのある大会だったそうで、授賞式では思わず涙してしまう場面がありました。

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その涙の理由、そして唄い手 浜口優花さんの強さの秘訣とは…
この度、直接お話しを伺うことができました。

優花さんは、舞台関係の仕事をしていた母親と、民謡好きの祖母の影響で、小さいころから民謡を聞いて育ちました。
小学4年生(9歳)の頃、母から勧められ、美郷町で開催された「長者の山全国大会」に出場し、自身初の大会出場にして優秀賞を受賞。
これをきっかけに民謡歌手としての道を歩み始めることとなりました。

歌唱力に磨きをかけること18年。
中学生までは年少の部、高校生からは一般の部に出場し、経験と実績を積み上げてきました。
自分の一番の持ち味は「人一倍の研究心」だといい、「音源や映像で上手な人の歌をひたすら研究し、自分に不足しているところを徹底的に磨く」という地道な努力に、人一倍力を注いできたそうです。
ご結婚され2児の母となってからは、仕事や家事・育児に勤しむ毎日。
独身だったころに比べて歌の練習に費やす時間があまり取れなくなってしまいましたが、一方で、大会では以前よりもいい成績を残せるようになったのだとか。

優花さんはその背景に、「家族」の大きな存在を感じているのだそうです。

優花さんにとって「秋田おばこ節全国大会」は、高校一年生から毎年欠かさず出場し続けるもなかなかタイトルを取る事ができず悔しい思いをしたり、上手な歌い手を沢山見たりしてきた思い入れの深い大会。
今回は出場を決めたものの、大会直前までほとんど練習の時間が取れず、実際に追い込みをかけたのは大会直前になってからでした。
特に前日はほぼ一日中部屋にこもって歌の練習に費やしたそうで、その間は旦那さんと旦那さんの両親が家事・育児をやってくれたのだとか。
優花さんは「自分が今こうして歌を歌っていられるのは、民謡について理解し支えてくれる家族がいるから。民謡を歌っているときは個人戦だけれど、本当はそうじゃないんだと思えるようになった」と今の心境を語ります。

また、「長く歌を続けていると、壁や苦難に当たって時に思いつめることがある。前までは『乗り越えるのは自分自身』と思ってやってきたけれど、今ではついネガティブになってしまう自分に寄り添って励ましてくれる夫や、結果を持って帰ったとき『おめでとう』と言ってくれる子どもたちがいる。大会の結果も大切だけれど、今は大会へ出かけるとき『いってらっしゃい、頑張って』と送り出してくれる家族ができたことに、民謡をやってきてよかったと思えている」と、家族へ想いを寄せます。

授賞式で流した涙は、念願の初優勝を果たした喜びはもちろん、支えてくれた家族や周りの人たちへの感謝の気持ちの表れでした。

 

DSC_1559家族の応援を推進力に、既に次なる目標へと向かっている優花さん。
今度は10月1日に大曲市民会館で開催される「東北民謡選手権」に、なんと秋田県代表で出場されるそうです。
今度はどんな良い知らせを聞かせてくれるのでしょうか。
引き続き、浜口優花さんの活躍に注目です。

ふるさと神岡に思いを馳せて…〈第38回東京嶽雄会総会・懇親会にて〉

7月9日(日)、首都圏在住神岡地域出身者による集まり『東京嶽雄会』の総会・懇親会が開催されました。

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会場のアルカディア市ヶ谷には、会員50名、来賓13名が集結です。

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この『東京嶽雄会』ですが、参考までに去年1年間の活動内容をご紹介しますと…

4月 役員会
5月 大仙市ふるさと会懇話会
役員会
7月 嶽雄会総会
8月 神岡野球スポーツ少年団 全国学童野球大会応援
9月 神岡南外花火大会協賛
10月 各ふるさと会との交流会
11月 大仙市物産フェア
3月 神岡ミニバスケットボールスポーツ少年団 全国ミニバスケットボール大会応援

と、地元神岡へたくさんのお気持ちを注いでいただいています。

会員の平均年齢はちょっと高めのようですが、『東京嶽雄会』では常時新規会員を募集しているそうです。
ご希望の方は神岡支所市民サービス課でもご案内しておりますので、お声がけくださいね!

活発な意見、ありがとうございました。

6月26日、南外コミュニティセンターで南外地域市政懇談会が行われました。「より開かれた議会を目指して」を目標に開催され総勢40名を越えた市政懇談会となりました。

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千葉議長のあいさつの後、大仙市の予算や議会内容について説明が行われた後、市民からの意見・要望をいただきました。各地区の課題について南外地域の現状を活発に発言した市民。主な内容は西板戸築堤事業、消防署新築工事、山間部居住者の10年後、下水の加入率についてです。

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議会は地域の課題を受け止め、安心して暮らせるまちづくりとなるよう約束し閉会となりました。

年1回でありますが、毎年市政懇談は開催されますので、来年も多数の参加者をお待ちしております。

 

 

第2回 なんがい青空市開催!

6月25日、南外支所前で第2回目の青空市が開催されました。

今回の目玉商品は新鮮なたけのこ!量り売りの1キロ500円は大安売りで販売開始から約30分で完売となり大人気でした!

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また、JA営農センターによる、たらこや筋子販売、地元パッチワークグループによる手作り小物・バック販売などなど先月よりもたくさんの品揃えがありました。女性にとっては必要不可欠であるバックも大人気!野菜販売の人気も劣らず繁盛していました。

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先月大人気だったわらびも即完売!山菜類は根強く大好評でした!時期的に次は新鮮な地物の野菜でしょうか。

第2回目も繁盛した青空市。「来てよかった!」と喜んでもらえるよう、これからも各団体と協力しながら取り組んで参ります。一般参加受付も随時募集中です。お気軽にお電話ください!

次回は7月23日(日)ですのでお見逃しなく!人気商品はすぐになくなりますのでお早めに足をお運びください!お待ちしてます。

 

 

 

 

 

 

田んぼのパッチワーク

梅雨と言えども、大仙市ではここ数日30度超えの気温をマーク。熱気と青空が広がっています。

先週降った雨を吸込み、その後太陽の恵みをガンガンに浴びる田んぼは、緑が色濃くなってきています。

7月10日、太田庁舎の3階屋上から北側に広がる田んぼをパチリとしてみました。IMG_8975

畦畔が縫い目のように、そして緑と黄緑と茶色の布を組み合わせたかのような大きなパッチワークに見えました。

美味しいお米になるまでに八十八の手間がかかると言いますが、これからの季節も水の管理・除草作業・防除など農家の皆さんの田んぼの管理は続きます。今の時期は、稲にとって水と太陽をたっぷり受けてスタミナをつける時期のように映ります。暑さを避け、朝に夕に、草刈り機の音が響き、畦畔の除草作業があちこちでみられます。雑草に負けない稲の成長は緑の濃さにも表れ、生命力に満ちています。

よく見れば、作り手が違えば育て方も違うのか、田んぼの緑の色もそれぞれです。減反のせいだけでなく、稲の緑色も微妙に違うことから、パッチワークのように見えるのかもしれません。

いつも近くにある田んぼも、見る角度を変えると、また特別な感じに見えますね。今の季節ならではの、自然の美しさを感じながら、農地を守る農家の皆さんに感謝の気持ちを新たにしました。

これからますます暑くなります。農家の皆さん、農作業時は十分に熱中症にご注意くださいね。

ザリガニ釣りで交流を深めよう!

CIMG87406月22日、つきの木こども園近くの沼で子どもたちの歓声が沸き起こりました!

そこでは神岡のすくすくだけっこ園児とつきの木こども園児とのザリガニ釣りを通した交流会が開かれていました。この日は絶好のザリガニ釣り日和で、心地よい暖かな日差しの中、たくさんのザリガニを釣ることができました。

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CIMG8720エサはやはりスルメ!!釣れるまでジッと我慢。我慢。子どもたちの集中力はすごいです!

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平均で3匹くらい釣ることができたようでザリガニを友達と見せ合いっこ。

たくさん釣れた子で8匹ぐらい??だとか。すごい釣り名人!!

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この日はすくすくだけっこ園児との交流を深めることができ、自然の中で生き物との触れ合い体験をすることもでき、有意義な一日だったと思います!

釣ったザリガニは自然に返しましたが数匹は各園に持ち帰って大切に飼育されています。

 

「攻め」と「守り」の防災教育〈平和中学校で避難所開設訓練を実施〉

7月2日(日)、今年も平和中学校で避難所開設訓練が行われました。
「攻め」と「守り」の防災教育、この日は「守り」の体験学習です。
5回目の実施となる今回も、神岡地域に全戸配布でご案内したところ、40名ほどの住民の方にご協力いただけました。
本当にいつもありがとうございます!

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さて、訓練の模様です。
午前9時頃、市内を震源とする直下型の強い地震が発生した想定で、まずは「シェイクアウト」。
「まず姿勢を低く(ドロップ)」「頭を守り(カバー)」「動かない(ホールド・オン)」で自分の身を守ります。

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一度校舎の外へ集合し、教職員が校内の安全を確認できると、いよいよ避難所開設です。
設営を行う校舎は訓練のため停電状態で、体育館はけっこう薄暗いという印象でしょうか。

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各班に分かれ、避難者の受け入れのためにそれぞれが役割を果たしています。

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水は高架水槽にある分を使い切るとなくなってしまうので、給水車から配給です。

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水やガスの供給を受けた避難所では、炊き出しという仕事も必須ですね。

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避難者を受け入れた後も、健康状態のチェックや配膳など役割はたくさんあります。
エコノミークラス症候群予防のために、水分の摂取をすすめたり、一緒にからだを動かす時間を設けたりと、工夫もみられました。

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そして開設した避難所は、市や住民団体の代表等へ引き継がれ運営されるという寸法です。
今回は、災害時もそうでない緊急時も役に立つ「けがの初期手当て」について方法を学べる講習をその場で開催しました。

災害はいつ起こるか分からない、だからこそいつでも備えておかなければならない…。
「たくましく生き抜く力」、「他を思いやる心」を育みながら、「社会で役立つ力」をもった生徒を育てる
体験的な活動が十分に生かされた「心の教育」は、生徒の財産となるに違いありません。

「実際に災害が起きれば、中学生は保護者に引き渡され、避難所を開設するなんてことはない。無駄ではないか」
そんなご意見も過去にはあったと伺っています。
しかし、考えてみていただきたいのです。
中学生はいつまでも中学生ではありません。
地元で受けた教育が、生徒たちの未来の我が身を守るかもしれないのです。
我が身を守ることは、他人のいのちを守ることにもつながっていきます。
たとえ先頭にたって避難所を運営することが無くとも、避難者としての行動や日頃の備えにその体験が生かされるのではないでしょうか。

今後とも地域の皆さまのご理解、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします!

太田テニスコートに Newベンチ

東北地方の郵便局の局長さん達で構成する「一般財団法人東北地方郵便局長協会」という組織があります。郵便事業の発展のみならず、地域貢献事業に力を注いで活動されています。

この度、太田・中仙・美郷地域を範囲とする「東北地方郵便局長協会仙北東部会」の皆さんから、太田のテニスコートにということで、ベンチを4脚、寄贈していただきました。

太田テニスコートは横沢地区の「太田スポーツパーク」にあり、平成12年に整備された、砂入り人工芝の透水性オムニコートです。コートは6面あり、休憩所・トイレ完備のうえ、合宿に利用できるクラブハウスも併設されているため、大会や合宿に利用頻度の高い施設です。

 

6月29日、太田郵便局にて、ベンチのお披露目と贈呈が行われました。 六郷郵便局、太田郵便局、長信田郵便局から局長さんが参集し、太田支所からは支所長と公民館長が訪れました。 IMG_8803

 

「仙北東部会」の部会長である鈴木秀則六郷郵便局長は、「郵便局は地域住民がお客様なので、お客様への還元ということで、地域貢献事業をがんばっている。今回は太田郵便局長さんのたってのお願いで太田のテニスコートにベンチの寄贈を決めた。雨風に強い長持ちタイプのベンチを用意したので、有効に使用してもらいたい」とあいさつ。

贈呈に合わせ、千葉登一太田郵便局長は、自らベンチを組み立ててくださっていました。「丈夫でいいベンチが用意できた。組み立ても簡単。太田郵便局にはテニス部OBの職員もいる。テニスコートで長く使ってもらいたい」と語ってくれました。

「仙北東部会」では、昨年は美郷町のラベンダー園にベンチを寄贈しており、以前には不法投棄の看板をつくり寄贈したこともあるそうです。生活・観光・スポーツと地域住民の様々なニーズに合わせた貢献活動を実践していること、そして毎年続けてくださっていることは大変ありがたいことです。

 

ベンチの寄贈を受け、煤賀義博支所長は「太田のテニスコートは大会時には多くの人が訪れる施設。開設時に整備されたベンチもその後はなかなか手を加えられず、雨風で弱っていたため、大変ありがたい。大事に使用したい」と感謝を述べていました。

この新しいベンチは、試合や大会の時、応援者や観覧者が利用できるように、テニスコートに配備されます。大事に使用していきたいため、テニスコートの使用がない時は、物置で保管します。

局長の皆さん、本当にありがとうございました。大事に使用させていただきますね。

テニスコートは横沢公園にも隣接しています。公園を訪れた方も、これからは、テニスボールの弾む音や、応援の声が聞こえたら、Newベンチに腰かけてテニスのプレイも楽しんでみてください。

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さくまろ館の開館式が行われました!!

6月27日(火)に、仙北庁舎隣に建設された大仙市史跡の里せんぼく「さくまろ館」の開館式がさくまろ館前で行われました。

仙北庁舎の付帯施設として建設された「さくまろ館」は、平成28年度末の完成後は、市の会議等に使用していましたが、今後は市民の皆様にもご利用いただきたく、平成29年6月議会定例会において設置条例を可決いただいたところです。

建物の外観は、史跡の里せんぼくを代表する文化的観光拠点の1つである国指定史跡「払田柵跡」をイメージしており、また市民の皆様に親しんでもらうために、仙北地域のマスコットキャラクターである「柵麿呂(さくまろ)くん」を名称に反映しています。

招待した柵麿呂くんも開館式に出席してくれました。

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テープカット後は、さくまろ館は非常時には避難所等の防災機能を備えているということもあり、「大仙市の防災体制について」~東日本大震災等から学ぶ身近な防災対策~について、大仙市総合防災課の郡山 茂樹 防災危機管理監による記念講演がさくまろ館の大研修室で行われました。

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講演では、冒頭に救急情報キットの作成についてお話しいただきました。

救急情報キットは、あらかじめ本人が救急時に必要な情報をキット(容器)に入れておくことで、緊急時(大規模災害による負傷や急な発病等)に、本人が救急隊へ既往症等の説明をすることが出来ない場合でも、迅速かつ適切な対応を受けることが期待できるものです。

救急情報キットの使用方法は、

  1. 救急情報シートに情報を記入
  2. 救急情報キットの中に入れるもの(記入した救急情報シート、保険証、診察券、お薬手帳等の写し)を準備
  3. 救急情報キットの中に準備したものを入れる
  4. 冷蔵庫の扉側(飲料水などを保管しておくところ)に保管
  5. 冷蔵庫にシール(救急情報が冷蔵庫に入っています)を貼る
  6. 玄関の内側にシール(救急情報が冷蔵庫に入っています)を貼る

 

また、東日本大震災での実例を紹介していただき、身近な防災対策や避難の心構えとして、

・寝室に、背の高い家具やガラス付きの家具は置かない

・ガラスの破片等でケガをしないために、ベットや布団の脇にスリッパか靴と軍手を準備する

・家具を固定し、重いものは低いところへ

・テレビやラジオなどで、震度、震源地や雨・台風などの最新情報を確認する

・避難場所とルートを確認し、移動する時は狭い道や塀ぎわ、川べりを絶対に避ける

・単独避難は非常に危険なので、できる限り、近所や支援者と一緒に避難する

などを話していただき、常日頃からの備えの重要性を再認識することができ、防災意識も高めることができたと思います。

講演終了後は、出席された仙北地区民生児童委員、日本赤十字社大仙市地区仙北分区、災害予防組合役員・連絡協議会員の皆様に、大仙市餅つき道場の名人がついた祝い餅とアルファ米を使用した防災備蓄品の非常用食品を配って解散となりました。

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小雨の中での里山ウオーキング

去る6月4日に南外の緑(あお)里山ウオーキングが南外ふれあいパーク内で開催されました。参加者は総勢15名で、約4kmの散歩コースを歩きました。

いつも見慣れている景色も歩いて散歩すると、また少し違った景色に見えました!

緑いっぱいに囲まれたパーク内を散歩したことで、心も体もリフレッシュすることができました。

参加者の皆様、雨の中ありがとうございました!

 

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地域防災の要、消防団!〈神岡地域消防訓練大会が行われました〉

6月25日(日)、昨年とは異なりよい天候に恵まれた日曜日に、神岡地域消防訓練大会が行われました。

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神岡支団第1分団と第2分団の団員が集合し、大会のスタートです。

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小型ポンプ操法の競技前、準備も入念に行います。
ホースとホースを迅速に接続しながら放水し、この的を倒すまでの時間が競われる競技です。

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小型ポンプ操法の部は『第2分団1班』がみごと優勝!

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規律訓練の部では、『第2分団』に軍配があがりました。

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訓練への評価、助言は消防職員の皆さまにご尽力いただいております。
災害時以外にも、いろいろなところでお世話になっていますね!

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神岡の防災の要である消防団。
7月16日(日)に行われる大仙仙北美郷支部消防訓練大会も健闘を祈ります!!