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秋田県大仙市公式ブログ

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「大綱交流館」、「大綱の里伝承館」がオープンしました!

大仙市がまちづくりの拠点として整備を進めてきた「大綱交流館」と「大綱の里伝承館」が完成し、10月2日(金)、竣工式が行われました。

午前9時30分、竣工式が開始。


主催者として市長は、「大綱交流館や大綱の里伝承館が、『刈和野の大綱引き』の継承と発展の拠点となることや、生涯学習や地域活性化の拠点となることを期待している」と挨拶しました。


式典では、大綱引き伝統継承事業オリジナル楽曲「ひびけジョヤサノー」が披露されました。
大仙市出身のシンガー・ソングライター青谷明日香さんにより作詞・作曲されたものです。「刈和野の大綱引き」の映像に合わせ、ポップでリズミカルなメロディーと、引き合いの勢いを感じさせる歌詞が相まって、とても素敵な楽曲でした。

↑楽曲とともに流れた映像。

 

正面玄関前では、テープカットが行われ、地元の中学生3名も参加しました。

 

↑植樹の様子。地元の中学生2名(テープカットとは別)も参加しました。
大仙市緑化推進委員会から梅の木が寄贈されました。

 

建物正面には、「刈和野の大綱引き」の引き合いの様子がステンドグラス調に描かれています。


展示ホールには、「刈和野の大綱引き」に関する資料や、韓国の友好都市である唐津市(タンジンシ)から贈呈された工芸品などが展示されています。


実際に大綱をにぎり、引っ張ることで、綱引きの体験ができます。


2階の大綱ウインドウには、実物大の大綱の中心部分が展示されています。

館内には、綱引き関係の展示の他に、講演などで活用できる「大綱ホール」、会議などで活用できる「研修室」、料理教室などで活用できる「調理実習室」が備えられています。また、子育て支援拠点施設「つなっこひろば」が併設されました。

大綱交流館の隣には、「大綱の里伝承館」が建設されました。
「刈和野の大綱引き」で使用される大綱は、二日町と五日町の熟練した職人がつくります。後継者不足などの課題もありますが、この伝承館に両町が集い、大綱をつくることで、綱引きのさらなる盛り上げと、後世へ伝統を継承することが期待されます。


「大綱交流館」や「大綱の里伝承館」は、地域活動や、子育て支援など、地域の拠点として、市民の皆様に広く活用いだたけます。

地域の人はもちろんのこと、地域外の方も、是非ご利用ください。

エール花火が西仙北の夜空に打ち上がりました!

新型コロナウイルスの影響で、休校や部活動の自粛などを余儀なくされた市内の小中学生を元気づけるために「小中学生エール花火」事業が、市内各地で8月下旬からスタートしました。
10月2日(金)、西仙北地域の雄物川河川敷(刈和野橋付近)で打ち上げられました。

西仙北地域では、小学校と中学校が合同で打上げました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から3密を防ぐため、地域への告知は事前に行われませんでした。
18時15分には和火屋さんによる綺麗な花火の打上がスタートしました。

菊、ヤシ、紅牡丹等の花を彩った花火のほか、ハートやくらげをイメージした花火も打ち上がりました。

菊をイメージした花火です。

この花火はオレンジ色の菊の花の先端が緑色に変化する花火です。

ヤシの木をイメージした花火です。

カラフルな花火が咲き乱れました。

オープニングスターマイン、中盤のプレミアムスターマイン、フィナーレスターマインは、カラフルな花火の連続で、最後の金色に垂れ下がる花火の姿は迫力満点でした。西仙北地域の小中学生へのエールが込められた、とても素敵な花火でした。

秋の収穫・稲刈り体験をしました(西仙あおぞらこども園)

西仙北支所の広報担当です。

10月に入り、朝晩の冷え込みが厳しさを増してきました。
西仙北地域では、9月中旬頃から稲刈りが毎日のように行われ、
秋の到来を感じます。

9月24日(木)、西仙あおぞらこども園にじ組(年長さん)の園児たちが刈和野地区内で稲刈り体験をしました。

午前10時。体験現場に到着した園児たちは、地元の方から
稲刈りの仕方を教わりながら、おぼつかない手つきで作業をしました。

稲の束が太くて、一度にハサミで切れません。

 


稲刈りに夢中になり、黙々と作業に没頭する園児もいました。

園児達に交ざって、地元の方も作業します。
農作業に慣れているのか、さすがにテキパキと作業が早かったです。

稲刈り体験がスタートしてから30分後、つくし組(年中さん)が応援に駆けつけました。

つくし組の園児たちからは、稲刈りをしている仲間に、「がんばれ~!」と声援が送られていました。

採れたての稲の匂いを嗅ぎ、
「なんかいいにおい!」、「おいしそう!」などと言った感想が園児たちから聞こえてきました。


刈り取った稲藁を乾燥させるために、稲藁を天日干ししています。
この作業を「はさがけ」と言います。

余談ですが、毎年2月10日に実施される国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」の大綱には、「はさがけ」した藁が7千束ほど使用されています。現在はコンバインでの収穫が主流であることから、西仙北地域内だけで全ての藁を集めることが難しく、地域外からも集めています。伝統行事である「刈和野の大綱引き」を市が誇る文化財として今後どのように保存し、後世へ継承してくかが今後の課題となっています。
稲刈り体験のような、子どもたちの体験活動は、地域の様々なことに目を向けられる良いきっかけになると思います。