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秋田県大仙市公式ブログ

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紅葉シーズンを前に草刈り作業

川口渓谷はまさに今、紅葉シーズンを迎えており、10月24日(日)には真木真昼県立自然公園を美しくする会主催の「川口渓谷紅葉クリーンアップ・ウォーキング」、そして10月30日(土)には市主催の「川口渓谷紅葉親子トレッキング教室」が行われる予定と、イベントも盛りだくさんです。

それを前にした10月16日(土)に、太田秋田ライオンズクラブ(佐藤富佳会長)の皆さんが、川口渓谷遊歩道の草刈り作業を行ってくださいました。

この日参加してくださったのは10人。朝9時に集合し、遊歩道の車両乗り入れ最終地点からオブ山の大杉入り口の間の約1kmを、約1時間半かけて作業を行いました。
ライオンズクラブには、会社の社長さんや税理士さん、信用金庫の支店長さんなど、色々な方が参加しています。そんな皆さんが、遊歩道を歩きやすく美しくしようと、草刈りに汗を流してくださいました。

ライオンズクラブでは、以前からゴミ拾いやカーブミラー磨きなど地域貢献活動を行ってくださっていましたが、地域の皆さんに喜んでもらえるような活動をしたいということで太田支所にも相談があり、数年前から遊歩道の草刈りを実施しています。

佐藤会長は、「これから紅葉シーズンになり、イベントも控えているので、その前に草刈りをしてぜひ地域に貢献したいと思いました」と話してくれました。

ライオンズクラブの皆さん、本当にありがとうございます。

また、12月にはサンタ姿でおおたわんぱくランドを訪問し、プレゼントを渡すことも考えているそうです。楽しみですね!

歯科診療所の池田先生 今までありがとうございました

今年3月まで38年間の長期にわたり、太田歯科診療所で診療にあたってくださっていた池田いづみ先生が10月13日(水)に太田地域から転出されました。

池田先生(左)と奥様(右)

池田先生は昭和58年1月、当時の太田国保歯科診療所の所長として着任されました。

この診療所は、当時太田地域やその近隣に歯科医院がなかったため、昭和52年に大町の法務局太田出張所跡地に町が開設したものです。前任の先生が退職され、半年近く常駐の先生がいない状態が続いていた時に来てくださったのが、九州歯科大学を卒業後、神奈川県の歯科医院で働いていた池田先生です。

東京都出身の池田先生ですが、着任当初から太田町に骨を埋めるという覚悟で、岩手医科大と連携して、地域の歯科医療に貢献してくださいました。
特に、他の歯科医院にはない「子ども予防歯科室」では、歯の健康のためには幼いうちからの歯磨きの習慣が大切という方針のもと、診療所内に子どもが遊べるスペースを設けたことで、楽しんで診療に来る子どもたちが多かったそうです。

保健・医療・福祉の総合エリア「福祉の里」の整備が進み、平成3年に診療所が今の場所に移転してからも、太田地域の歯科医療の中心として診療にあたり、地域住民とも積極的に交流を深めてくださいました。

池田先生、長い間本当にありがとうございました!

見送りをする地域のみなさん

南小神成の後藤圭子さん 全県花だんコンクールで県知事賞を受賞

令和3年度「第57回全県花だんコンクール」におきまして、南小神成の後藤圭子さんが最高賞の「秋田県知事賞」を受賞されました!

このコンクールは秋田県花いっぱい運動の会が毎年開催しており、今年は県内の個人・企業・団体・学校など全部で145件の応募がありました。
例年、「秋田県知事賞」は企業や学校などの大規模な花だんが選ばれており、個人での受賞は後藤さんが初めてとなります。

先日、受賞された後藤圭子さん・光三さんご夫妻のお宅にお伺いし、喜びの声とこれまでの取組、そして今後の展望をインタビューしてきましたので、その様子をお届けします。

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秋田県知事賞を受賞されてどうでしたか?
《圭子さん》
最高にうれしいです。

今年の花だんの目玉は何ですか?
《光三さん》
桶の中に植えられた花と、つる植物(ルコウソウ)のタワー。それから他ではあまり植えられていない黄色いカンナ。県南で植えているのは数か所だけだと思います。人に見てもらう上での目玉はその3つですが、見えない部分の目玉もたくさんあります。

花を育てる上でどのような苦労がありますか?
《圭子さん》
育てるのは大変でしたが、こんなに綺麗に咲いてくれたので最高に幸せです。
《光三さん》
やっぱり大変なのは毎日の管理です。天気が良いときは、花だんにはそんなに水をやらなくてもいいですが、桶やプランターには水をやっています。雨が降れば、その後には雑草が生えるので、草むしりが大変。花を植え付けたころは地面が見えていて、草が生えてくると目立つので、こまめに草むしりをしていました。
病気や虫についてはあまり気をかけていません。よく見れば虫がついた葉っぱもあるし、病気にかかっているのも無いわけではないですが、全滅するようなことは心配していません。
管理作業は毎日やっていてもきりがないですが、適当なところで終わらせています。
花の種については、スーパーや花屋から買ってこなければならないものもありますが、自家採取して植えているものもあります。それは育てる喜びという面もありますが、お金がかからないようにやっています。プランターや桶に入れる土も、かなりの量なので全部買ってくるとなると、とてもやっていけないので、もみ殻をもらってくるなどして自分たちで土づくりをしています。そんなにお金はかけないようにやっています。

管理はお二人で分担してやっていますか?
《光三さん》
二人の間で分担ということはなく、お互い気付いたことをやっています。「これをやらなきゃ」ということはご飯を食べながら話したりもします。今度雨が降りそうだとか、晴れが続いたりという状況にもよるので、そんなに計画的に何月何日にこれをやるとか、どこに何を植えるかということは細かくは決めていないというか、決められません。そのときの苗の育ち具合に合わせて植えていって、それが結果的にこのようになりました。おおざっぱには考えていますが、計画とか設計図を作ったりはしていません。

これから新しくやってみたいことはありますか?
《光三さん》
二人とも高齢になってきているので、特別新しいことはできないかもしれないけど、今まで並みのことは、もう少し体が元気なうちはやっていきたいです。花の種類や植え方など、部分的には新しいことも取り入れていきたいという気持ちもあります。
一つは、今やっている桶もそうですが、遊び心を取り入れたいと思っています。これはかなり前から心がけてはいます。例えば、アーチや7~8mのタワーなど、ただ平面の花だんだけではなくて、そういった目玉というかポイントを作りたいと思っています。そういったことはこの後も続けたいし、学びたいと思っています。それから、そんなに大げさに新しいものとは言えないけどやっているのが、2~3年前からウモウケイトウという花を使って花だんの縁取りをしています。
来年は、ヒマワリをまとまった数植えてみたいと思っています。昔は一つの大きな花が咲くものが主流でしたが、最近は枝分かれして花が何個も咲くものが人気のようなので、それを来年は新しく植えてみたいと思って、種を準備しています。

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花だんづくりはとても手間がかかる作業だと思いますが、お二人とも楽しんで作業をしていることが感じられました。
今後もどのような花だんを見せてくれるのか、本当に楽しみです。

インタビューを行ったこの日は、協和地域の生涯学習事業の一環で、花だんを見学する方の姿もありました。皆さんカメラを片手に、「本当に素晴らしいですね!」と感嘆の声を上げていました。

この賞の表彰式は、11月2日(火)に秋田市の遊学舎で行われます。
後藤さん、本当におめでとうございます。