ふるさとこんにちは

秋田県大仙市公式ブログ

Home » 2017 » 5月

おいしいお米にな~れ!

 

去る5月18日、南外小学校では一足先に全校で田植えを行いました。快晴の下で全校98名が学校近くの田んぼに集合。あらかじめ上級生が田んぼに8角型枠で印をつけたところに、一斉田植えが始まりました。

DSC_0007DSC_0016

夏の装いで半袖・短パンの児童の姿が多く、上級生が下級生に植え方を教えながら取り組んでいる様子が頼もしく感じられました。

楽しそうな笑い声、転んだ時のおたけび、苗がもらうときの掛け声が田んぼ中響き渡りました。上手く植えられて笑顔、泥んこになっても笑顔、友だちと競争して負けても笑顔。田んぼには溢れんばかりの笑顔がいっぱいでした!

DSC_0049

植えた後は横の水路で足を洗い、次は全校児童から苗に向かって大きな声でエールを送りました。エールの内容は「おいしいお米に育ってね」「カラスに気をつけてね」と苗を思いやる心のこもったエールでした!

DSC_0053DSC_0060秋の収穫が待ち遠しく感じられますが、稲に育つまで苗を温かく見守っていきたいと思います!

記念すべき第10回 太田分校「全校田植え競技会」

5月24日(水)、大農太田分校の実習田で、全校生徒による全校田植え競技会が開催されました。
この田植え競技会は、今回で第10回を迎える太田分校の恒例行事となっています。
競技は学年対抗で一斉に行われ、1年生から3年生の総勢約50名が植え付けの速さと美しさを競います。

競技前のセレモニーでは、伊藤教頭先生より「米には88の手間がかかっていると言われるが、田植えは30から40くらいの大切なところ。心強く植え付けて、力強い苗を育てられるよう頑張ってほしい」とあいさつがありました。
★IMG_8475続いて、農業委員長の高貝大和さんは 「稲づくりは先人のたゆまぬ努力の結晶。現在は機械で作業が簡単になったが、この手植え作業を体験し、土の感触を味わおう」と全校生徒に呼びかけました。
★IMG_8476続いて、ゲストの紹介。
今回は、ローカルタレントのシャバ駄馬男さん(出場3回目)、吉本興業より秋田県「住みます芸人」3代目の桂三河さん、アコースティックデュオのケースケさん&マサさんの4名が、手植えの助っ人として参加します。
★IMG_8480 続いて、農業担当主任の高橋先生から植え付ける際の説明を受けます。
「今年の苗は小ぶりだが根が張っている。植え付けるときは根を切らないように5本から3本取って、指3本の第一関節くらいで植え付けるように。土が固いかもしれないので、水を入れた時に苗が浮かないように周りからも土で塞ぐこと。あと、除草の時大変なのでなるべく真直ぐ植えるように・・・」
何やら土と苗のコンディションが例年と少し違って、作業に要領が必要な様子です。
★IMG_8484
説明の後は、各学年チームにゲストの皆さんと、参謀として農場部担当の先生が1人ずつ入り作戦会議が行われます。
★IMG_8487作戦会議が終わったら、 円陣を組んで、いざ田んぼへ。

開始前、裸足になって一列に並び、抱えた稲の束の感触を確かめるようにして、開始の合図を待つ生徒の皆さん。
頭の中では植え方をシュミレーションしているのでしょうか。
★IMG_8500競技を行う田んぼは、広さおよそ1反歩(10アール)で、ビニールひもで学年ごとに3等分されています。そして田面には約30センチ間隔でつけられたマス目があり、これに沿って苗を植えて行くことになります。

教頭先生の号令とともに、皆一斉に田んぼへ降り立ち、手植え作業がスタート!
声を掛けあいながら「早く、丁寧に」植え付けていきます。
★IMG_8503手植えする人の他に、田んぼの外には苗の補給係が控え、ころあいを見て苗の束を投げ入れ、苗を補給します。
自分の担当する列を植え終わった人は、折り返して遅れているメンバーを助けます。
★IMG_85153年生は、今まで培ってきた経験と抜群のチームワークによる圧倒的なスピードで、序盤から1 ・ 2年生との差を広げていきます。
そして、14分59秒という好タイムを打ち立て、見事優勝。
過去最短と言われた昨年度の3年生の19分5秒という記録を大幅に更新しました。
★IMG_85202年生と1年生も、3年生に続くべく、着々と作業を進めて行きます。
近くの太田南小学校の1・2年生も応援に来てくれました。
「お兄さん、お姉さん、がんばれー!」

可愛らしい声援が飛ぶ中、田植え競技は終了。
★IMG_8528 結果、2年生は準優勝、1年生は第3位となりましたが、両学年とも、植え付けされた苗は3年生に引けを取らず美しく並んでいました。
★IMG_8524

競技会ということで順位はついてしまいましたが、教頭先生の言葉にあったように、この田植えが88ある手間の30~40くらいということは、これからこの稲を育て収穫するまでの約5か月に、残る40~50の手間をかけていかねばなりません。

太田分校の実習田では、競技に使った約1反歩(1アール)を含む約4反歩(4アール)にわたって、「無農薬・無肥料」で稲の栽培を実践しており、今回植えた苗も農薬や肥料に頼らず、その分丹念に状態を管理していく必要があります。

生徒の皆さんが心を込めて植えた苗が、秋にはおいしいお米となってその手の中に戻って来るよう願っています。

鳥海山を富士山に重ね

「この日本一の山について今さら何を言う必要があろう」

これは、登山家のバイブルと言われる深田久弥(ふかた きゅうや)の名著「日本百名山」の富士山の項の書き出しです。

富士山は、二つと無い、あるいは二でないということから、古い文献には「不二山」とも記載されているそうです。東西南北どこから見てもその美しい整った形は変わらないことから、八面玲瓏(れいろう)という言葉が生まれたほどです。

秋田富士または出羽富士(山形県では庄内富士)と言われる鳥海山も、東北で二番目に高いスケール感、そして孤高の美しさは、秋田県民にとっては、世界遺産であり日本一の富士山に並び「何を言う必要があろう」存在となっています。県内各地で「ここからの鳥海山が一番」という地点がある八面玲瓏ぶりもまた、富士山に重なります。

太田地域から眺める四季折々の鳥海山を、これまで何度もブログで紹介してきましたが、実は私は太田地域の出身ではありません。太田支所勤務となってから「♪しゅうれ~い むひなぁ~る 鳥海山よ~」で始まる秋田県民歌の作詞者が太田の倉田政嗣であること知り、鳥海山への注目度が変わりました。天気の良い日は、通勤途中に鳥海山を眺めることを欠かしません。季節により趣を変える鳥海山にすっかりとりこになっています。

鳥海山がきれいに見える日は、とにかくカメラを持って出かけます。5月19日、朝からすきっと晴れたこの日は、水田に映る鳥海山が撮れないかなと野望を持って出発しました。見渡せば田園地帯ですが、鏡になりそうな水田を探すのはなかなか難しく、ぐるぐるまわり撮れたのは2地点からのこちらのショット。うっすらと逆さ富士ならぬ逆さ鳥海山が撮れました。IMG_8445IMG_8449

何度も伝え、「今さら何を言う必要があろう」と思っても、この季節の鳥海山の姿も伝えたい。

これからも太田から見える風景を切り取り伝えていきますので、お楽しみに♪

きてたんせ~楢岡さなぶり酒花火!

毎年6月第1土曜日に開催している楢岡さなぶり酒花火が今年で12回目を迎えます。「酒を堪能しながら間近で花火が鑑賞できる」この至福の一時を堪能しましょう!

昨年、初めてカメラを手に参加した私ですが、田んぼに映る花火の素晴らしさは何とも言えませんでした。写真愛好者にとっては絶景スポットですので是非この機会にカメラを持参の上、体育館前の田んぼ近くにお集まりください!

それでは昨年の写真をご紹介します。

DSC_0040

目印はピラミッド型の体育館

 

DSC_0023

今年もよさこいやります!

DSC_0029

出羽鶴の酒ふるまい

DSC_0078

青谷明日香ライブで盛り上がりました!

花火1

花火打ち上げ

 

今年開催される日程は次のとおりですので、ご家族揃ってご来場ください。お子様が楽しめるジャンケン大会、大人が喜ぶ酒のふるまいでお待ちしております!

★開催日  平成29年6月3日(土)

★場 所   南外体育館(南外ふれあいパーク内)

★日 程

15:30~  ジャンケン大会

15:50~  よさこい(jingugiキャンデーず)

16:10~   ふるまい酒・フラダンスショー

16:40~  スコップ三味線

17:10~  南外小唄・釜坂おけさ踊り

17:40~  南外民謡保存会舞台発表

18:40~  よさこい(大仙こまち百蓮会)

19:10~  ささきちか ミニライブ

19:40~20:30 花火鑑賞会

★問い合わせ先  楢岡さなぶり酒花火実行委員会(秋田清酒 63-1224)

 

みんなで南外へきてたんせ~。

大仙市アーカイブズ開館しました!

こんにちは!西仙北の広報担当です。5月も後半。まだまだ昼夜の気温差が大きく感じます。みなさん、気温差で風邪を引いてませんか? 今回の記事は、5月3日に開館したばかりの、「大仙市アーカイブズ」について紹介したいと思います。実は、開館してから一度も訪れたことがなく、どんな場所なのかワクワクしながら訪問してきました。

 

みなさん、「アーカイブズ」という言葉をご存じですか?

アーカイブズ[Archives]という言葉は、日本語で「文書館」や「公文書館」と訳され、大仙市アーカイブズは、歴史資料として重要な公文書その他の記録を保存し、利用に供することを目的とした施設です。 JR奥羽本線「刈和野駅」から車で走ること約10分。県道113号線を進み、強首農協さんのガソリンスタンドの手前を左折すると見えてきます。旧双葉小学校の校舎を改修して今の大仙市アーカイブズが誕生しました。実は東北の市町村では初めての公文書館なんです! P1450104 P1450106 施設は2階建て構造になっていて、1階は大書庫、閲覧室、展示室などの一般のお客様にも利用いただけるフロアになっています。(一部立ち入り禁止区域あり)2階は特別貴重書庫などの歴史資料として貴重な書庫を保存しています。 一般のお客様は申請書に閲覧したい文書を申請書に記入し、職員が希望に添った文書を探してきます。お客様は閲覧室で文書を閲覧します。 P1450123 P1450120 こちらの写真は、旧双葉小学校の体育館を現在大書庫として活用しています。一般利用者は立ち入りできないのですが、19万冊収容可能で、30年ほどでいっぱいになる見込みです。LEDライトを使用し赤外線で資料を傷めないように配慮もしています。 現在、一般公開できる資料は1,500点ほどとのことでした。 P1450117 P1450118 その他にも、双葉小に関するアーカイブズや、 P1450130 P1450129 地域の様々な史料を展示していたり、 P1450131 動画視聴コーナーもあります。文書だけでは知ることが出来ない映像ならではの方法でみなさんに歴史を伝えていきたい、そんな思いが感じられました。 P1450132 飲食可能な休憩スペースも完備されており、一日いても時間が足りないくらい充実していました。 その他にも、市民の方から寄贈された写真等をデータ化して、何年経っても閲覧できるよう、歴史に残るように職員が取り組んでいて、大仙市に残る文書を後世に伝えていくことの重要さを感じました。大正3年(1914年)の強首地震では、様々な文書や史料が紛失・滅失したと聞いています。100年経った今、こうしてかつての被災地で、アーカイブズができたことは、感慨深い過程だと思います。

 

アーカイブズの帰りに是非立ち寄ってみてください!

近くには、乙越沼(おとごえぬま)もあり、放流したフナやコイが釣れる自然豊かな地元でも有数の釣りスポットです。冬には白鳥も見れるとのこと。普段は、誰か釣りに来ているんですが・・・あいにくこの日は人っ子一人いませんでした・・・P1450102 P1450093 いざ、沼に来てみると・・・大きい!!が第一印象でした。水も澄んでいてとてもきれいで、心穏やかになれるスポットでした。みなさんも、疲れたときには、是非この乙越沼にいらしてみてはいいかがでしょうか?落ちないように気をつけてくださいね。 P1450096 かの菅江真澄も文政9年(1826年)に訪れた場所です。

スポーツマンシップがここにも

太田支所の敷地内に公衆トイレがあります。誰でも自由に利用でき、さらに太田中学校のグラウンドに隣接しており、野球の練習や試合の時などは選手や応援の方が利用するのに大変便利です。

5月17日、掃除の方が、公衆トイレ内で目を引く贈り物を発見しました。丁寧にラッピングされたトイレットペーパーがそっと置かれていたそうです。贈り主は「横手市立十文字中学校野球部」で、「トイレを使用させていただきありがとうございました また、よろしくお願いいたします」とメッセージがありました。IMG_3658

実は、昨年も同じようなことがありました。昨年は7月に「羽後中学校野球部」から、こちらもかわいらしくラッピングされたトイレットペーパーをいただきました。「今日は大変お世話になりありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願いします」とメッセージがありました。その時も感銘を受け、写真を撮っておきました。IMG_4243

 

両校野球部の心遣いに、心が和みます。

贈り物のトイレットペーパーの存在を知った日、練習の準備をする太田中学校の野球部員に声をかけてみました。「十文字中学校野球部からトイレットペーパーが届いているけど、太田中でもおいてきたりするの?」と聞くと、「やったことあります!」と爽やかに答えてくれました。お互いのエール交換の意味もあるのかなと、想像が膨らみます。トイレに入った野球部員の「おぉ、このトイレットペーパーか。こんなに丁寧に包んで、使うのがもったいない」という声が聞こえてきます。スポーツを通じて、心通う交流ができている気がしました。この日も太田中学校野球部は、声高らかに練習に励んでいました。太田支所では、いつも練習の姿と声に癒されていますよ。IMG_3687IMG_3705

太田支所では、爽やかなスポーツマンたちに向け、トイレに応援メッセージを用意しました。IMG_3667

公衆トイレと言えども、気持ちよく快適に使用できるよう、太田支所では故障個所の修繕から掃除まで、気を配って管理しています。今回心のこもった贈り物をいただき、キレイにしておいてよかったなと安心しています。これからも快適に使用できるよう、そしてスポーツマンシップを発揮できる場所になれるよう、管理に気を付けていきますね。

心が和む心遣いをくださった、十文字中学校野球部の皆さん、羽後中学校野球部の皆さん、本当にありがとうございました。また太田にいらしくださいね。

今年もスタンバイOK!〈笹倉放牧場、牛の入牧〉

5月12日(金)、まきばの主が今年も笹倉に帰ってきました!

037 んも~う

う~ん、まきばのかおりに大興奮(!?)と思いきや、慎重派の乙女もいるようです。
そろーり、そろーり…

035 おそるおそる

034 今年もやってきた

そして、入牧前にやっぱり勃発するボス決めバトル…

038 おっかけ

039 小競り合い

今年のメンバーは、昨年よりちょっと控えめな印象でした。

040 遠く

何はともあれ、ほのぼのの笹倉牧場は11月上旬ころまで続きます。
広ーい牧場でのんびり草を食む牛さんたちを、今年もどうぞご覧ください!

036 ででーん

「待ってるも~♪」

第4回太田黄桜まつり開催

5月3日から5月10日、大台スキー場において、第4回太田黄桜まつりが開催されました。

大台スキー場駐車場の沿道には、207本の黄桜が630mにわたって並木道を作っています。
この黄桜はソメイヨシノなどよりも開花が遅く、例年5月のゴールデンウィーク頃に見頃を迎え、並木の一部では、道の両脇に植えられた黄桜の枝々がアーチのようになり黄桜のトンネルを作り上げます。
黄桜まつりは、この黄桜を観光資源としてPRしようと、地元有志による実行委員会により開催され、今年で4回目となりました。

初日の5月3日はイベントデーということで、催事や出店など、会場は多くの人々で賑わいました。
黄桜は例年より気温の上がらない日が続いたためか、まだ満開とまではいかない状態でしたが、終始穏やかな晴天のもと、自然を活かしたイベント等で、お越しいただいた皆様に楽しんでいただくことができました。

当日のイベントは、太田公民館が主催する「てくてくウォーキング」から始まりました。
朝9時に奥羽山荘前を出発し、サイクリングロードを通って、そしてスキー場頂上を目指して「てくてく」歩きます。
この日は当日飛び入りの参加者を含む約60名が参加し、気持ちの良い汗を流していました。
★IMG_8306IMG_8317★IMG_6172
各種体験コーナーは子供たちから大人気。
「動物ふれあいコーナー」には、ちっちゃいもの倶楽部によるポニーの乗馬体験と、モリボの里によるウサギとのふれあいコーナーが設けられました。 ★IMG_9692 ★IMG_8324
こちらは「ツリークライミング」。
専用のロープやサドル(安全帯)、安全保護具を利用して木に登り、木や森、自然との一体感を味わう体験活動です。
黄桜並木の側で行われ、インストラクターの指導のもと、子供たちが全身を使いながら楽しそうに活動する姿がありました。
普段見ることのできない樹上からの黄桜並木。これが満開だったら、さぞ綺麗だったことでしょう。 ★IMG_1921IMG_8352
また、環境学習の一環として「プロジェクトWET」からも参加していただきました。
プロジェクトWETは、子供たちが体験を通して水について学ぶ中で、「責任感」と 「社会参加意識」を高める体験教育プログラムだそうです。
この日は、テントブースが設置され、サイコロとシートを使って体験学習に真剣に取り組む子供たちの姿がありました。
★IMG_8338 ★IMG_8339
販売コーナーでは、JA加工部・女性部による加工品販売、大農太田分校グリーンライフクラブの皆さんによる野菜の苗等の販売がありました。
加えて、石窯ピザの手作り体験や、一杯の味噌汁プロジェクトによる春の味噌汁の販売等も行われ、地元食材を使ったメニューが好評でした。IMG_8361IMG_1911また、中里温泉は肉と野菜のバーベキューセットを販売。
炭と七輪の無料貸し出しと併せて、お昼時は多くのお客さんで賑わいました。 IMG_6188また、ところ変わってスキー場のロッジでは、中里温泉による手打ちそば販売もあり、一時、食堂は満席となっていました。★IMG_8358このようにして、メインイベントは盛況裡に終了。
黄桜はあいにく満開とはいきませんでしたが、 終始穏やかな晴天のもと、自然を活かした楽しい催しによって、会場の至る所で笑顔が咲いたことと思います。

そして、メインイベントから5日後、5月8日に黄桜並木も満開となりました。
IMG_6266IMG_6265例年、開花から一週間ほどが見頃ですので、今週いっぱいは楽しめそうです。
並木道はお車も通行可能ですので、車窓からゆっくり眺めるも良し、駐車場にお車を停めて歩いてご覧になるのも良し。
是非足をお運びいただき、黄桜並木の魅力をご堪能ください。

第5回おらほの桜まつり開催しました!

去る4月29日(土)、第5回目となる桜まつりを開催しました。当日の天気予報は雨マークでしたが朝の時点では曇り空。朝の作業を進めているうちに雨がパラパラと降り出しましたが、雨漏り・寒さ対策をして準備万全で予定通り開催しました!

CIMG8405

開催前は曇り空…。

CIMG8417

佐藤南外支所長のあいさつ

 

地元の商工会青年部による焼きそば・焼き鳥の他、JA南外営農センターによる山菜・漬け物、南外地域活性化支援協議会によるモツ煮込み・漬け物など出店され、来場者で賑わいました。なんと言っても地元の方の振る舞いに優しさと笑顔があふれ、さらにおいしく感じられましたv

CIMG8442

CIMG8434

CIMG8453

CIMG8478

 

ステージ発表では地元の方による歌や踊り、演奏で大盛り上がり!客席からは拍手と歓声が沸き大盛り上がり!飛び入り参加によるカラオケコーナーでも素晴らしい歌声を聴かせてくれました。

CIMG8435CIMG8458CIMG8473

CIMG8484CIMG8490CIMG8499CIMG8525

楽しい時間はあっという間であり、芸能発表ステージとともに「おらほの桜まつり」が閉会となりました。

昨年も雨、今年も雨。来年こそは満開の桜に囲まれた晴れ間の下で開催したいと願いつつ終了となりました。

御協力いただきました関係者の皆様、ありがとうございました!来年も更に盛り上がりますよう、よろしくお願いします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おおたはなだより №17

彩りの春。太田ではスイセンロード、家庭花だんや地域花だん、そしてソメイヨシノやシダレザクラが、華やかに春を彩りました。「ふるさとこんにちは」では、今シーズンは特に古木にスポットをあて、彩る春に歴史や浪漫を重ねて紹介しています。

そして、今回は「いじらしく咲くチューリップ」を紹介します。家庭で咲くチューリップはそろそろ見ごろを終える時期ではないでしょうか。花だんのチューリップと時期をずらし、大台スキー場では5月になってからやっと咲いたチューリップがあります。

これは、昨年12月5日、地域活性化推進室で発案し地域住民と一緒に球根を植えたものです。球根を植えた時には、スキー場の斜面にチューリップ畑が広がることを期待していましたが、5月9日やっとのことで数輪の花を咲かせました。

今春、芽吹きを待ちわびて、植えた場所を注目していると、もともと砂利まじりの土地であることに加え、大台スキー場の雪解けが遅く斜面の下の方であるため水はけが悪いことが判明し、芽吹きも心配していました。

4月24日に訪れると、芽が出ているのを確認。ちょっと感動です。IMG_5152

 

花が咲くのか心配でしたが、5月になるとつぼみも見えてきました。IMG_1971

 

連休中の陽気で、ついに開花。待ちわびた者にとっては、なんともいじらしい開花ぶりです。IMG_6260

IMG_6261

 

植えた球根のうち、芽吹いたのは1割に満たない数ですが、チューリップの開花に嬉しさがこみ上げます。地域が明るくなる何かをしてみようと発案された球根植え、数は少なくとも芽をだし、花を咲かせることができました。「やってみよう」を始めなければ、芽吹きもなければ、実も結ばないですよね。地域を元気にする「まちづくり」を象徴する開花だからこそ、嬉しいのかもしれません。

緑の大台スキー場は散策にも、もってこいです。ゲレンデで、いじらしく咲くチューリップを探してみてください。これから咲きそうなつぼみもまだありますよ♪

太田東小学校で交通安全教室が開催されました!

太田支所市民サービス課の佐藤です!5回目の投稿です。今回は太田東小学校にお邪魔しました。

4月11日(火)に、太田東小学校で交通安全教室が開催されました。これは、春の新学期に、児童達に自転車の安全な乗り方や交通安全に関することを学んでもらおうと、太田東小学校が毎年開催しているものです。

当日は長信田駐在所の吉川駐在所長、大仙市交通指導隊の小松晃隊長・古川敏雄隊員、各学年の先生方が講師として、児童達に安全な自転車の乗り方や、自転車の発進前の点検、交差点の安全な渡り方などを教えていました。

DSC_1197

DSC_1194

近藤校長先生から「皆さん、先生と2つ約束してください。1つ目は自転車の点検をすること。2つ目は自転車の安全な乗り方を身に付けること。転んでけがをしたりすれば大変ですし、自転車で人にぶつかってけがをさせてしまうと、加害者になってしまいます。だから、今日の交通安全教室で安全な自転車の乗り方を覚えて下さい。」とお話がありました。

それでは実際に車道に出て、自転車を運転してみます。

DSC_1207

横断歩道を安全に渡れてますね。

DSC_1214

交差点では自転車から降りて、押して渡ります。

DSC_1221

交通量の多い幹線道路ですが、無事に渡れていますね。

DSC_1231

閉講式では吉川所長から「ヘルメットを被ると、転んだりしたときに安全です。また、東小学校付近は道が狭いのに交通量は多いので、皆気を付けて自転車を運転してください。」とお話しがありました。

DSC_1233

小松晃隊長からは「自転車の点検を家族の人と一緒にチェックしてみてください。また、約束してほしいことがあります。それは、自転車に乗っているときはよく左右を確認すること、また暗くなったら自転車に乗らないことです。」とお話がありました。

また、3年生・4年生・5年生の代表者が感想を発表しました。

DSC_1234

「スピードを出すことなく、安全に乗ることができた。」「後ろ左右を確認できて良かった。」「みんなが教えてくれたから上手にできた。」

しっかり学ぶことができましたね。皆さんとても素晴らしいです!

最後に6年生の代表者を先頭に、全員で講師の方々にお礼を言いました。

DSC_1238今回の安全教室で、児童の皆さんは安全な自転車の乗り方を身に付けることができたと思います。

皆さんお疲れ様でした。

「戊辰戦争史跡のしだれ桜」満開に

太田町国見の角館六郷線沿いに、「桜」という名称のバス停が存在します。
ここにも一本の枝垂桜があり、「戊辰戦争史跡のしだれ桜」として知られ、大仙市さくらマップの観測地点ともなっています。

ここが戊辰戦争史跡とされるのは、竹村庫乃丞(くらのじょう)という人物が大きく関連します。★IMG_6154今から150年ほど前、慶応4年(1868年・戊辰の年)1月、幕府側と討幕派による壮大な内乱である戊辰戦争が始まり、同年8月には明治新政府と奥羽越列藩同盟が衝突。ここ奥羽一帯も戦場と化しました。
太田地域の国見地区でも激戦が繰り広げられ(国見村の戦い)、この戦いの中で角館軍監の竹村庫之丞が壮絶な戦死を遂げました。
慶応4年8月23日、庫之丞は国見の続き橋付近で仙台藩と交戦中、角館隊苦戦の急を友軍に知らせようと隊を離れたところ、進行中の仙台藩兵に遭遇。敵兵に取り囲まれ腹部に貫通銃創を負い倒れましたが、なお太刀を抜き、近寄る敵兵を切った・・・と、その勇敢ぶりが伝えられています。★結果、庫乃丞は37歳の若さで討ち死にとなりましたが、この武功を称賛した村人が庫乃丞の武勇を讃えるため同地に石碑を建て、庫乃丞の家族が供養のため枝垂れ桜を植えたのだそうです。
IMG_6160IMG_6157

先日、私が写真を撮りにこの地を訪れると、この桜に向かってスマートフォンを構える先客がおり、「通りがけ、美しさに思わず写真を撮りたくなった。また、ここに桜が立っている謂(いわ)れもどこか儚(はかな)く、枝垂桜のイメージとあっているような気がする」とお話を伺うことができました。

確かに、開花すると優美な桜の花も、咲いてしまえばあっという間に散ってしまいます。
その美しくもどこか儚いイメージが、若くして戦死してしまった竹村庫乃丞と重なり、見る人の心を掻き立てるのかもしれません・・・
★戊辰戦争史跡シダレザクラ2枝垂桜は今年も満開の花を咲かせていました。

————————————————————————————————————————–

今回は桜のシーズンに合わせて、太田地域にある桜の老木を4本紹介させていただきました。
それぞれが歴史と存在している意味を持ち、地域の人々に見守られながらそこにあることを再確認できました。
来年もまた、美しい花を咲かせてくれることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

「作エンの桜」満開に

太田町国見新山地内。
ここに、静かに佇む一本の枝垂桜があります。★IMG_6107この枝垂桜は「作エンの桜」と呼ばれ、長きにわたって地域の人々に親しまれてきました。
その推定樹齢は300年以上、平成元年には旧町の、平成17年には市の有形文化財の指定を受けています。

「作エン」という名称は、生息地の屋号が藤沢作右衛門(さくえもん)であることに由来し、ここに住む藤沢氏が角館の佐竹氏に勉学の進講(講義)をした際に、佐竹氏から褒美としてこの枝垂桜が下賜されたと伝えられています。
★IMG_6111仙北市角館の桜と並ぶ長寿の枝垂桜とされ、大きく下がった枝の奥には、幹周り約3.3メートルの太い幹がずっしりと構えており、名のある武家の桜にふさわしい外観が印象的です。

近くに住む60代の男性は「私が子どものころはすごく良い枝ぶりで、よく木登りをして遊んだ。満開の桜の木の下で遊んだり花見をしたりするのは楽しかったが、今では枝振りも落ちてだいぶ老木になってしまった」と枝垂桜との思い出を語っていました。

かつては藤沢家の庭木として管理されていましたが、今は人の手を離れ、ひっそりと静かに生息しています。
★IMG_6102★IMG_6112「作エンの桜」は今年も、周辺の桜の木々と共に美しい花を咲かせていました。
主なき後も、この地の春を守らんとするかのように。