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秋田県大仙市公式ブログ

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「刈和野大綱米プロジェクト」田植え作業が行われました!

毎年2月10日に行われている国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」は、現在までその形を変えることなく引き継がれてきた伝統行事です。
しかし、後継者育成、大綱の原材料確保などの課題も多く、将来に繋がる地域の人づくりや稲わらの安定的な確保が必要となっています。

このような背景から、昨年度立ち上げた「刈和野大綱米プロジェクト」。
このプロジェクトは農業体験を通じて幼保小中高校が一丸となり、地域の活性化を図ることを目的として行われます。

5月20日(金)、晴れ渡った青空のもと、北野目字三条川原の田んぼ(刈和野大綱ファームのほ場)を会場に、田植え作業が行われました!

午前中は西仙北小学校の5年生41人、西仙北中学校の3年生54人が参加しました。
また、西仙あおぞらこども園の園児・みつば保育園の園児も応援にかけつけました。

刈和野大綱ファーム、刈和野大綱引保存会、秋田おばこ農協西仙北営農センターの皆さんのサポートのもと、田植えがスタート!

田んぼに足を入れた感触で悲鳴をあげながらも徐々に集中して作業を行っていました。

中には全身泥まみれになっている児童もいましたが、みんな楽しみながら作業ができました。

今年は天気がよかったこともあり、こども園の子どもたちも田植えをお手伝いしました!

午後は、西仙北高校の全校生徒62人が田植え作業を頑張りました。

この日は順調に田植えを終えることができました。今後の稲の成長が楽しみです!

今後の予定として、秋には稲刈り・はさがけ作業が行われます。
収穫した稲わらは、刈和野の大綱引きの大綱製作の材料や小学生のグミ編み体験で使用されます。また、お米は学校の授業等で使用される予定です。

「刈和野大綱展示場」がオープンしました!

令和4年5月9日、JR刈和野駅前に完成した「刈和野大綱展示場」の竣工式が執り行われました。

この展示場は、毎年2月10日に行われる伝統行事「刈和野の大綱引き」を広くPRし、実際に大綱を間近で見学することができる施設として新たに改築されたものです。

展示場内には日本最大級の綱引きである「刈和野の大綱引き」で使われる実物大の綱のレプリカ(直径80cm、長さ約34m)が展示されています。

※大綱引きの当日に実際に使われる綱は、直径80cm、雄綱約64m・雌綱約50mの長さです。

大綱の製作と大綱展示場への搬入作業には、西仙北中・西仙北高校の生徒、刈和野大綱引保存会の皆様にご協力いただきました。

施設内の見学を受け付けていますので、是非ご連絡ください!

 

【施設見学について】

事前予約制です。個人または団体で予約できます。1週間前までに電話でご連絡ください。

見学可能日:月・水・金 ※祝日・年末年始(12/29~1/3)は除く。
時 間 帯:午前9時~午後4時
連 絡 先:西仙北支所市民サービス課観光担当 0187-75-1111 内線116

★毎月10日は施設開放日です。1週間前までの事前予約がなくても見学できますが、見学する場合は上記連絡先にご連絡願います。(ただし、土・日・祝日は除く。)

太田の黄桜を満喫しました

5月1日から8日まで、大台スキー場で「太田黄桜まつり」が開催されました。
太田黄桜まつり実行委員会(髙橋 広之実行委員長)の主催によるもので、今年で9回目となります。

黄桜とは淡黄色の花をつける「ウコンザクラ」という品種で、例年ソメイヨシノなどよりも遅い5月上旬に見ごろを迎えます。新型コロナウイルスの影響で一昨年、昨年と中止になってしまい3年ぶりの開催となりましたが、飲食等の出店は中止し、新たな魅力を発信するイベントとして5月5日(木・祝)に「Kizakura Hike&Coffee」が行われました。
このイベントは、黄桜や大台スキー場からの眺めといった大自然の魅力とおいしいコーヒーを、「ハイキング」を通じて楽しんでもらいたいという目的で初めて企画したものです。

定員20名の完全予約制ですが、新聞にも取り上げてもらったということもあり、市内外からの参加によりすぐに定員に達する申し込みがありました。

当日は黄桜も満開を迎え、天候にも恵まれる最高のコンディション。
5月としては暑く感じるほどの陽気の中、黄桜のトンネルの下を歩き出します。

黄桜を堪能した後は、大台スキー場の遊歩道を頂上に向かって登ります。急な坂道が続きますが、登るにつれて次第に眼下には仙北平野の雄大な景色が広がってきます。

そして登ること約45分。ついに展望駐車場に到着しました!
こちらではFOGcoffee(大曲大町)さんのテントが設営されており、今日のために特別に焙煎・ブレンドされたコーヒー「黄桜ブレンド」が振舞われました。

黄桜をイメージした爽やかですっきりした味わい。仙北平野を見渡しながら飲む本格ドリップコーヒーはまさに格別です。
コーヒーと一緒に地元のパン屋「ヴァンヴェール」さんのパンを食べながら、参加者の皆さんは思い思いのひとときを過ごしました。

休憩中に書いていただいたアンケートでは、「黄桜を間近に見ることができて心豊かな気持ちになりました」「思っていたより登りがきつくて大変でしたが、頂上は気持ちよくて疲れを忘れました」「頂上で景色を見ながらいただくコーヒーやパンは最高でした」「このようなイベントがあればまた参加したいです」など、大満足な意見をたくさん聞くことができました。

この日の様子は動画でも見ることができますので、ぜひご覧ください。(市公式YouTubeチャンネル)

午後からは大曲農業高校太田分校の野菜や花の苗を販売する出店や、太田支所職員による観光案内ブースもありました。
飲食の出店はありませんでしたが、それでも黄桜を見学する方や、出店に並ぶ方が大勢訪れ、賑わいを見せていました。

また、今回は初の試みとして、黄桜まつり期間中の夜間に黄桜のライトアップを試験的に実施しました。
夜に見る黄桜も、普段と違って幻想的な雰囲気で素敵ですね。

来年の黄桜まつりは、盛大に開催できることを期待しましょう!

 

喫茶室でほっと一息、いかがですか♪

4月29日(金)から30日(土)の2日間、大曲の花火(春の章)に合わせて特別公開された「旧池田氏庭園」内にて『穆如亭(ぼくじょてい)喫茶室』を開設しました。

喫茶室の開催期間中に満開を迎え、皆さまを楽しませるはずだった園内の桜は・・・

残念ながら既にほとんどが散ってしまっており、少し寂しいなかでの開催となりました。

穆如亭喫茶室では、仙北地域で作られたものをメインに、素材を活かしたメニューを取り揃えています。

創業大正3年の仙北地域で糀を造り続けている老舗糀屋 黒澤糀屋さんのあめこうじ100%の甘酒です。実店舗では甘酒の他、塩麹やあめこうじ、味噌なども販売しています。

秋田県産大豆を使用した「すずさやか豆乳」は、豆乳独特の青くささや渋みの原因となる成分が含まれていないため、自然の甘みやコクがそのまま活かされた飲みやすい豆乳です。そのままはもちろん、甘酒をすずさやか豆乳で割った贅沢なメニューもご好評いただきました。

仙北地域の企業タニタさんが開発した「タニタコーヒー」。

このコーヒーは、ポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」が通常のコーヒーの約2倍も含まれた健康的なコーヒーです。ほどよい酸味とコクを楽しみながら、豊富な成分を摂取することもできるまさに一石二鳥なメニューです。

ほかにも、今回は、道の駅なかせんで活動している加工グループ「米夢」さんの米粉を使用したお菓子や、大仙市商工会女性部さんが企画・開発した野菜たっぷりのふりかけ「大仙やさい畑」を販売しました。

29日はあいにくの悪天候でしたが、30日は前日の雨風などなかったかのような青空が広がり、母屋跡のベンチも席として利用することができました。

このベンチ席は、旧池田氏庭園の見どころのひとつでもある雪見灯篭を眺めながら、ほっと一息つける晴れた日限定の特等席です。

穆如亭喫茶室は紅葉が見頃の時期にも開催する予定です。

今後の開催については、市広報やHPにてご案内いたしますのでお楽しみに!