8月15日(日)、仙北ふれあい文化センターを主会場に、仙北地域夏の風物詩「彩夏せんぼく2010」が開催され、子ども連れの家族や夏休み中の小中学生や地元の方々が大勢が訪れ、夏の日のひとときを楽しみました。
当日は、あいにく前日から降り続いた大雨の影響により、メーンイベントの「平安行列」や各種ステージイベントの会場を国指定史跡「払田柵跡」から仙北ふれあい文化センターに変更して行われました。
まつりは、毎年恒例となりました「ふれあいオーケストラダイナミックス」の演奏から開始です。
「払田柵跡」内にある小川では、子どもたちによる「魚つり教室」や「魚つかみ取り」が行われ、天気に負けず子どもたちは元気いっぱいに「つり」と「つかみ取り」に夢中になっていました。
ステージでは、「歌好き!踊り好き!大集合」と題して地元の方々による歌や踊りも披露されました。
大ヒット曲「紅の舟唄」の北見恭子さんによる「歌謡ショー」も行われ、会場を盛り上げてくれました。
まつりメーンイベントの始めを飾るのは、地元園児や小学生による「稚児行列」です。
可愛らしい子どもたちの平安衣装姿に会場内から大きな拍手と声援が送られました。会場の雰囲気に子どもたちは少々緊張気味でしたが、堂々とした行列を披露しました。
「稚児行列」の後は、いよいよ「彩夏せんぼく」メーンの「平安行列」です。
「払田の司」を先頭に従者、小町、白拍子、白張を引き連れての行列は平安時代へタイムスリップしたかのような華麗で厳かな雰囲気を中、見事な行列を披露しました。続いて払田柵を訪れた「陸奥国司」と「出羽国司」が従者たちを引き連れて行列を披露しました。
そして、まつりのステージ最後を締めくくったのは、地元太田地域の「東今泉八幡太鼓」を始め、なまはげ太鼓「男鹿っ鼓」と「蘭導~RANDO~」の3団体による「太鼓ミニフェスティバル」です。
3団体とも、観客に押し寄せてくるような躍動感と魂のこもった演奏を披露し、自分たちの持ち味を十分に発揮した見事な太鼓を見せてくれました。
まつりのフィナーレは払田柵跡に会場を移しての「花火ショー」です。1部では「プライベート花火」、2部では「天空のハッピータイム」と題して、夜空に光と音のファンタジーを演出してくれました。
打ち上げ時は、天気も回復して見事な花火が払田柵跡南門をバックに上空高々と打ち上げられ、綺麗な大輪の花が次々と上がるたびに、会場からは大きな歓声があがっていました。
今年の「花火ショー」は、今週土曜日8月28日に開催される「大曲の花火」100年を祝う、100周年提供番組の創造花火も打ち上げられ、今までとは一味違う花火に会場が酔いしれました。
イベント盛りだくさんの「彩夏せんぼく」は天候の影響で会場変更となりましたが、来年は、ぜひとも天候に恵まれ、平安の風薫る「払田柵跡」で開催したいものですね。