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天筆に願いを込めて FMはなびの収録

2月3日(土)、奥羽山荘西側広場(グラウンド・ゴルフ場)にて行われる「第37回太田の火まつり」。
太田地域に伝わる小正月行事の伝承を目的に、雪中田植えや紙風船上げ、天筆焼きなど、地域に伝わる小正月行事が一堂に行われ、例年多くの人々で賑わいます。
開催まで一週間を切り、紙風船作りや天筆焼きに使う札づくりなど、地域では関係者の皆さんが準備に勤しんでいます。

ところで、昨年の火まつり会場では、FMはなびの生中継が入り、紙風船が上げられる様子や、燃え盛る天筆の迫力などが電波を通じて伝えられ、まつりの新しい楽しみ方を我々に示してくれました。

★IMG_9346昨年度の生中継の様子

FMはなびは、今年も小正月行事の特別番組の中で、一部生放送で火まつり会場からその開催状況を伝えてくださるそうです。

その事前収録が1月26日(木)、おおた児童クラブ(放課後児童クラブ)で行われ、小学校1年生から6年生までの児童が各々願い事を短冊にしたためる様子が収録されました。
児童クラブを訪れたのは、FMはなびパーソナリティーの根田朋子さんと、セールスマネージャーの米澤友子さん。

いつもであれば50数名の児童が利用するにぎやかな児童クラブですが、インフルエンザ流行の影響等により、この日の利用者は34人と若干少なめです。

1IMG_1223行儀よく輪になってFMはなびのお二人をお迎えしました。

子どもたちに「FMはなび」って知っている?と質問したところ、
「知っている!ラジオでしょ!」と半分くらいの子ども達から良い反応がありました。
大仙市コミュニティFMの知名度は、子どもたちの中でもだいぶ上がってきているようです。

さっそく短冊に、夢や願いを書いてもらいました。
「絵を描いてもいい?」
「今の夢?大きくなってからの夢?」
さまざまな質問が飛び交う中、作業が進められます。

「好きな人の名前を書いてもいい?」という質問もあり、
『相手の人は、名前を書かれてもいいのだろうか・・・』という疑問を抱えながら、子どもたちが作業する様子を見守ります。
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願い事が書かれた五色の短冊は「み(緑)ぎ(黄色)あ(赤)し(白)あお(青)」の順に貼り合わせられ一枚の長い帯となります。
当日はこれを長い竹の棒に結びつけ、火が点いた天筆にかざし、炎で天高く舞い上がれば願い事が叶うとされているため、子どもたちは真剣に、ここ一番の願い事を短冊に書き入れていきます。

そして書き終えた人から、ラジオの収録に応じていきます。
「今よりも性能のいい車をつくりたい」
「大学に入って、学校の先生になりたい」
「パティシエになりたい」

という将来の夢や希望もあれば
「算数がすらすらできるようになりたい」
「マラソン大会で1位になりたい」
「スキーがもっとじょうずになりたい」
という学校生活での願いもありました。

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中には「ボクの夢は教えたくないな…」と出し惜しみしながらも、いざマイクを向けられると元気に夢を語り出す子もいました。

こうして収録された子どもたちの夢は、2月3日(土)の午後5時からFMはなびの特別番組『冬だから元気!雪国キッズ』の中で、火まつり会場の中継などを交えながら放送されます。

一方、第37回太田の火まつりは、2月3日(土)午後5時の神事から始まります。
そして、迫力の天筆焼きはフィナーレに近づいた、午後8時ころからの予定です。

当日、子どもたちの願いが空高く舞い上がることを願って・・・
FMはなびも  Check it out !!
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南外小唄まつりにきてたんせ〜。

今年も南外小唄まつりが2日間開催されます。

1日目はスマイルボウリング大会や踊り・カラオケなどの芸能発表、室内ゲーム大会のほか、ビデオ上映や子ども遊びコーナーも設置します。

2日目の午前は大仙市芸術文化協会南外支部加盟団体による「なんがい唄と踊りの祭典」、午後からは「南外小唄コンクール」を開催します。南外小唄愛好家が多数出場し、自慢の唄声を競います。

また、両日、懐かしの広報写真やわら細工の展示も予定しております。

写真は昨年の様子です。

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今年も民謡日本一の小野花子さんに特別ゲスト、審査員として参加していただきます。

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食堂コーナーでは低料金で食事ができるほか、ほほえみ直売所での野菜や漬物を購入することもできます。

今年で第5回目を迎え定着してきた「南外小唄コンクール」には例年、子どもから大人まで参加し、今年もさらに多くの方がエントリーされています。たくさんの方からお越しいただき、「南外小唄まつり」を楽しんでいただきたいです。

ぜひ、南外にきてたんせ〜!

□開催日時  2月3日(土)〜4日(日) 午前9時〜

□開催場所  南外コミュニティセンター

 

【遠方からお越しいただく方へ】

この寒い季節、心身ともに温まる南外の温泉で日頃の疲れを癒してみませんか?

南外コミュニティセンターから温泉施設まで、車で約5分。こちらもぜひ、ご利用ください!

☆岩倉温泉      大仙市南外字湯元1 (電話 0187-74-2345)

☆南外ふるさと館     大仙市南外字松木田44ー2(電話 0187-74-2310)

☆湯の神温泉「神湯館」   大仙市南外字湯神台72ー3(電話 0187-74-2722)

 

『夢事業 ゆめプラン~ともだちっていいね!』をレポートします!

みなさん、明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

2018年初のブログ更新です!

今回の記事は、新年一発目にふさわしい元気いっぱいの記事をお届けしたいと思います。

P14603211月19日(金)、西仙北スポーツセンターに市内の認定こども園3園が集まりました。

西仙北の西仙あおぞらこども園から27人、神岡のすくすくだけっこ園から33人、南外のつきの木こども園から13人の計73人の年長さんが集まり、ドッチボールやダンスをして汗を流しました。

P1460272午前10時。「出会いの会」で顔合わせをした後、「しっぽとりゲーム」の開始です。

各保育園の園児たちが混じわって、20人程度の3チームに分かれました。

青色のゼッケンを着ているのが「すいぞくかんチーム」 緑色のゼッケンが「れすとらんチーム」 赤色のゼッケンが「どうぶつチーム」です。

P1460276園児たちは左腕に名前が書いてある腕章をしていて、ピンクはあおぞら、黄色がだけっこ、水色がつきの木というようにどこの園に所属しているのか分かるようになっています。

 

第一回戦のしっぽとりゲームがスタートです!

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元気いっぱい走り回ってました。

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しっぽとりゲームを頑張っている友だちに声援を送っています。

ゲーム終了後、何本取ったか各チームで数えています。

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最後までしっぽを取られずに、逃げ切った園児もいました!

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続いて、みんながお待ちかねのドッチボール大会です。

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ゲームの前に先生からルールの約束がありました。

 

ワンバウンドして当たってもセーフというような規則的なことや、 顔や頭を狙わないということを確認しました。

2チームでの対戦形式で、残りのチームは応援を頑張っていました。

各チーム、対戦前の作戦会議をしています。

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どのような配置にするか、ボールがきたらどのように動くのか各チーム作戦を練っていました。

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円陣を組むチームもありました! 気合い十分です。

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残りのチームは仲間に、「がんばれー!」「逃げろー!」などと熱い声援を一生懸命送っていました。

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ボールに飛びつく園児たち。 元気いっぱいでした(^_^)

ドッチボールで汗を流した後、休憩をはさみ、ダンスの時間です。

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ちがう園児同士でペアをつくり、手をつないで「ひょっこりひょうたん島」ダンスをします。

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先生からのダンスの指導がありました。 先生を見本にみんな真剣に練習していました。

さて、本番。

ひょっこりひょうたん島~~♪でお互いの手をパンと合わせ、 最後はお互いにギュッと抱き合いました。

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ダンスの後に、みんなで「みんなでひとつになったよ、ともだちっていいね」と合い言葉を唱えました。

「さよならの会」では、みんなで感想を言い合いました。 司会担当の園児たちが前に並び、他の園児たちに今日の感想はどうだったか聞いています。

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「ドッチボールが楽しかった!」「しっぽとりゲームで7本とれた!」「みんなと頑張ることが楽しかった!」などなど、様々な感想がありました。

最後のお別れのとき。

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ハイタッチをしてお別れをしています。 別れを惜しむ声もあれば、「また会おうね!」と再会を約束している場面も見られました。

西仙あおぞらこども園の園長さんのお話では、「ドッチボールは年長さんだからできる遊びで、年少の子どもたちはルールを理解するのも難しい。だからこそ、こうやって他の園の友だちとルールをお互い理解して、協力して遊ぶことで仲間意識や、友だちのことを思いやる心が育つのではないか」と仰っていました。

ドッチボール大会のとき園児たちはボールをお互い譲り合っていたり、園を越えて、チームを越えて互いに応援していた姿を思い出し、園長先生のお言葉に納得しました。 『夢事業 ゆめプラン~ともだちっていいね!!』は、園の垣根を越えた交流を通して、たくさんの友だちと触れ合い、力を合わせる喜びを味わってもらうことを目的としています。

今回は第三回目の交流でしたが、第一回目が7月に、第二回目が9月に開催されています。それぞれ、カポエイラ(ブラジルの伝統武術)や、パラバルーンといった体を動かして遊ぶ中で、友だちと触れ合う楽しさを実感したそうです。

今回のドッチボールも「みんなでひとつになれたよ ともだちっていいね!!」と題し、体を思い切り動かして遊びつつ、友だちと つながる楽しさや喜びが感じられるような交流だったと思います。

一人では難しいことも、友だちと協力するとできたり、楽しさを共感できるのだと思います。来年度から小学校に進学する子どもたちですが、協力することの大切さを感じたのではないでしょうか。

紙風船に願いをこめて

2月3日(土)開催の太田の火まつりに向けて、なんとなく気忙しい太田地域。
今年は例年より2週間早く開催されるため、各集落会や学校なども準備に早く取り掛かっています。
太田支所でも、毎年職員による紙風船づくりを行っていますが、今年は例年より早く1月17日・18日の二日間で作成しました。太田支所の職員であっても、太田地域出身者は3分の1ほどの人数しかいません。毎年の紙風船づくりは、地域の伝統を継承していく意味も込めて、当日のイベント運営だけでなく、受け継がれている技や想いを知るいい機会と考えています。
「太田の火まつり」は、地域に伝わる大切な小正月行事をさらに後世に伝承しようとはじまったものです。
そもそも火をたく年中行事は、私たち日本人の生活の中に古くから伝承されています。火は命の象徴であり、神霊を招く目印であり、いっさいを焼き尽くして浄化するなど、日本人の心の中でもさまざまな意味を思っています。
また、年神様や先祖をお迎えしてお祝いする大正月(元旦)に対し、小正月(現在の2月中旬)の時期には、豊作や地域の安泰、家族の無病息災などを祈る時期とされています。
太田地域で行われてきた天筆焼きや紙風船上げは、まさしく火をたく小正月行事、命の象徴である火をたき地域の安泰を願うことにこそ意義があったのではと思います。
その意義を感じながら、今年太田支所の紙風船には「祈 大仙市大雨災害早期復興」と願いをこめました。これは、昨年7月の大雨により大仙市が大きな被害をうけたことへの復興祈願です。
今年は職員と一緒に、東部新規就農者研修施設の研修生3名、そして地域おこし協力隊の渡邉衣里さんが参加してくれました。大雨の時のエピソードを語りながら、イラストの色塗りを担当してもらいました。DSC_3229DSC_3222今後就農を考えている研修生にとっても、大雨で被害を受けた農地への思いは格別。早期の復興を願うことと自らも災害に負けない強い農家になりたいと語ってくれました。今回参加してくださった研修生の3名は、みなさん太田地域出身、紙風船づくりは小学生以来という方と高校生以来という方。若い世代が地域の小正月行事に携わる姿は、気持ちのいいものです。「火まつりの実行委員も頼むよ!」と気合をかけられると「いいですよ」と即答。ノリなのかな?本気にしてもいいのかな?まずは楽しく参加してもらえたことは感じました。一つの目的に向かって、みんなで一緒に取り組むことは大人になっても楽しいものです。DSC_3253地域おこし協力隊の衣里さんは、二日間もお手伝いしてくださいました。下絵から色塗りそして紙風船づくりの一番の難所、貼りあわせの瞬間には、主要な部分ののりづけを率先して行ってくださいました。DSC_3271貼りあわせ風船の形になったところに熱風を入れ、膨らんだ中に衣里さんが入ると、まぁ一段とキュート♪IMG_2575こうして完成した紙風船、今年は一段と願いをこめた力作となりました。

紙風船づくりの手順や技ももちろん受け継ぐものですが、紙風船にこめる想いや願いも受け継いでいきたいと改めて思いました。火まつりの当日は天高く舞いあがり、紙風船にこめた願いが成就しますように☆
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。当日会場でお待ちしていますよ!

受け継がれていく八坂神社ぼんでん奉納

小正月行事の八坂神社ぼんでん奉納が1月14日(日)大仙市清水地区の八坂神社で行われました。hairu

清水地区梵天保存会のみなさんが地元の清水小学校の児童へ「ぼんでん唄」を継承しています。この日は清水小学校の全校児童も参加してぼんでん奉納を行います。

ぼんでんは祝い事など縁起の良いものです。当日は朝早くから小学校周辺の郵便局や商店などをめぐり、「商売繁盛」「五穀豊穣」のぼんでん唄を披露します。

tateuta荒々しい喧嘩ぼんでんとして知られる八坂神社ぼんでん奉納は、大人も子供も関係ありません。勢いよく奉納しないと何度も何度も押し返されて自分たちのぼんでんは奉納できません。

「もっと、元気よくーーー!!」大人たちの怒号が響き渡ります。

何度か押し返される中で、大人衆の妨害を乗り越えて、乗り越えて、乗り越えて。

osiaihounou 大人衆ともみ合いながらよ〜やく奉納しました。

 

otonaosu小学生のぼんでん奉納が終わると、いよいよです!!!!!

集落の家々をまわったそれぞれのぼんでんが、半纏を身にまとった男衆に担ぎ上げられて、湧き泉(わきみず)の中でも熱気を帯びた歓声とほら貝の音。

ikeikenonakanandeike清水の子供たちは、清水地区梵天保存会のみなさんから教わったぼんでん唄を、唄い継ぎ、こうして会場で熱気ある大人衆のぼんでん奉納を見て育つ。

自分たちが大人になった時。

子供たちのぼんでん奉納を妨害し、けんかぼんでんの熱意を魅せる。

またひとつ歴史を引き継ぐ。

そしてまた、子供たちが大人になって・・・

そしてまた・・・

450年の歴史ある八坂神社ぼんでん奉納。

 

 

こうして歴史が続く瞬間に立ち会えたことを、嬉しく思う1日となりました。

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スケート最高!

1月10日、青少年育成市民会議南外地域会議事業「なんがいキッズ☆アドベンチャー」で秋田県立スケート場と秋田県立児童会館を訪れました。参加者15名がバスに乗り、いざ出発!南外から少し離れた秋田市まで、バスの中は賑やかで話が弾んでました。

RIMG6275スケート場到着。子どもたちはウキウキしながらバスを下り準備を始めました。経験のある子はスイスイ滑り、とても上手でした!初心者の子は恐る恐る手すりに掴まりながら練習をしていましたが、最後の方では手を離して歩けるようになりました!上達が早く驚きました!

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午後からは県立児童会館へ。そこではプラネタリウム鑑賞をして疲れた体をほぐし、綺麗な星空で癒されたと思います。みんな最後まで静かに鑑賞を楽しみました。

帰りのバスは静かに時間が過ぎ、子どもたちはお疲れの様子でした。

冬休みの思い出がまた一つ増え、楽しかった体験を家族や友達に伝えてほしいですね。

 

公民館にサンタがやってきた!

12月25日、南外公民館にサンタクロースが訪れました。

南外公民館主催の「クリスマスおたのしみ会」が南外公民館で行われ、地元の小学生24名が参加しました。

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始めに工作づくり。空のティッシュボックスを使用し「ししまいづくり」に挑戦しました!切ったり貼ったり、細かい作業もありましたが手伝ってもらいながらそれぞれ個性豊かな獅子頭を完成させることができました。

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夕食にはカレー、サラダ、フランクフルト、デザートが!!グループごとに、友達とのおいしい楽しい夕食会となりました。

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食後は南外図書館ボランティア、佐藤美喜子さんによる「おはなし会」。食後の落ち着いた時間の中で、大型紙芝居・絵本などゆっくり、じっくり聞くことができました。

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最後は待ちに待ったサンタクロースの登場!いくつになってもプレゼントはうれしいものです。一人一人に手渡され大喜びの子どもたちでした。サンタクロースとの記念撮影でクリスマス会は終わりとなりました。

RIMG6232RIMG6235サンタさんありがとう。また来年も公民館にきてね〜!

惣行集落会の紙風船づくり 太田の火まつりに向けて

太田地域の冬の一大イベント「太田の火まつり」が2月3日(土)に開催されます。
紙風船上げ、天筆焼き、雪中田植えなど、地域に伝わる小正月行事を一堂に集め、その伝承を目的として行われ、今年で37回目の開催となります。

例年であれば2月の下旬に開催されてきた太田の火まつりでしたが、近年は気温上昇や積雪量の減少、降雨などにより、イベントへの影響が懸念され始めたことから、この度の実行委員会で開催日程繰り上げの判断がされたところです。

 

火まつりの見どころの一つ「紙風船上げ」は、地域の各集落会や小中学校、園などで作られた紙風船が夜空に舞い上がり、太田の空に幻想的な光景を作り出します。
現在、2月3日の開催に向けて、地域の皆さんが紙風船の製作を進めているところです。

1月14日、惣行会館でも、集落の子ども達と保護者の皆さんが共同で紙風船作りに精を出す姿がありました。
作業は午前9時頃から、総勢25名が集まり行われ、私が到着した時は既に絵付け作業が始まっていました。

作られる紙風船は円筒形で胴周約5m、高さ約4mと大きめ。
その材料にはグラシン紙という、食品やお菓子の包装などによく使わる、薄く耐久性に優れた用紙が使われます。
76㎝×101㎝の用紙を貼り合わせ、それらに絵付けや文章を施した後、大きな大きな紙風船に組み立てます。

今年の絵柄は、子どもから大人まで幅広い人気を誇る、あのキャラクター達がモチーフ。
各々絵の具セットを持ち寄り、事前に保護者の皆さんがつけた下書きに沿って、絵の具で色付けしていきます。
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実際のモデルに忠実なものから独創性溢れるものまで、多種多様なキャラクターが描かれていきます。

アクリル絵の具を使っているので、乾いた後の艶と発色が鮮やかです。
最後に黒で縁取りをして・・・そうそう、作者の署名も忘れずに書き入れます。

絵の具が乾いたのを確認したら、紙を貼り合わせ紙風船にしていきます。
ここが一番気を遣う作業で、裏表が逆になったりしないよう、紙の向きに細心の注意を払いながら全員で慎重に行っていきます。
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全てが張り合わされたら扇風機で紙風船の中に風を送り膨らませ、大人は外から、子どもたちは紙風船の中から、紙がしっかり貼り合わされているか確認します。
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隙間がない事を確認したら、紙風船のてっぺん部分に、丸く切ったグラシン紙を張り付けて蓋をします。
そして、下部に針金の輪を固定し、完成!
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毎年製作している皆さんでも、絵付けから完成まで約3時間の工程でした。
良い仕上がりに、子どもたちも満足げです。

小正月行事の伝承を目的に開催している太田の火まつり。
開催にむけて、地域の各集落でこのような準備が着々と進められています。
同じ集落の大人と子ども達が集まり、こうしてひとつの紙風船を作るという作業は、紙風船作りの「技」と「想い」を後世に伝承する大切な時間でもあると思います。

準備から携わった皆さんにとって、火まつりを迎える楽しみもひとしおなはず。
心を込めて作った紙風船は、冬の夜空にどんな表情を見せるのでしょう。
今から楽しみですね!

「お餅で動物やお花を作ろう!」

1月6日(土)中仙公民館で地元の「藤田菓子店」藤田俊幸氏を講師にお招きし、幼児から小学生の子供たちとその家族が、正月にふさわしいお餅での動物やお花、キャラクターお菓子作りに挑戦しました。

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電子レンジを使って簡単にお餅を作る方法や、お餅の色づけについて教えていただきながら、たくさんの質問が飛び交う中、子供たちが作るキャラクターのお餅がどんどんどんどん作られていきました。

usirokorekana「親子や祖父母と孫、みんなでふれあいながら創作する喜びを目的に!」とこの事業を行いましたが、参加者みんな「このお花かわいい♪」とか食紅でカラフルに色付けされたお餅とお餅を組み合わせて「この色とこの色をまぜまぜするとぉ〜、えっーーーこんな色☆」と目をキラキラさせて作っていました。

そして、最初はぎこちなかった作業も数を作っていくうちに職人さながらの??キャラクターが出来上がり、終始笑顔の絶えない教室となりました。

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楽しく食べて、心も体も健やかに

1月10日、おおた児童クラブで、太田地域食生活改善推進員(ヘルスメイト)の皆さんによる食育事業「レッツ!チャレンジ健やかクッキング教室」が開かれ、冬休み中の小学生約30名がヘルスメイトの皆さん手作りのお昼ご飯と、食後のゲームで楽しいひと時を過ごしました。toujyou
11時ころ、おおた児童クラブに8名のヘルスメイトが到着。
会場に昼食の入った大きな鍋やボウル、炊飯器なども一緒に運び込まれます。

初めに、ヘルスメイトの小松ミホ会長から児童クラブの皆さんにあいさつ。
ヘルスメイトの皆さんは、およそ1か月前の12月8日にもここを訪れ、「病焼きの日」の伝統を伝えようと、手作りのおやきを子どもたちにプレゼントしたばかりです。
あいさつの中で「病焼の日のおやきはどうでしたか。お正月は風邪ひかずに年越しできましたか?」と質問。
「はい!」という声に交じって、「風邪ひきましたー!」と元気いっぱいの声もありましたが、病焼のおかげで元気に年越しができた様子です。

続いて、さっそく今日のお昼ご飯に使われている食材の紹介を兼ねて、子どもたちにクイズが出されます。

1DSC_3073「煮ても焼いても揚げ物でも美味しいが、芽にはソラニンという毒がある食べ物は? ――ジャガイモ!」
「リコピンたっぷりで赤の丸くてかわいい野菜は? ――トマト!」

リコピンやカロテンといった用語にもひるまず、ほぼ即答で正解を当ててくる子供たちの知識の広さに、ヘルスメイトの皆さんが驚く場面もありました。

クイズで食材を紹介した後は、いよいよ昼食のメニューを発表。
今日の昼食は、
・とびきりカレー(玉ねぎ、ジャガイモ、カボチャ、ひき肉、レーズン、コーン)
・シャカシャカサラダ (千切り大根、水菜、レタス、ニンジン、トマト、お好みのドレッシングをかけて)
・デザート(果物、ヨーグルト、お好みのフルーツジャムをかけて)
の3種類です。

身なりを整え、手洗い・消毒を済ませ、さっそく昼食の準備が始まります。1DSC_3076
盛り付け作業は、メニューごとに子どもたちがセルフサービスで行っていきます。
最初から大盛りにする子もいれば、遠慮してか少なめに盛る子もいて、盛り付けの傾向は人それぞれ。
ヘルスメイトの皆さんは盛り付けを手伝う傍ら、腕によりをかけて作った料理が鍋やボウルから減っていく様子を見守っていました。moritsukesagyouサラダコーナーには、千切りされたトマトやニンジン、レタスや大根がずらっと並びます。
野菜をただ盛り付けるのではなく、あらかじめ持ってきたタッパーに入れ、好きなドレッシングをかけ蓋をし、シャカシャカ軽く振ると、ドレッシングと野菜がいい具合に混ざったシャカシャカサラダの完成です。
野菜を敬遠しがちな子供たちに、普段とは違った食べ方でサラダを食べてもらおうというヘルスメイトならではの工夫が見られます。
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全員盛り付けが終わると、ちょうど12時になりました。
席についたら、感謝の気持ちを込めて「いただきます」をします。
私も一緒に、いただきます!
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一口目のカレーをほおばった子どもたちは、
「うちのカレーと違う!」
「これなんだろ、何か入ってる・・・ほしぶどう?!」
と、普段食べているカレーとの違いに新鮮な様子。
入っている具材に目を凝らしながらみるみるうちにお皿を空にしていきます。
itadakimasu2サラダもデザートも「うちのと違うけれどおいしい!」とつぎつぎに完食。
食べ始めて10分もしないうちにおかわりに立つ人が続き、カレーやデザートだけでなく野菜のコーナーにまで再び列を作りました。
この列の中には、普段から野菜が得意でなくあまり食べないという子の姿もあり、普段好き嫌いの多い子が何回もおかわりしているのを見て、児童クラブの先生方も驚いていました。

お腹いっぱい昼食を食べた後は、片付けの時間をはさみ、グループに分かれてお正月遊びの定番「かるた」で遊びます。
このかるた、その名も「食育かるた」といい、食や生活習慣について学べるような絵柄や文章が使われた、まさに食育事業にうってつけの仕様となっています。
ヘルスメイトさんも札を読む係として各グループに加わります。

karutatori最初は穏やかにはじめられた札取は次第に激しさを増し、場は白熱。
子どもたちの元気な声が響き渡りました。

中には頑張りすぎて食後のいい運動になった人もいるかもしれませんが、一般的に、こうした座ったままできる食後の団らんは、食べたものの消化を促し、お腹だけでなく精神的なコンディションも整える効果があると言われています。
1DSC_3149こうして楽しい時間は過ぎ、あっという間にお開きの時間。
お腹も心もいっぱいになった子どもたちから、ヘルスメイトの皆さんに感謝の言葉が伝えられました。

事業の後、子供たちからは、
「干しぶどうが入ったカレーは初めてで、最初驚いたけれど食べてみたらおいしかった」
「ふだんあまり野菜は食べないけれど、みんなおかわりするから食べてしまった」
「大勢でかるたができて楽しかった」
という満足げな声を聞くことができました。

食事の際、栄養やバランスの観点から『何を』食べるかということはもちろん大切ですが、『誰と、どうやって』食べるか、そして食べた後『どう過ごすか』も心身の健康にとってとても重要な要素と言えます。

子どもたちにとって、みんなで同じものをよそって食べる「会食」の効果、そして食後に心と体を整える『団らん』の大切さを体験することができた貴重な時間でした。

ヘルスメイトの皆さん、この度も素晴らしい食育事業をありがとうございました!

あまくて大粒「太田産いちご」

新しい年の始まりは、めでたく赤いもの、そしてがんばる農業の実態を広くお知らせする話題をと思い、仕事始めの1月4日に「アグリフォー太田」のいちごのハウス棟にお邪魔してきました。

太田町東今泉地域の農事組合法人「アグリフォー太田(小松一男代表理事)」では、いちごの栽培に取り組んでいます。
「アグリフォー太田」は平成20年1月の設立、太田地域でも農業法人経営に取り組んだ先駆けであり、稲作だけに頼らない経営戦略を繰り広げています。春から秋にかけては稲作と大豆を栽培、そして新しい戦略として今シーズンからビニールハウスでのいちご栽培にチャレンジしています。

見渡す限り雪の中に突如、大きなビニールハウスが4棟見えてきます。IMG_4833

「いちご直売所」の看板で雪道を入っていくとプレハブ小屋に到着。中に入ると、あまい香りに包まれながら、従業員の皆さんが真っ赤ないちごをパック詰めしています。IMG_4790IMG_4780

大きないちごに目を奪われます。サイズの違いはわかるものの、見た目で品種の違いまではわかりませんが、パック詰めしているのは「とちおとめ」「紅ほっぺ」「やよいひめ」の3種類。取材者の特権で、もぎたてを味比べさせてもらいましたが、どれを食べても甘酸っぱさがたまらくおいしい!どれがおいしい?と聞かれても、食べた直後が一番美味しくて、食べるほどに一番が変わってしまいます。
今シーズンから始まったいちごの収穫、もちろんパック詰めも初めてのことです。「いちごの頭を揃えて詰めて。商品の顔になるから、見栄えが良くないと」「これ、目方いいべが?」「目方じゃくてグラムでしょ」などと作業される様子にも、チームワークの良さが感じられます。

その後、いちご担当の高橋均さんに案内していただき、ビニールハウスにもお邪魔しました。IMG_4830IMG_4811

ハウスの中は、あま~い香りと温かさに包まれています。ハウス内の室温は24度ほど、いちごの生育に適した温度に保たれています。いちごの株が植えられているのはヤシ床とよばれる、ヤシの木が原料のいちご用のベット。IMG_4795

温水管が埋め込まれベットは常に17度ほどに保たれており、さらに栄養分になる養水のパイプもあり、時間になるとパイプから養水がドリップされているとこのこと。まさに手厚く温室育ち、おいしいいちごに育つはずです。

いちごの一株からは約10粒ほどのいちごが収穫でき、最初は大粒、だんだんと小さくなるそうです。そして次々と実をつけるための重要な役目を担うのがミツバチです。ハウスの中に、ミツバチの巣箱があり、そこから次々とハチが飛び立ち、花から花へと渡っていきます。IMG_4827

「アグリフォー太田」のいちご栽培に向けた始動は昨年5月末、そして8月中にビニールハウスの引き渡しを受け、実際にいちごの苗植えをしたのは9月14日だったそうです。日照時間を確保するために、決まった時間まで照明をつけたり、ハウス内の温度を一定にするため、空気を循環させるポンプや送風機があったりと、雪国でいちご栽培をするための設備や工夫がたくさんありました。たいへんな設備投資に、「いちご栽培をやろうとおもったのは、一大決心ですよね?」と高橋さんに質問をぶつけると「代表がやりたかったので、すぐ決まりましたよ」と一言。そして代表の小松一男さんは「いちごをやることが夢だったんだ。夢はみるものでなくて、かなえるものだ」と笑い飛ばします。リーダーシップと信頼感、いい仲間でいい仕事をしているのだなと、また一つ法人経営の良さを感じました。仲間がいるからこそ信頼して新しいチャレンジができ、そして一緒に働く仲間のために通年就労を生み出している、いちご栽培の取り組みには、そんな仲間を思う温かさがあるような気がしました。

「アグリフォー太田」の新しいチャレンジである「いちご栽培」、太田支所では今後も応援していきます! 太田産いちごはJAに出荷しているほか、直売所でも購入できます。大粒のあま~いいちご、ぜひお試しください。IMG_4785

ちなみに、1月15日は「いいいちご」のゴロ合わせから「いちごの日」だそうです。
1月15日は、太田産いちごを食べましょう!

滑り初めは大台スキー場で

あけましておめでとうございます。
いよいよ平成も30年を迎えました。

年末年始は更新をお休みさせていただいた当ブログですが、本年もまた新たな気持ちで「太田地域の情報発信」に努めていきたいと思います。
何とぞよろしくお願いいたします。

さて、この年末年始の空模様はというと、12月31日時点での積雪深は70cm超を記録し、12月29日から1月3日までの6日間で除雪車は4回出動するなど、ほとんど降雪が無かった前年に比べ、なかなかの大雪となりました。

ただ幸いにも、大晦日の夜から元旦にかけては少し気温が上がり、平地では雨が降るなど、年明けから除雪作業に勤しまずに済んだことは、まず何よりだったなと感じています。

そのような中、このお正月はいかがお過ごしでしょうか。
初詣や初売り、書初めなど、正月ならではの催しを楽しまれている方も多いかと思います。

一方、大台スキー場には新年早々「滑り初め」に来られる方も多かったようです。

こちらは昨日、1月3日の様子。
天候も良く、澄んだ仙北平野が見渡せるまさに絶好のロケーションの中、訪れた多くの人で賑わいをみせました。
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昨シーズンは、雪不足により悔しくも年末年始の営業ができなかったことから、こうして年末年始の営業ができるのは2年ぶりのこと。

ゲレンデがカラフルなスキーウェアで彩られ、夜はナイターの光に輝く様子は、まさに太田地域の冬の風物詩ともいえます。
IMG_81371月2日から6日にかけてのお正月期間中は、日中営業(9:00〜16:00)に加えて、毎日ナイター営業(17:30~21:30)が行われています。

滑り初めがまだの方も、すでに何回も行っているという方も、是非足をお運びください!!