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大綱交流館体験プログラム「刈和野大綱米プロジェクト」田植え作業が行われました!

毎年2月10日に行われている国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」は、現在までその形を変えることなく引き継がれてきた伝統行事です。
しかし、後継者育成、大綱の原材料確保などの課題も多く、将来に繋がる地域の人づくりや稲わらの安定的な確保が必要となっています。

このような背景から、今年度より「刈和野大綱米プロジェクト」がスタートします!
このプロジェクトは農業体験を通じて幼保小中高校が一丸となり、地域の活性化を図ることを目的として行われます。

5月21日(金)、あいにくの雨模様となりましたが、北野目字三条川原の田んぼ(刈和野大綱ファームのほ場)を会場に、田植え作業が行われました!

午前中は西仙北小学校の5年生50人、西仙北中学校の3年生43人が参加しました。
また、西仙あおぞらこども園の園児18人・みつば保育園の園児43人も応援にかけつけました。

はじめに、大綱ファームの高橋さんの説明を真剣に聞く子どもたち。

その後、田んぼに移動し、田植えをスタートしました!
刈和野大綱ファーム、刈和野大綱引保存会の皆さんのサポートのもと、子どもたちは苗をひとつひとつ植えていきました。
子どもたちの元気なパワーのおかげか、途中から雨もやみました。

「GoGo!!綱が~る」のお恭さんも子どもたちと一緒にがんばっていました!
Go Go!!綱が~るの詳細はこちら

園児たちはこの日のためにペットボトル等で自作した応援グッズを手に、「ガンバレー!ガンバレー!」と元気な声で応援していました。
はじめは、雨が降っていたためテント内で応援していましたが、雨が止んでからは田んぼのすぐ横でお兄さんお姉さんたちに声援を送っていました。

午後は、西仙北高校の全校生徒75人が田植え作業を頑張りました。
作業も手早く進めていて流石でした!

この日は順調に田植えを終えることができました。稲の成長が楽しみです!

今後の予定として、秋には稲刈り・はさがけ作業が行われます。
収穫した稲わらは、刈和野の大綱引きの大綱製作の材料や小学生のグミ編み体験で使用されます。また、お米は学校の授業等で使用される予定です。

大沢郷地域おこし組合『レンコン掘り・作付け』が行われました!

西仙北地域の大沢郷地区では、市民団体「大沢郷地域おこし組合」が地域づくり活動をしています。大沢郷地域おこし組合は、雄清水を守る会、亀田街道を守る会、大沢郷地区集落会長会、農業法人宿ファームの人々で構成されています。

現在、大沢郷地域おこし組合では、「雄清水・雌清水※」の湧水を活用し、ワサビとレンコンを栽培し、特産品化を目指しています。
 
※「雄清水・雌清水」とは、1年を通して12℃前後で、毎分500ℓ自噴する涸れることのない延命の水として知られており、多くの人が湧水を汲みに訪れています。この湧水を高熱のときに飲んだら熱が下がったということで、水神様が宿っている湧き水であると古くから言い伝えられてきました。地元の酒友会の「大綱の響(つなのひびき)」には「雄清水・雌清水」が使用され、モンドセレクション1997で金賞を受賞しました。

5月上旬、地域住民が協力して、種となるレンコンを掘る作業が行われました。
先に、機械で泥中のレンコンを掘り起こした後、レンコンを引き抜く作業を行いました。
レンコン畑は、底が深く、一度畑に入ると膝まで浸かり、足場が安定しない状態なので作業は一苦労ですが、1日がかりで頑張りました。

そして、別日に、掘り起こしたレンコンの作付け作業が行われました。作付けは、レンコンを2メートル程度の間隔で植えることができるように、先にロープを張ってから、レンコンをボートに乗せて田んぼに入り、1本1本植えていきました。

今後、気温が暖かくなり、レンコンがどんどん成長していくことが楽しみです。また、8月頃にはきれいな花を見ることができるのも楽しみです。
 
大沢郷地域おこし組合では、地域活動を紹介したHPを公開していますので、是非ご覧ください。
リンクはこちら→大沢郷地域おこし組合

湧水の横には、無人直売所があり、季節の野菜、苗などが販売されています。
作業している間も、水を汲みに来る方や野菜等を購入しに来る方で賑わっていました。日によって販売されているものが違いますので、雄清水、雌清水にお立ち寄りの際は是非こちらも見てください。

おすすめ!モリボの里

奥羽山脈のふもとに、「太田四季の村」という自然を満喫できるエリアがあります。大台スキー場や秋田太田奥羽グラウンド・ゴルフ場なども含まれたこの一帯は、恵まれた自然環境を生かし、「人と自然とのふれあい」をテーマに整備されたエリアです。
そのエリア内の農村体験をコンセプトとしたエリアが「モリボの里」です。「モリボの里」の中でもイチオシが、「動物舎」です。モリボの里の動物舎には、かつて農村生活に欠かせなかった動物たち、ウシ・ウマ・ヒツジ・ヤギなどが飼育されています。今やペットブームでイヌやネコなどの動物と暮らしている方はたくさんいますが、現在の農村風景にウシ・ウマなどを見かけることは、ほとんどなくなりました。この動物舎では、かつての農村の暮らしを支えた動物たちをじっくりと観察することができます。コロナが蔓延する前は、エサやり体験やふれあい体験ができましたが、残念ながら、現在は見学のみとなっています。

この春には、ニューフェイスとして比内地鶏のメスが20羽、ジャンボウサギのメスが1羽仲間入りしました。 

現在、動物舎にいるのは、ウシ・ウマ・ヒツジ・ヤギ・ウサギ・比内地鶏です。
 
どの動物も、管理人さんが愛情たっぷりにお世話しているので、穏やかに健やかに育っているように見えます。動物舎では、ゆったりと時間が流れ、ずうっ~と見ていても飽きません。

コロナ禍で、遠方へのお出かけが心配な方、外で遊べるスポットをお探しの方、いまこそ「モリボの里」がおすすめですよ!

利用料金は 大人(中学生以上)が310円 小学生が110円 小学生未満は無料です。
秋田太田奥羽グラウンド・ゴルフ場に隣接しています。そちらを目印にお越しください。

太田の黄桜 今が見ごろです

大台スキー場の黄桜が見ごろを迎えています。

例年5月上旬に開催されている「太田黄桜まつり」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、残念ながら2年連続の中止となってしまいました。

直接いらっしゃるのが難しい方も、ぜひ写真でお楽しみください。

この黄桜は、淡黄色の花をつけることから名づけられた「ウコンザクラ」という品種で、平成8年に秋田県の「生活環境保全林整備事業」により植えられたものです。
また、その翌年の平成9年に太田で開催された「第3回全国市町村の森サミット」でも記念植樹として数本植えられました。

現在では、207本の黄桜の並木道が全長630mにわたって延びています。
これは、黄桜の並木道としては東北で一番の規模です。

全国のほとんどの場所で観測史上最も早い桜の開花となった今年の春。
近隣のソメイヨシノはもう葉桜となってしまいましたが、黄桜は今が見ごろです。
10日ごろまで楽しめると思いますので、いらっしゃる場合は感染対策をしっかりしたうえで、ぜひご覧ください。