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秋田県大仙市公式ブログ

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秋の桜?

「大仙市の花」といえば、秋桜と書いて「コスモス」ですが、春に咲く「桜」がこんな時期に咲いています。

季節外れの花をつけているのは、太田町駒場の加藤さんの庭にある桜の木。
「50年くらい前からこの木を見ているが、こんなことは初めて」と加藤さんもびっくり。
道路沿いの木なので、通りすがりの人もみんな足を止めて見ていきます。よく写真を撮らせてほしいと頼まれるそうです。

加藤さんによると、この桜は八重桜の一種。
春には濃いピンク色のキレイな花を咲かせるそうですが、今回咲かせた花はそれよりも淡い色合いで、花びらの枚数も少なめ。
桜の木は2本あり、1本に花をつけたと思ったら、2本目の木のつぼみも次々と咲き始めたとのこと。
まだ暑さの残る9月の青空のもと、なんだか不思議ですが、また違った美しさがあります。

夏に何らかの原因で葉が落ちてしまい、その後寒暖の差があると、桜が「春が来た」と勘違いして咲いてしまうことがあると言われています。
今年は梅雨が長く、8月下旬になってから暑い日が続いていることが影響しているのでしょうか。

先日お知らせした、サボテンの花の開花など、珍しい現象が続いています。
今年の夏は、新型コロナウイルスの影響で花火大会などのイベントが中止になったり、移動の自粛が求められたりと、いつもと違った夏になりましたが、花にとっても特別な夏になったようです。

サボテンの花が咲きました

9月7日(月)、太田町川口の鷹觜さんのお宅でサボテンの花が咲きました。

鷹觜さんによると、前日まではいつもと変わらなかったのに、この日の朝5時半ころに起きて見てみると花が咲いていたとのこと。知人に譲り受けて育て始めてから約15年、花が咲いたのは初めてだそうです。

サボテンといえば、緑色で丸っこくて、トゲトゲで…というイメージがありますが、このようにかわいらしい花を咲かせてくれるなんて意外に思う方も多いと思います。
サボテンには、なんと2,000以上もの種類があるそうです。その中には、すぐに花を咲かせるものもあれば、咲くまでに何十年もかかるものもあります。
育てるのにあまり手間がかからないサボテンですが、花を咲かせるコツは「冬の休眠期は水やりを控える」「日光をたっぷり当てる」ことだと言われています。

15年かけて、小さな体に大きな花を咲かせた鷹觜さんのサボテン。
「ピンクの淡い色合いが綺麗で、ぜひ見てもらいたいと思った」とのことです。

大仙市では、このコロナ禍でも小中学校や地域を元気にしようと、「小中学生エール花火」を実施しています。
夜空に咲く大輪の花火とサボテンの大きな花が重なり、エールをもらったような気持ちになります。
写真は9月1日(火)に打ち上げられた太田北小学校の「エール花火」です。

サボテンの花言葉は「偉大」「枯れない愛」。水が少ない厳しい環境でも強く育つ性質にちなんだ言葉です。
15年前といえば…ちょうど8市町村が合併して大仙市が誕生した年でもあります。
今年誕生15周年を迎えた大仙市も、現在はコロナ禍で厳しい状況が続いていますが、こんな時だからこそ、サボテンのように強い心を忘れずにいたいですね。

太田分校レストラン 開店です!

8月27日(木)、中里温泉レストランを会場に、今年度第1回目の「太田分校レストラン」が開催されました。
「太田分校レストラン」は、市の「地域の魅力再発見事業」の一環として行われ、今年で3年目となります。大曲農業高校太田分校の生徒が、栄養バランスや地元産食材の活用にこだわって考案し、中里温泉レストランで調理をしてメニューを提供します。
今年度は、新型コロナウイルス感染防止対策として、テイクアウトのお弁当での提供となりました。今回を含め、年度内に4回の開催を予定しています。

レストランに携わるのは、情報教養コースの3年生4名です。
今回のメニューを考えたのは、大沢柊佳さん。
「8月は夏野菜たっぷりのお弁当で皆さんに栄養をつけてもらい、この夏・このコロナ禍を乗り越えてもらえるように」という気持ちを込めたそうです。

お弁当は税込み850円です。
60個限定で予約を受け付けしましたが、なんとわずか20分で予定数に達してしまったとのことでした!

当日、生徒たちは朝から調理補助、接客の手順の確認など準備を行い、いよいよオープンの時間を迎えます。

11時半になると、続々とお客さんがやってきました。
はじめは慣れない場面もありましたが、元気な接客にお客さんもにこやかです。

中には、職場で食べるというお客さんも。
「近くに住んでいますが、なかなか来る機会がなくて、今回はお弁当ということで気軽に食べられるので注文してみました」とのこと。
このように実際に会場で食べるのが難しい方も、自宅や職場で食べることができるのもテイクアウトの良いところですね。

会場内には、大曲農業高校本校で作られたジャムやぶどう液、太田分校で採れたじゃがいもを販売するコーナーも設けられました。
スーパーなどでは手に入らない珍しい種類のじゃがいももあり、おすすめの調理方法を生徒に相談するお客さんの姿も見られました。

次回は9月29日(火)の開催を予定しています。
9月は猪本采芽さんが考えたメニューで、「夏の余韻を残しつつ、秋を感じられる食材や彩りを工夫しました」とのこと。
予約は9月10日(木)午前9時より、中里温泉(0187-88-1471)で受け付けを開始します。
前回残念ながら予約できなかった方も、これを見て食べたくなった方も、ぜひお電話お待ちしております!

神岡嶽ライオンズクラブが神岡支所に座椅子を寄贈

小田原一春神岡支所長に目録を手渡す神岡嶽ライオンズクラブの佐々木宮廣会長(写真左)

神岡嶽ライオンズクラブ(佐々木宮廣会長)からこのたび市役所神岡支所に座椅子30脚を寄贈いただきました。
神岡嶽ライオンズクラブは今年結成35年目。寄贈は「地域に奉仕」をキャッチフレーズに実施している地域貢献活動の一貫です。寄贈品は神岡福祉センターなどに配備し、各種会合などで使用させていただきます。