ふるさとこんにちは

秋田県大仙市公式ブログ

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いざ!令和へ

令和が始まろうとしています。
昭和生まれの私も、昭和→平成→令和と3つの年号を経験することになります。
少し前までは、3つも4つも年号を経験するのは、大正生まれや明治生まれの方だけの特別な事な気がしていましたが(笑)

平成を振り返るより、令和へと前に進むような話題をと考え、令和を待ち望んでいる方を探してみました。思いついたのが、「令和生まれの赤ちゃんがお腹にいる妊婦さん」!

思いついたところで、妊婦さんはそうそういないのが現状・・・、のびのび園の園長先生に相談して、ご紹介いただきました。
今回、快く取材に応じてくださったのは上園実菜子さん(堤田在住・33歳)です。現在、妊娠8ヶ月、お腹の中の赤ちゃんは3番目のお子さんで、上に小学校2年生と年少のお子さんがいらっしゃいます。だいぶお腹は大きくなっていますが、お仕事も続けているそうです。
私は妊婦さんから生命力というか熱量というか妊婦さんオーラを感じるのですが、実菜子さんはお人柄そのものが明るくおおらかな、それにプラスして妊婦さんオーラがでているのでとてもキラキラとしています。

赤ちゃんが令和生まれになることは、特に意識していないそうです。妊娠がわかったときも、年号が変わることの報道が今ほどなかったので、意識はなかったと言います。
実菜子さんはもちろん、家族みんなが生まれてくる赤ちゃんの誕生を楽しみにしています。特に年少の小さなお兄さんは、今から「赤ちゃんのお世話する、ミルクをあげる」とはりきっており、お腹に話しかけているそうです。

甘えたい日もありますけど、お兄さんになりますよ♪

実菜子さんに、令和生まれの赤ちゃんにはどんなふうに育ってもらいたいか伺うと、「3人目だからおおらかにのびのびと育ってほしいですね。令和元年の記念すべき年に生まれることから、『令和』のもつ、明日への希望や大きく花を咲かせるという意味にちなんで、大きく花ひらいてもらいたいと思います」と語ってくれました。

実菜子さんは穏やかに妊婦生活を送っており、それは子育て環境がいいからだとお話ししてくれました。3人目が授かった時も、気持ち的に安らぎがあるから授かったと思ったそうです。
旦那さんの協力はもちろん、園に安心して保育をお願いできること、職場の理解があることなど、周りのいろんな協力が、ゆとりを持たせてくれると語ってくれました。
心にゆとりがあるおかげか、自分も旦那さんも健康で、さらにお子さん達も学校や園をほとんど休むことがないほか、体調不良による急な呼び出しもほとんどないそうです。

周りの協力を、ありがたいと受け止められる実菜子さんのお人柄があってこそだと思います。
楽しそうに明るく妊婦生活を送っていたら、周りが協力しようと思うことも納得です。

安倍首相の談話によると、令和には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味も込められているそうです。実菜子さんが語ってくれたような、妊婦さんが安らぎ穏やかに過ごせる環境も、それこそ「人々が美しく心を寄せ合う」中から生まれている気がします。妊婦さんに優しい環境が整うことが一つの文化となっていけば、少子化も食い止められるかもしれないですよね。

「いざ!令和へ」
希望に満ちた妊婦さんのお話から、私も改めて周りへの感謝を忘れないようにしたいなと感じました。新しい元号の始まりとともに、家族、職場、地域、いろんな場面で「美しく心を寄せ合うこと」を意識してみたいなと思います。

実菜子さん、貴重なお話をありがとうございました。お体、お大事になさってくださいね。元気な赤ちゃんの誕生を祈っています☆

史跡の里せんぼく観光案内所(無人)・休憩所まもなく開館!!

みなさん、こんにちわ。

まもなくGWが始まりますが、ご予定はお決まりでしょうか。

連休初日の4月27日に、国指定史跡「払田柵跡」前にある払田柵総合案内所が、開館期間の初日を迎えるということで、それに合わせ隣にある休憩所を掃除してきました。

その名も、史跡の里せんぼく観光案内所(無人)・休憩所。

この施設は、平成11年度から払田売店会により、売店として運営され、払田柵跡見学者の休憩や、地域住民などとの交流拠点として長年活用されてきましたが、会員の高齢化などの理由により,平成28年10月末をもって運営を休止しています。

平成29年度からは、払田柵総合案内所の開館期間中は、観光案内所(無人)・休憩所として利用されています。中には、大仙市と仙北地域の観光情報やその時期に開催されるイチオシイベント情報が掲載されています。休憩所としても利用できますので、払田柵跡の散策後や払田柵総合案内所の見学後にご利用になってみてはいかがでしょうか。

 払田柵総合案内所開館時間

開館期間:4月27日(土)~11月17日(日)
開館時間:9時~16時(観光案内所・休憩所は9時~15時30分頃)
休館日:月曜日(祝日の場合、翌日)、8月15日(木)※GW期間中は常時開館
入場料:無料

大佐沢公園の桜ライトアップしています!!PART2

みなさん、こんにちは。
西仙北地域の広報担当です。

今月も残すところあとわずかですね。
新年度が始まり、様々な場面で新スタートを切った人が多いはず。
この一ヶ月思い返せば、あっという間に過ぎたような気がします。

今回で4月最後のブログ投稿となりますが、以前投稿した大佐沢公園の桜の状況をお伝えします!

4月も下旬になると、秋田県の桜の名所はほとんど満開ですよね。
県内でも一番早く桜だよりを届ける、にかほ市の勢至公園は今では散り際だそうです。

刈和野地区の大佐沢公園では、4月18日から4月25日まで桜のライトアップを予定していますが、前回は蕾状態でお伝えしたので、満開になった桜を是非ご覧下さい。


大佐沢公園麓の産地直売商品を販売する「大綱の里」から撮った一枚です。


こちらも公園下の大佐沢沼側からパシャリ☆


駐車場から展望台へ続く道は桜並木になっています!

坂の上からの眺めもステキです☆

満開の桜を近くで見ると、風にゆられた花びらたちの美しさに圧倒されます。

午後5時になると、ライトアップ開始です!

ライトアップされるだけで昼間の雰囲気とはまた一段と異なりますね。

~国道からみたライトアップ風景~

4月21日(日)に、大佐沢公園芝生広場にて西仙北カラオケをたのしむ会主催でカラオケをたのしむ交流会が開催されました!

午後3時、カラオケ交流会スタート!

カラオケだけではなく踊りも披露されました。


陽気な歌とダンスで会場がより盛り上がりました♪


ドラムと三味線による夢の共演です♪

「大綱の里」も出張販売しにきてくれました!


「大綱の里」出張販売のラインアップはこちら↓


「大綱の里」では、普段は地元・西仙北地域産の採れたて野菜や果物、加工品を販売していますが、この日はカラオケ交流会があったため、出張販売をしていました。

県北で有名なバターもちや、昔なつかしい味の三杯餅、いぶりがっこや、
行者にんにくが販売されており、参加者は試食をしながら、商品を吟味していました。

とくに、茹でた行者にんにくを味どうらくで味付けしたものをおひたしとして試食したのですが、にんにくよりも少し強めのにおいと、ニラのような食感はとてもおいしかったです。

さいごは、参加者全員でフィナーレ踊り♪

 

この交流会は、カラオケを通じて、地域住民のみなさんの交流を図るとともに、親睦を深め、地域のにぎわい創出のために企画されました。地域枠予算を活用した事業です。また、地元刈和野の桜の名所として大佐沢公園をアピールする機会にもなり、カラオケを楽しむことで日常のストレス発散が健康長寿につなげていくという狙いもあります。

みなさんが、楽しんでいる姿が印象的でした。

もう少しで桜の見頃が終わるのは寂しい気がしますが、ピンクの花びらの絨毯で道路を彩る様子や、夏から秋にかけてまた色々な花が咲くのが楽しみでもあります。

協和地域の桜開花情報

4月24日現在の協和地域の桜の開花情報です。

ここ数日の高温により、協和地域の桜の見どころは、一期に満開となりました。4月28日は、道の駅「協和」で協和桜まつりイベントが、開催されます。皆さんお越しください。

境 万松寺のしだれ桜

道の駅「協和」米ケ森公園のさくらも満開です。

協和「和ピア」前の合貝桜街道

峰吉川国道13号線沿い旧国道の桜並木

大佐沢公園の桜、ライトアップしてます!

みなさん、こんにちは。

西仙北地域の広報担当です。

最近は気温が20℃を超える日もあって、春の到来を感じますね。

今回の記事では、西仙北地域の桜の名所をご紹介します!

刈和野地区の大佐沢公園では、毎年とてもキレイな桜が咲き乱れるのをみなさんはご存知でしたか?

「大佐沢公園を桜の名所として知ってもらいたい!」という地域のみなさんの思いから、2年前から大佐沢公園の桜をライトアップしているんです。

4月18日(木)、ライトアップの準備を地元の電気屋さんに設置をしてもらいました。

まだ空は明るい時間帯でしたが、ライトアップの準備が完了したとのことで、見てきました。
木の下には投光器が設置されており、
展望台の周辺と、坂には木々間に提灯が設置されておりました。

午後5時。
提灯と投光器の明かりがつきました。
まだ周りが明るいですが、提灯が灯されてとても雰囲気がよかったです!

暗くなると、さらに提灯の光がキレイでした。

今年は桜が開花するのが遅いのか(?)、まだ蕾状態です。

提灯の明かりで桜の花びらがライトアップされる様子はさらにキレイなのだろうと、想像すると開花が待ち遠しいです。


国道からライトアップされている様子がはっきりわかりました。

私たちが帰る頃には、展望台の駐車場へ車が一台来ていました。
ライトアップされているので、様子を見に来たんでしょうか(^^)?

大佐沢公園の桜ライトアップの時間帯は午後5時から10時まで、
4月25日までを予定しています。

まさかの開花宣言!? 太田庁舎の桜

大曲の市役所前の桜が咲いたと聞いて、「いつも早いから。こちらはまだまだ」と油断しておりましたが、なんと4月19日13時現在で、太田庁舎敷地内の桜の木で6輪が開花していることを確認しました!

朝9時頃、庁舎内の職員から情報提供があり、朝の時点で4輪の開花。(こういった情報提供があるおかげで、太田のブログは成り立っていると、つくづく感謝です)照ったり曇ったりの午前中、期待を胸にお昼に確認に行ったところ、めでたく6輪の開花を確認できました。
まさか太田でこんなに早く咲くとは、皆さん意外に思われることと思います。秘密は太田庁舎2階と太田文化プラザ2階を結ぶ渡り廊下です。

透明なガラスと屋根に覆われたこの渡り廊下は長さ12.5m、東西にわたって延びていますが、その渡り廊下の南側が開花ポイントです。渡り廊下の透明なトンネルが反射材となり、太陽の光が南からだけでなく北からも桜の枝にあたることにより、人一倍暖かみを味わっていると思われます。
その証拠に渡り廊下の南側と北側ではつぼみの状態がこんなに違います。

南側の桜のつぼみ

 

北側の桜のつぼみ

 

桜の開花に心躍る金曜日となりました。皆さんも、開花はまだまだと思いこまず、週末はゆっくりと桜を眺めてお散歩してみてはいかがでしょうか?まさかの開花宣言があるかもしれませんよ♪

ミズバショウ、もうすぐ見頃です!in高屋敷

みなさん、こんにちは!

西仙北地域の広報担当です。
今年度2回目の投稿となります!

4月も中旬になり、大仙市も本格的な春を迎えようとしているところですが、春といえば、様々な草花が咲いてとても綺麗な時期ですよね。

そんな春の訪れを少しずつ感じる今日この頃。
今回のブログの題材は、春の花「ミズバショウ」です!

西仙北地域の刈和野高屋敷地区は県内でも有数のミズバショウの群生地なのはご存じですか?

例年、高屋敷地区のミズバショウは、4月中旬から下旬にかけて見頃ですが、今回は少し早めの4月10日に様子を見てきました。

まず始めに、群生地までのアクセス方法をご案内します。

JR刈和野駅から車で約10分。
秋田自動車道西仙北ICから車で約15分です。(西仙北ICはETC専用です)

国道13号線を大曲方面へ向かうと、美容室が見えてきます。その30メートルほど手前にある看板が目印です。

大曲方面からいらっしゃる場合は、神岡の道の駅を過ぎると、下の写真のような青い道路標識が見えてくるので、その手前で右折します。

国道から細い道路へ入るとすぐに、下の写真のような看板が立っています。

直進しましょう。

先程の看板から、600メートルほど直進すると、上の看板が見えてくるので、左折してください。

700メートルほど見通しのよい道路を直進すると、また看板が立っているのでT字路を左折します。

坂をくだり、右手側に踏み切りがみえてきますが、右折せずにまっすぐ進みましょう。(踏切は渡りませんよ~!)

すると、さいごの看板がみえてきたら、到着です!

それでは、実際、ミズバショウをみてみましょう!

私たちが見てきたのは、4月10日。
ご覧のとおり、ほとんどのミズバショウが開花していない状況でした。
それでも、長楕円形の白い穂が咲き始めていた様子はとても綺麗でした。

もう一週間ほど経てば、見頃になると思いますので、みなさん是非いらしてください!


遊歩道も整備されているので、より近くでミズバショウを鑑賞できそうですね!


鷺も群生地で休息中。
開花まで待ちきれないと言わんばかりに黙ってミズバショウを見つめていたのが印象的でした。

もう少しで見頃を迎えるミズバショウの群生地・刈和野高屋敷地区。
すぐ近くには住宅も密集しているので、観光する際は、ご配慮のほど、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

豪風が太田にやってきた!

4月12日(金)、今年1月に力士を引退したばかりの元関脇・豪風が太田東小学校とおおた児童クラブを訪問してくださいました。(※関脇は横綱・大関に次ぐ番付)
今は引退され押尾川(おしおがわ)親方となった豪風、金足農業高校の出身ですが、同じ金農出身で下宿が一緒だった先輩という方が太田にいらっしゃるおかげで、この度の太田訪問が実現しました。
豪風が、太田東小学校を訪問するのは今回で2回目、1回目は2009年に太田東小学校の相撲場が改装された時、そのこけら落としとして実施された相撲大会に来てくださっています。現役の力士がまわしをつけて土俵にあがったとあり、太田に大きな喜びと希望を与えてもらいました。この時以来、豪風は太田地域を度々訪れてくれています。

豪風が会場に入ると子ども達は緊張した面持ちです。豪風は挨拶の中で「17年間という長い間、現役でできると思っていなかった。どうして長くできたかは引退して相撲を離れてわかったことだが、目標を持ってやってきたこと、目標を達成するために強い気持ちを持ってきたことがよかったと思う。目標を持つことは、大人も子どもも関係なくある。目標をもって強い気持ちで目標に立ち向かってほしい」と語りました。

そして「質問の時間を大切にしているので、たくさん質問して欲しい」と、サービス精神旺盛です。質問をしてもいいことがわかると、次々と質問が寄せられます。

Q どうしてお相撲さんになったのですか?
A 自分自身、将来何をしたいか、好きなことは何なのかを考えたら、相撲だった。

Q どうやって力をつけたのですか?
A 毎日の努力で一日一日を大切に過ごして、力をつけてきた。

Q 誕生日はいつですか?
A 6月21日、今年40歳になる。

Q 好きな食べ物は何ですか?
A ちゃんこ鍋が大好き。

Q 体重は何キロですか?
A 現役でテレビに出ていた頃は150キロちょっとあったが、今は10キロくらい痩せて140キロくらい。

Q 私生活で気を付けていたことは何ですか?
A 現役時代は食べ物に気を付けていた。体に悪いものは食べない、おやつは食べないようにした。好き嫌いはもちろんなし、バランスよく食べるようにしていた。

Q 引退後やりたいことは何ですか?
A 家族との時間が少なかったので、家族との時間を大事にしたい。

Q 一番うれしかったことは何ですか?
A 勝った時。

Q 好きなキャラクターは何ですか?
A (困ったように少し考えていましたが)スギッチ!

Q 趣味は何ですか?
A 体を動かすこと。

Q 憧れの力士は誰ですか?
A 君たちはわかるかな?大関・千代大海。

Q お寿司は何皿ぐらい食べますか?
A 回転ずしのことかな?本気を出したら30皿ぐらいかな。普段は15~16皿。

子ども達の質問は多岐にわたりますが、どの質問にもにこやかに真剣に答えてくださいます。最後に「私たちにメッセージをお願いします」とお願いすると、「目標を持ってもらいたい。その都度その都度、いろんな目標をたてて欲しい。そして全力で努力して、小学校生活を送ってください」と語りました。

その後は、「腕相撲挑戦コーナー」があり、4人の児童が豪風と対戦しました。対戦した子ども達はみんなの声援を受け、両手・全身で勝負を挑みますが、元力士にはさすがにかないません。

入学したばかりの1年生も挑戦、豪風に「挑戦した4人の中で二番目に強い!」と褒められていました。一戦を交えながらふれあった後は、学年ごとに記念撮影、握手をしたという女子児童は「握手してもらったから、手あらわれなぁい」とにこにこしていました。

その後、豪風は美郷町の老人福祉施設に向かい、また太田地域へ戻ってきて、今度はおおた児童クラブを訪問してくださいました。
児童クラブでは、豪風をお迎えする準備を入念にリハーサル。指導員の先生が「豪風~」というと子ども達が「おつかれさま!」、先生が「押尾川親方~」というと子ども達が「おめでとう!」とコールします。本番もバッチリ決まり、豪風も喜んでくれていました。

おおた児童クラブでも豪風を囲んで記念撮影

豪風の訪問で力士がぐんと身近になった気がします。太田への訪問本当にありがとうございました。
そして、太田地域と豪風をつないでくださった太田町小神成北野の髙橋さん、ありがとうございました。髙橋さんによると、ここ太田でマゲを結った豪風を見られるのはこれが最後だろうとのこと。貴重な訪問を実現してくださりありがとうございました。

太田東小学校では、親子体育祭(4月28日開催)のプログラムに「相撲」があります。豪風訪問の興奮冷めやらぬ時期、今年は例年以上に盛り上がるかも知れませんね!

「立志の丘」にひまわり咲いた!!

みなさん、こんにちは!

4月になりましたが、まだ雪が降り積もる日もあり、完全な春の訪れを感じられずにいるところです。

今年は暖冬と言われていましたが、それはあまり関係ないのか、桜が開花するまでは、もうしばらくかかりそうですね。

新年度に入り、新入生や新社会人など、たくさんの方々が新たなスタートを切ったことだと思います。

西仙北中学校(以下、西中と表記)でも、4月5日(金)に、新入生43名を迎えたばかりで、全校生徒数は173名になりました。

4月10日(水)、新たな仲間を加えた新生西中の「立志の丘」でひまわりが咲く???との情報を聞きつけ、早速現場へ行ってきました。

午前9時。

中学校の駐車場で待機していると・・・・、

中学生が板のようなものを持って、校舎から歩いてきました。

「立志の丘」へ向かっています。

中学生の近くに寄ってみると、色が塗られた板は、どうやら何かが描かれたパネルのようです。

「立志の丘」の急な坂を少し下ると、中学生が各ポイントへ移動しました。

空を見上げると・・、ドローン2台が宙を舞っています。
生徒達は、パネル上部に空いた4箇所の穴へ針金を通す作業をしていました。

約20分間、作業に没頭していましたが、作業が終わったようで、
少し離れた場所からみてみると・・・・、

生徒達が一枚一枚設置していたパネルを全体から見渡せば、このようにひわまりの絵が描かれていました。

「立志の丘」にひまわりが咲くとはこういうことだったのですね。

美術担当の田中先生のお話によると、以前西仙北地域の中学校が合併し、東中学校がこの丘にできたとき、中学校の存在を周囲からみてもわかりやすいように設置したことが始まりではないかとのことでした。

上空からさきほどのドローンが完成したパネルと生徒達を撮影しています。

以前、中学生が主体となって、刈和野商店街の空き屋を活用し、地域住民の交流の場「HUBスペース」をつくった生徒達の行動からも分かるように、地域のために!と書かれたメッセージからは、地域の発展を願う生徒達の強い思いが込められている気がします。

縦10列、横30枚の全部で300枚のパネルによってひまわりが描かれています。

パネルは、かつて使用していた鉄製から、プラスチック製のものへ昨年作り替えたそうです。

ひまわりの絵も新たに描かれました。

一年間使用して、色褪せた部分もあり、4月9日(火)に全校生徒で色塗りをしたそうです。

鮮明なひまわりが誕生しており、生徒達は「ひまわり化粧」と言っていました。

この日は曇り空で天気がすっきりしなかったものの、強風が吹くことなく、誰も怪我をすることもなく、無事にキレイなひまわりが咲いてよかったと思います。

「立志の丘」に設置されているひまわりのパネルは、「国道13号線からはっきりと見えるので西仙北中学校の存在を道行く人にPRできるのではないか」とこの春赴任された校長先生が仰っていました。

実際に国道近くから見てみると、色鮮やかなひまわりが大きく描かれていて、そのインパクの強さがとても印象に残りますね。

ひまわりのパネルは、11月頃まで「立志の丘」に設置される予定です。

静かな朝

自分が生まれ育った町の景色を皆さんはどのくらい知っているでしょうか。

「この風景は私しか見ていません」
そう語るのは太田町東今泉に住む小松博幸(こまつ ひろゆき)さん。

なんとご自身が撮った写真を太田支所に寄贈したいと持ってきてくださいました!

写真は平成27年10月20日に大台山から撮影した太田町の風景で、なんとなんと第60回秋田県美術展覧会(県内最大規模の美術公募展です)で60回記念章を受賞した作品「静かな朝」です!

小松博幸さんと寄贈していただいた作品「静かな朝」

太田の普段と違う姿に私は、これ太田なんですか!?と驚きを隠せませんでした。

小松さんは当日の朝奥羽山脈にモヤがかかっているのを見て「これはいい写真が撮れる!」と直感し6時頃に大台山へ登ったそうです。山頂から見えるのは思っていた以上に雲ばかりの景色でしたが、「風景は少しの時間でまったく違うものになる」としばらく待って6時30分頃やっと「これだ!」という写真が撮れたとのこと。

10年前まで何もない日はお酒を飲むばかりだったという小松さん。
「2人の娘がいるのに、これではいけない」と思っていたところ、職場の上司の誘いで写真に興味を持ちカメラを始めました。
カメラについては雑誌や写真展で作品を観て勉強しているそうです。独学でこれだけ素晴らしい写真を撮れるなんて、天の才ではないでしょうか…(笑)

「大台山にはたくさんの賞をもらいました。」
冬には雪をこいで大台山に登り写真を撮ることもあるという小松さん。
今後もお気に入りの写真を支所に贈りたいとおっしゃってくださいました。

また、大台山について、
・4月中旬にはカタクリの花がキレイに咲くこと。
・5月末から6月初旬の夕焼け時には多くの人が訪れるほど良い景色であること。
・霧がかかった時には素晴らしい景色となるが人は来ない。
など穴場情報もたくさんいただきました!

寄贈していただいた写真は太田支所市民ホールに展示しております。
ブログではとても伝えきれない幻想的な作品です。
ぜひ皆さんも太田支所に来てご覧になってください!

スポーツ少年団太田支部・中仙支部結団式

4月6日(土)太田体育館でスポーツ少年団太田支部・中仙支部の結団式が行われました。太田支部と中仙支部が合同で結団式を行うようになったのは5年程前から、今年度の結団式には野球・サッカー・バスケットボールのチームが、中仙支部から6団、太田支部から4団、合計10団130人参加しました。

スポーツ少年団中仙支部の戸嶋藤典支部長は、あいさつの中で「皆さんはスポーツを通じて日頃から心と体を鍛えている。結団式のこの日に、チームの目標・個人の目標を自分の中でもう一度確認し、達成できるようにがんばってほしい」とエールを送っていました。
結団式では、各団が順に前に出て、チームの紹介と今年度の意気込みを語ります。野球チームの太田南ファイターズは団員17名、「1つでも多く勝てるように全員野球を目指しています。チーム全員で全県優勝できるようがんばります」と力強く話してくれました。

その後スポーツ少年団団員綱領を団員全員で読み上げました。

結団式のあとには交流会があり、ロープジャンプを楽しみました。チームは違っても、同じ空間で同じ運動をし、応援したりされたりとまさしく交流をはかっていました。

少子化により、スポ少チームも各学校単位での結成が難しくなってきました。学校・旧市町村の枠を超えて結成されている団もあります。スポ少の広域化は、少子化によるマイナスの影響と捉えるより、根底にあるスポーツでの喜びを絶やしたくないという、指導者や保護者の皆さんの子ども達を想う気持ちの表れであると感じました。この結団式で、団員はもちろん、活動を支える指導者や保護者の皆さんの気持ちの結団を見た気がします。
スポ少の皆さん、今年度の活躍も期待していますよ、がんばってください!

鈴木空如模写「法隆寺金堂壁画」の複製が完成

太田地域出身の仏画家・鈴木空如は、東京美術学校(現東京藝術大学)卒業後まもない明治40年(1907)ごろから昭和11年(1936)まで、実に30年にわたり法隆寺の金堂壁画12面を独力で3組模写しました。
空如の模写の方法は、現状模写といわれるもので、壁面のひび割れなどをありのままに描くものでした。
空如の作品は、昭和24年(1949)の法隆寺金堂の火災で壁画が焼損する前に模写されたもので、学術上大変貴重なものとなっています。
この空如模写「法隆寺金堂壁画」は、原寸大(大壁4点タテ3m×ヨコ2.5m、小壁8点タテ3m×ヨコ1.5m)で、現在、次の3組が確認されています。
第一作目 所蔵者:箱根の鈴木家
制作年:大正11年完成(明治末年着手、空如49歳のとき)

第二作目 所蔵者:平木浮世絵財団(東京国立博物館へ寄託)
制作年:昭和7年完成(昭和5年着手、空如59歳のとき)

第三作目 所蔵者:大仙市(生家から寄贈・平成24年3月23日秋田県有形文化財指定)
制作年:昭和11年完成(昭和7年着手、空如63歳のとき)

このうち第一作目の作品12点が「聖尊図像」2,082点とともに、空如の親類である神奈川県箱根町の「吉池旅館」を営む鈴木家から昨年11月大仙市に寄贈されました。
寄贈いただいた金堂壁画を、市民の皆さんにより良く親しんでいただくため、このたび岩手県北上市の業者に委託し、複製(レプリカ)を製作しました。

複製品は、デジタルカメラで作品を撮影し、コンピューターを使って色合いを精密に調整したあと大型印刷機でフランスのルーブル美術館など世界の美術館で採用されている美術品複製専用の洋紙に印刷。先端技術により色彩や質感をほぼ正確に再現し、また拡大や縮小が自由にできます。
今回作成した複製品の大きさは、原寸の1/2サイズ(大壁タテ1.5m×ヨコ1.25m、小壁タテ1.5m×ヨコ0.75m)です。原寸だと作品から少し離れて見なければ作品全体が分りませんが、半分の大きさに縮小したことで、間近に作品全体を見ながら細かな色合いや質感を確認することができます。

平成28年10月開催の空如展の展示準備中の様子。作品の大きさがおわかりいただけると思います。

 

今回作成の複製品は、原寸1/2サイズ。間近に作品全体を見られるサイズです。

 

複製品は、鈴木空如模写「法隆寺金堂壁画」展で5月24日(金)から6月9日(日)まで太田文化プラザ(太田支所隣接)で公開する予定です。
第一作目(複製品)と第三作目(原寸)の微妙な違いや、複製品の精巧さなどをぜひ確かめてみてください。