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秋田県大仙市公式ブログ

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西仙北支所内に「置き灯ろう」展示中!

毎年8月15日に開催される「ふるさと西仙まつり」では、地元の児童生徒、町内会等が製作した「灯ろう」約700個が雄物川を流れ、川一面に幻想的な光が漂います。
例年、花火会場入口付近には、約10基の「置き灯ろう」が設置され、訪れた人の目を楽しませています。

残念ながら、今年度も「ふるさと西仙まつり」は中止となりましたが、西仙北中学校と西仙北高等学校の生徒が、素敵な置き灯ろうを作成してくれました!
鮮やかな色づかいで夏らしいイラストが置き灯ろうを彩っています。

置き灯ろうは9月上旬ごろまで西仙北支所内に展示しておりますので、お気軽に見に来てください!

 

ふれあい・いきいきサロンで特殊詐欺を防止!

7月21日(木)、今年度4回目の「東今泉地区ふれあい・いきいきサロン」が敬愛館で開催されました。

このサロンは、大仙市社会福祉協議会の支援を受けて地域の方々が自主的に運営しているもので、地域住民同士のふれあいを通して心と体の健康増進を目的としています。
東今泉地区では特に活動が活発で、活動開始から20年目となりますが、月1回程度のペースで、地域の散策や観劇、昼食会など毎回工夫を凝らした内容で開催されています。

今回は大仙市市民相談室による出前講座が行われ、横沢・中里のサロンと合同で約20名の参加により、「特殊詐欺」の手口や被害に遭わないための対策などを学びました。

まずは市民相談室の職員の皆さんによる、実際にあった相談内容をもとにした寸劇が披露されました。一人暮らしのおばあさんのもとに、警察を名乗る犯人から「あなたの口座が悪用されている」と電話があり、その後訪れた偽の職員に銀行のキャッシュカードをだまし取られてしまうというストーリーです。臨場感たっぷりでユーモアを交えた内容に、時折笑いもおこり、楽しみながら詐欺の危険性について学びました。

相談はこちらの電話番号まで!

次に、警視庁に勤務していた経歴を持つ、太田地域在住の市民相談室・不当要求等対策指導員の佐々木栄二さんによる講話がありました。佐々木さんは自身が警視庁で実際に関わった特殊詐欺の事案について、わかりやすく解説してくれました。
例えば、犯人グループの間で詐欺に使うメモなどは「水溶紙」に書かれており、警察に見つかりそうになるとすぐに部屋に置かれたバケツの水で溶かし、証拠隠滅をはかるそうです。
この日は実際に犯罪に使われているタイプの紙を水に入れ、溶かすところを見せてくれました!佐々木さんが強く訴えていたのは、こういった犯人グループは暴力団とつながっていることが多く、詐欺の被害に遭ってしまうと、暴力団に資金を提供することになってしまうので気をつけてほしいということでした。
被害に遭わないための対策としては、まずは「一人で判断しない」。不審に思ったら、必ず周りの人や市民相談室、警察などに相談してほしいとのことです。
そして「電話を録音する」。留守電を設定したり、「録音させていただきます」のようなメッセージを流すことで、そもそも犯人が電話を切ることも多いようです。

こうした特殊詐欺の実態について詳しく知る佐々木さんのお話を、参加者の皆さんは真剣な表情で聞き入っていました。話が終わると、「私の家にも架空請求のハガキが来たことがあり、びっくりした」「通帳が悪用されていると電話が来たが、直接銀行に行こうとしたら切られた」といった体験談で盛り上がりました。
特殊詐欺は手口も多様化してきており、誰でも被害に遭う可能性があります。
今回教えてもらった方法で、一人一人が気を付けていきたいものです。

最後は皆で「涙そうそう」の音楽に合わせて大仙市高齢者包括支援センターが作った「だいせんいきいき体操」を行い、汗を流しました!また、今回の開催に合わせて市内の障がい福祉サービス事業所「ほっぺ」の皆さんも出張販売に来てくれており、おいしそうなお惣菜やお菓子も並んでいました。この会を主催している大信田祐子さんは、「幅広い年齢の方々が参加してくれているので、皆が楽しめるような内容を企画している。参加するのをすごく楽しみにしてくれている人がいるのがうれしい」と話してくれました。
確かに、皆さん会場に入るときからすごく楽しそうにしているのが印象的でした。
これからも、地域を楽しくする企画をよろしくお願いします!