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秋田県大仙市公式ブログ

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自然と語らい、人と語らい、酒と語ろう!!

 南外といえばすぐに思い浮かべるものが“お酒”ですが(私は思います)、このたび南外地域恒例の”酒遊(しゅゆう)サミットinなんがい”が南外コミュニティセンターを主会場に盛大に開催され、市内外から約80名が参加しました。  参加者のなかには観光中の外国人の姿もあり国際交流にも繋がっているようです。  この催しは、南外自然酒の会(田口宏暢会長)等が主催となり新酒が出来上がるこの時期にお祝いと地場産品PRを兼ねて毎年開催されており、今回が12回目となります。  毎年参加希望者が殺到し、募集するとすぐに定員に達するそうで、参加したくても出来ない人が大勢いるほど。日本酒好きにとっては非常に興味をそそられるイベントです。

最初に参加者の皆さんは申し込んでいたコース別に分かれ、出羽鶴さんの酒蔵見学(新酒試飲付)のほか、楢岡陶苑さんでの楢岡焼づくり体験や楢岡焼き窯出しの見学、地場産そば粉を使ったそば打ち体験などに向かいました。

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私が最初に訪れたのが楢岡陶苑さんです。参加者はひととおりの説明を受けた後、実際にロクロを回し、制作に取り組んでいました。作ったものは、後日焼き上がってから届けられるとのこと。うまく焼き上がるかどうかは後からのお楽しみです。

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この日は窯出しに併せて掘り出し物市も行われており、楢岡焼目当ての方々が大勢いて、すごい活気でした。

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次に訪れたのは、出羽鶴さんです。蔵全体から芳香が漂ってくるようです。  製造工程を順番に見学し、待ちに待った試飲では出来たての数種類の新酒を飲み比べると参加者の皆さん大変にこやかになりました。  ここでは、豊富でおいしい湧き水を仕込み水として使っています。「おいしい水のところには酒蔵があります。逆に言えば酒蔵のあるところはおいしい水があります」説明してくれた従業員の方はこう話してくれました。大いに納得しました。

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体験3つ目は、そば打ちです。  最初は、地元のそば打ち先生が説明しながら手本となって打ってくれました。次はいよいよ、参加者の皆さんが作ることに・・・

自分の打ったそばの出来に一喜一憂しながらも皆さん満足の様子でした。

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それぞれ体験コースを終えた参加者は、主会場に移り今度は利き酒コンクールに果敢にチャレンジしておりました。上位入賞者には特別なお酒のプレゼントがあるとのこと。  この利き酒コンクールは、どうも酒蔵の試飲が複雑に影響するようです。

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午後3時30分からはアトラクションが披露され、県内外で活躍するサクソフォン奏者 飯塚雅幸氏(大仙市出身)の華やかな演奏に会場内はしばし酔いしれました。

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午後4時からの交流会では今が旬のバッケ(ふきのとう)の天ぷらや肉厚なしいたけの炭火焼、打ち立てのそば等々ここには書ききれないほどの料理が 所狭しと並べられました。普段は口にすることの出来ないであろう特別なお酒と素朴でありながら贅沢な食材を前にし、隣り合った人々と心ゆくまで語り合う様 子が非常に印象的でした。やっぱりお酒は人と人との潤滑油なのかなと、ふと思ったりしました。

残念ながら参加出来なかった方、これを見ておいしいお酒が飲みたくなった方はいらっしゃるでしょうか。

自然酒「楢岡城」は会員制の限定酒です。市販では絶対手に入らないので興味がある方こちらまで。