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全国から若手音楽家たちが参加した「第23回大仙市大曲新人音楽祭コンクール」が

1月8日・9日の2日間、大曲市民会館を会場に行われました。

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67人が参加した8日の予選を通過し、9日の本選に出場したのは

ピアノ部門4人、弦・管・打楽器部門8人、声楽部門2人。

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グランプリを目指し、心を込めた演奏が会場に響きます。

みなさん普段の練習で磨いた技術や若い感性でつむぎだす瑞々しい音楽を披露しました。

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本選の弦・管・打楽器部門(マリンバ)には市内在住の熊谷夕貴さん(24歳)も出場。

三重県出身で、結婚されて現在は仙北地域に在住。

小学生からマーチングを続けているそうで、

マーチングの本場、アメリカでマーチングチーム「Blue Devils」に所属していた経験もあります。

「大仙市の子どもたちにも本場のマーチングに触れる機会をつくりたい。

日本にいる元Blue Devilsのメンバーを集めて、マーチングのクリニックができれば」

と今後の活動の意欲を話してくれました。

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本選終了後には、昨年グランプリを授賞した白戸美帆さん(27歳)=宮城県=の記念演奏が行われました。

シャコンヌ(S.カルク=エーレルト)、組曲op.34(Ch-M.ヴィドール)、カルメン幻想曲(F.ボルヌ)の3曲を演奏。

昨年のグランプリ授賞から、さらに深みを増したすばらしい演奏を披露してくれました。

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記念演奏も終わり、いよいよ審査結果の発表。

見事グランプリに輝いたのは声楽部門に出場した星由佳子さん(34歳)=大阪府=。

6つのロマンスより“墓に近寄らないでほしい”(G.ヴェルディ)と歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」より“苦い喜び、甘い責め苦”を演奏。

音域が広く難しい楽曲を伸びやかな声で歌い上げました。

福島県出身の星さんが声楽家を目指したのは26歳のとき。

「本気になってやりたいことをやってみたかった」と国立音楽大学を受験し合格、

現在はさらに大阪芸術大学大学院博士課程前期に在学し、正しい音楽・発声を身につけようと精進の毎日です。

授賞式後の取材で「練習の成果を出すことができてうれしい。これからも勉強を続けきちんとした声楽を身につけたい」と感想を話す星さん。

「コンクールで大きな賞をもらったのは初めて。スタッフのみなさんによくしていただき、とてもいい環境で歌うことができた」と喜びの声を聞かせてくれました。

そのほかの授賞者は次のとおりです。〈敬称略〉 ▼優秀賞=阿部太一(ピアノ・埼玉県)、大向佐保(クラリネット・岩手県)▼奨励賞=齋藤絢子(ピアノ・神奈川県)、青木知子(ヴァイオリン・神奈川県)、佐藤碩彦(ユーフォニアム・秋田市)

授賞おめでとうございました。

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