小正月行事「川を渡るぼんでん」が2月11日、大曲の花館で行われました。
数あるぼんでん奉納の中でも、ぼんでんが船に乗って川を渡るのは大曲だけ。
雪化粧の太平山を背景に、川面に映える色鮮やかなぼんでんを見ようと、
多くの見物客が雄物川渡船場を訪れました。
江戸時代後期に始まったとされる「川を渡るぼんでん」は
五穀豊穣を祈願する地区の伝統行事。
町内や地元企業などで作られたぼんでんは、
早朝からそれぞれ町内をまわり、お披露目します。
ぼんでん奉納には子どもたちも参加。
道中、柳町の「一の鳥居」をくぐるぼんでん。
激しくもみあいます。
渡船場に到着したぼんでんは、
町内ごとにステージ上で披露。
ぼんでん唄を高らかに歌い上げ、
ミカンやお菓子を来場者に振る舞います。
来場者にミカンを振る舞う栗林次美市長
ぼんでんは船に乗り、約50㍍先の対岸へ
川を渡り終えた後は、標高約500㍍の伊豆山神社を目指します。
川から伊豆山神社のふもとまで約30分
雪深く険しい急斜面を神社を目指して登ります。
神社で神主からおはらいを受けたぼんでん。
無事、社殿に奉納されました。