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秋田県大仙市公式ブログ

エディブルフラワーで料理に彩りを!

11月16日(木)と29日(水)の2回、おおたコミュニティプラザで「エディブルフラワー料理教室」を開催しました!

「エディブルフラワー(食用花)」とは、Edible(食べられる)Flower(花)の名のとおり、花を食材として使うこと、またはその花のことです。無農薬や低農薬で栽培されているので、安心して食べることができます。

花のまち太田では、学校や集落などでの花だんづくり、スイセンロードなどの「見て楽しむ花」の取り組みは盛んですが、さらに新しい取り組みとして「食べて楽しむ花」の可能性に着目しました。
花を食べるということはあまり馴染みがないかもしれませんが、秋田県南地域では昔から菊の花が食べられています。このような花食文化にエディブルフラワーのフォトジェニックな面をかけあわせ、新たな太田発の花食文化を創造し発信しようと、太田支所では「エディブルフラワー(食用花)活用事業」を行っています。

昨年度は、地域の方にエディブルフラワーを知ってもらい、太田地域の新しい名物の考案について意見をお聞きするため、エディブルフラワースイーツ試食会を開催しました。
そして今年度は、エディブルフラワーをさらに身近なものとして広めるため、自宅で栽培してくださる方を募集し、家庭での料理などに利用していただいています。また、太田支所や大仙市新規就農者研修施設でも試験栽培を行っています。
今回はここで採れたエディブルフラワーの「キンギョソウ」と「ビオラ」を使った、家庭でも作れる本格イタリアンを学んでいただこうと、料理教室を企画しました。

講師は「リストランテ・ジュエーメ」の佐々木章吾シェフです。
東京のレストランで3年間修行し、2014年に大曲にジュエーメをオープンされました。
今年、フランスのレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」に大仙市内で唯一掲載されたお店です。
エディブルフラワーを使用した料理をお店でも提供しており、お忙しいところ講師を引き受けてくださいました。

2回とも、定員いっぱいの16名が参加しました。
佐々木シェフの、「お店でも地元産の食材にこだわっているので、太田地域の取り組みを応援している。今回はエディブルフラワーを単なる飾りではなく、食材として魅力を伝えたい」というお話から、料理教室がスタートしました。

今回作るメニューは、
🌼秋サケとジャガイモのフリッタータ お花とハーブのサラダ添え
🌼冷製フェデリーニ シラスとお花のシチリア風
🌼豚肉のスカロッピーナ お花のバターソース
🌼柿とリコッタクリーム 3種の香りと苦味で
以上のお花づくしの4品です。

佐々木シェフは、普段お店で行っている仕込みのやり方などを交えながら、丁寧に作り方を説明してくださいました。
シェフが鮮やかな手際でポイントを説明するたびに、参加者からは歓声があがります。
メモをとりながらシェフの説明に聞き入る参加者の表情は、真剣そのものです。
「これはどこで売ってますか?」「これは他の料理にも使えますか?」など、質問も飛び出しました。

冷製フェデリーニ(パスタの一種)は参加者それぞれが実際に調理しました。
普段あまり好んで使われることのない、花の「ガク」の部分もその苦味を活かして味のアクセントに使います。
盛り付けはそれぞれ好きな色の花を使い、思い思いに仕上げました。

そして最後は、参加者全員で今回作った料理を味わいます。
おおたコミュニティプラザの和室が、まるで高級レストランのような雰囲気に。
自分たちで作った本格的なおいしいイタリアンを満喫しました。

当日書いていただいたアンケートによると、
🌷ジュエーメでランチをいただいたことはありましたが、こうしてシェフの手さばきを身近で拝見でき、とてもうれしかったです。
🌷見た目もおしゃれで、家族に作ってあげたいと思いました。
🌷エディブルフラワーは目で見てキレイなだけでなく、食材として存在感があり、新しい発見でした。
🌷はじめての料理教室でしたが、とても楽しくて勉強になり、友達もできました。
など、大満足な声をたくさん聞くことができました!

太田地域の取り組みにご協力くださった佐々木シェフ、そして参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!これを機に、少しでもエディブルフラワーを身近な食材として活用していっていただきたいと思います。
これからも、エディブルフラワーなど「花」に関連した地域活性化事業を行っていきたいと考えておりますので、ぜひ今後もご期待ください!

※料理教室の様子は大仙市公式YouTubeチャンネルでも見ることができます。ぜひご覧ください!

Posted under: 太田地域

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