毎年2月10日(金)に行われる国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」の綱作りがピークを迎えています。1月17日(火)西仙あおぞらこども園の園児(年長児26名・年中児26名 計52名)がその綱作りを体験しました。綱作りの中でも今回は「グミ編み」と呼ばれる作業に挑戦です。グミ編みは三つの藁の小たばを交互に組みながら綱が切れにくく固く締まるように、藁をねじり込みながら編む作業のことです。
田植え、刈取り体験をした稲藁を持参しての参加です。「重いよ~」と言いながらも1人で運ぶ力持ちさんもいましたよ。
初めに、刈和野大綱引保存会の方々の綱作りを見学です。どのように綱が出来るのか、みんな興味深々です。
その年の綱は神社に奉納される為、毎年新しい綱を作ることになります。作業は約1か月前から始まり、今がそのピークです。稲の藁一本が太さ5ミリほど、その藁を編んで組み合わせていくという地道な作業によりあの巨大な大綱となっていくのですね。
保存会の方に手を添えてもらい、グミ編みに挑戦です。
真剣な表情のみんな。
徐々にコツをつかんできたのか・・・手つきもバッチリ。「グミ」が出来てきました。
早くも綱の引っ張り合いが始まっている所も・・・
保存会では30年ほど前から園児のグミ編み体験を受け入れているとのことで、もしかしたらお父さん、お母さんも同じようにグミ編みを経験しているかもしれませんね。地域の伝統を「間近で見て・触れて・体験すること」そしていつの日かその担い手となり「引き継いでいく」ことで伝統行事が続いていくのだと思います。
「グミ編み」体験の後は、園児がそれぞれ上町・下町に分かれて実際に綱引きをしてみました。
「ジョウヤサノー」と掛け声をかけながら、引き合いした所・・・
今日の綱引きは上町・下町引き分けに終わりました。
さて、2月10日の大綱引きはどちらに軍配が上がるのでしょうか?