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秋田県大仙市公式ブログ

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太田の花 販売1億円達成

花のまち太田は、花いっぱい運動や花壇づくりばかりでなく花きの栽培も盛んです。

昨年11月末にJA秋田おばこ太田支店花き部会の販売額が念願の1億円を達成し、1月20日に中里温泉で花き生産者や関係者約50名が集まり、祝賀会が開催されました。IMG_9226

祝賀会では、主催者を代表してJA秋田おばこ太田支店花き部会の高橋孝夫部会長が「太田の花き部会は今から25~6年前に会員7~8名の花き栽培研究グループとして発足した。発足当時はコスモス、マイクロマム、カーネーション等を栽培し、栽培技術も市場調査も何もなく、ただ作ったものを売るというだけで、安く取引された。その後の生産者の懸命な努力とJAをはじめとする関係機関の支援をいただき、平成19年度は3,800万円だったものが、このたび販売額1億円達成となった。先駆者たちが茎を伸ばし、それを引き継いだ若い生産者たちが切磋琢磨しながら実績を伸ばしてきた。これまで1億円達成は大きな目標であったが、達成した今は通過点だと思っている。若く力のある生産者が増えてきており、花の産地としてますます頑張っていきたい」とあいさつ。

来賓として出席した安達太田支所長(市長代理)は「1億円達成、おめでとうございます。生産者のみなさんの日々の努力が実になり1億円達成となった。太田地域では、10年前の平成18年にエダマメの販売が1億円を達成し、このたびは花きが1億円達成となり、次の1億円は何かな、と大きな期待と楽しみがある。今年4月には世界花火シンポジウムが開催され、世界中から来訪される方がたに花火ダリアでお迎えする計画もあるようだ。栗林市長が太田支所に来るたびに花き農家のみなさんからたくさんの花をいただき、市長を迎えている。みなさんの気持ちは間違いなく市長に届いている。農業のまち太田は、農業が元気であれば地域経済が活性化する。太田支所でも一生懸命応援するので、今後とも頑張っていただきたい」とエールを送りました。

またJA秋田おばこの藤村正喜代表理事組合長は「JA秋田おばこでは、園芸販売額を29年度に29億円、30年度に30億円になることをめざしている(平成27年度実績は約25億円)。その牽引役は太田であり、JA秋田おばこ14支店ある中で太田支店の販売実績がダントツである(平成27年度実績は約5億円)。花き部門のさらなる頑張りを大いに期待している」、池田正孝JA秋田おばこ花き部会長は「花き部会は、農協合併の前に統合してJA秋田おばこ管内の花き生産者が一つになり、技術の平準化や市場への売り込み、そして仲間づくりに取り組んできた。太田の花き生産者の頑張りは素晴らしい。2020年の東京オリンピックでは、JA秋田おばこの花でメダリストにブーケ(花束)を贈りたい、という大きな目標を持っている。太田地域の生産者の努力を称えるとともに、これからまた大きな目標に向かって花き部会一丸となり頑張っていきたい」とあいさつがありました。

会場の各テーブルに花き部会ならではの、自分たちで持ち寄った花々で自作のフラワーアレンジメントが並びます。IMG_9234

花き部会の女性会員の皆さん。華やかさが際立ちます。

 

太田地域の花き販売額は次のとおり(JA秋田おばこ太田支店花き販売実績)
平成17年度   2,552万円
平成22年度   5,754万円
平成27年度   9,626万円
平成28年度  1億  81万円(平成28年11月末現在)

 

太田地域で販売額1億円達成はエダマメに次ぐ快挙で、JA秋田おばこ管内でもアスパラガス(仙北地域)、トマト(中仙メガ団地)のみとなっています。

太田地域の花き生産者は、現在40名(38戸 花の種類を違えて父子が2組)、販売額1億円超えを40名の生産者の努力により成し遂げました。中でも若い生産者が急成長しており、大仙農業元気賞やふるさと秋田農林水産大賞担い手部門未来を切り拓く新規就農の部大賞などを受賞しています。1千万円を超える生産者も数人いるそうです。この若い経営者の育成こそが、年々販売額を増やしてきた大きな要因の一つとなっているように感じます。「花のまち太田」で、子どもの時から花いっぱい運動や花だんづくりを通じ、花と寄り添い暮らしてきた若者たちが就農し、花き栽培で地域産業を支えてくれていることは、大変誇らしいことです。

 

太田支所では「庁舎に飾ってください」とたびたび花を頂戴しています。
いつもありがとうございます。

IMG_2897太田支所に寄贈された花の一例。平成28年10月12日太田支所ホールに飾られた花々。

支所では、今回の栄誉を称え、同時に花き生産者の皆さんのがんばり、気持ちを多くの人に伝えるべく応援していきます。ますますの販売額増加と、花の産地として太田の知名度が増していくことを期待しています!

「大切な文化財を守ろう」 第28回中仙地域文化財防火訓練実施!

平成29年1月22日(日) 大仙市豊川にある県内唯一の国宝「線刻千手観音等鏡像(せんこくせんじゅかんのんとうきょうぞう)」を所蔵する水神社で防火訓練が行われました。

大仙市豊川の水神社

大仙市豊川の水神社

開会式

この訓練は1月26日の文化財防火デーに合わせた訓練で、水神社の氏子や豊川地区住民、消防団員等約60名が参加し行われました。放水訓練

 

放水訓練2

 

今回の訓練には地元豊川小学校の児童も多数参加し、バケツリレーや水消火器訓練を行いました。

バケツリレー3 バケツリレー 

水消火器訓練

 

水消火器訓練2

この文化財防火訓練を行うことで、火災発生時の対応を確認するとともに、地域の文化財である水神社の国宝をみんなで守っていこうという思いがしっかりつながりました。