4月に入りました。
多くの積雪に見舞われたこの冬、雪どけも例年より遅いのではと思っていましたが、ここ数日にわたって続いている春の陽気が勢いよく残雪をとかし、それまで白く覆われていた地面が一気にその姿を現してきました。
太田の大地が次第に春へと向かう様子を観察してみようと思い、3月中旬から定点観察をしてきました。残雪の消えゆく様子をお届けします。
定点観察に使ったのは、太田支所から徒歩1分、太田医療エリア東側の一画から大台スキー場を望めるスポットです。
・3月16日
この時点での積雪深は69cm(太田支所観測)。
地面はまだ雪に覆われた状態です。
彼方に見える大台スキー場は3月11日に今シーズンの営業を終了したばかりで、ゲレンデに残る雪がくっきりと、まだその存在感を強調していました。
・3月20日〜26日
次第に雪の厚みがなくなってきているのが伺えます。
・3月28日
前日まで続いた好天のおかげで雪どけが進み、一面の雪原だった場所に、ほ場の畔が線を作っていました。
・3月30日、手前にはまだ雪が残るものの、奥の方では一足早く地面がお目見えです。
大台スキー場の雪も、薄くなってきているのが見て取れます。
そして4月5日、ついに雪どけ。
地面にうっすらと芽吹き始めた新しい緑が、春のスタートを告げている様子が伺えました。
観察を終えた帰り道、ふと沿道に目をやると、それまで冷たい雪に閉じ込められていたであろうスイセン達も、ぐんぐんその芽を伸ばしていました。
この冬が厳しかったぶん、春の訪れがいっそう喜ばしく感じられるこの頃。
3月中旬から4月、分厚い雪がとけていく様子を、新生活への変化と重ね、春への準備にパワーをもらった気がします。
道端で見つけた新しい春の息吹・芽吹きを見て、これから訪れる新緑の季節にも想いを馳せながら、徒歩1分の帰り道を後に支所へと戻った私でした。