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太田体育館で県空手道選手権大会開催

4月16日、第48回秋田県空手道選手権大会が太田体育館を会場に開催されました。IMG_9498

空手は、礼に始まり礼に終わる日本古来の武道で、礼儀を重んじる厳格なスポーツとして世界各地に広まっています。

この大会は、東北大会と全国大会の予選も兼ねており、空手を習い始めて間もない小学1年生から中学生、高校生、大学生、そして一般と県内各地から約150人の選手が集まりました。IMG_9502

 

「形(かた)」の競技です。

形は、さまざまな敵との戦いを想定し、決められた技(受け、突き、蹴りなど)を決められた順番で繰り出します。

どの形も自然体(手足の力を抜き肩幅で足を開いた状態の立ち姿勢)から始まり、「用意、はじめ」の合図で四方八方から迫り来る敵を想定して縦横無尽に立ち回り、最後は開始位置に戻って、自然体で終わります。

正確な技を正しい順番で行い、技の意味を理解し、力の強弱、体の伸縮、技の緩急などが審査のポイントとなり、採点されます。IMG_9503IMG_9529IMG_9540IMG_9535

 

 

「組手(くみて)」の競技です。

2名の選手が所定の試合時間内でお互いに技を自由に出し合い、優劣を競います。

繰り出した技は、相手の体に当たる寸前で止めなければなりません。組手の試合では、相手の間合いを読み、一瞬のすきを突き、相手が動くより先に攻撃技を決めるか、あるいは相手に攻撃を出させ、その攻撃をかわした後、すかさず技を決めるか、いずれにしても冷静な洞察力で、相手に対し最も有効な攻撃を瞬時に見つけ、それを繰り出せる能力を身につけているかが勝敗の決め手となります。IMG_9563IMG_9580IMG_9569

 

太田地域では、太田町三本扇の戸澤秀保さんが40年近くにわたって地域の子どもたちに空手を指導してきており、子ども時代から空手を続けてきた方がたが現在は指導者として、あるいは審判員として活躍しています。

礼に始まり礼に終わるとは、何事も礼儀が大切であるという意味のほかに、敗者に対して侮辱な態度を取ってはならないという意味です。

「空手道」の神聖な雰囲気は、この「礼儀」があってこそ。会場に掲げられた「心・技・体」の文字が、「儀」から生まれる「技」を連想させます。白い道着に身を包み、凛々しい表情で取り組む姿に、私たちが忘れてはならない美しいスポーツマンシップを感じました。

体育館いっぱいにひろがった凛とした空気感を伝えたく、ブログにアップさせてもらいました。太田地域には「太田秀心館空手道スポーツ少年団(戸澤秀保団長)」があり、小学校1年生から入団できます。スポ少入団をご検討中の皆さん、選択肢に「空手」も加えてみてはいかがでしょうか。

水芭蕉を見てきました!in高屋敷

こんにちは。西仙北の広報担当です。今年度初の投稿となります。よろしくお願いします!

4月12日(水)、まだ風が冷たいなか、小さな春の訪れを感じたので紹介します。

みなさんは、「水芭蕉」という花をご存じですか?雪解けのあと、白い大きな仏炎包(ぶつえんほう)に包まれた淡緑色の花穂を出すサトイモ科の多年草です。主に中部以北の山地湿原などに群生しており、西仙北の高屋敷地区は、県内でも有数の群生地なのです。

 

P1450080水芭蕉は、わき水がでてジメジメしたところを好むようです。

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P1450078一本一本がまだ小さいですが、4月の下旬には大きく成長し、とても美しく咲き誇ります。もう少しだと分かっていても、待ち遠しいものです。

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P1450082遊歩道もあるので、家族、友人や恋人と一緒に(もちろんお一人様も!)西仙北に立ち寄った際は、是非ご覧になってください。きれいな水芭蕉にきっと心が癒やされると思います♪