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太田北小 全校音楽劇のオーディション

今年で12回を数える太田北小学校(福山新悦校長・児童数40名)の全校音楽劇、今年度の本公演は10月28日(日)です。
北小を語るとき必ず話題になるのが全校で取り組む「音楽劇」です。ちなみに私は太田出身でないため、保護者でもOBでもありませんが、一度みたらすっかりリピーターとなり、3年連続で本公演に足を運んでいます。地域の皆さんの中にも、毎年楽しみにしている方がたくさんいます。

北小の全校音楽劇の第1回公演は平成19年度、当時の菊地清志校長先生が書いたオリジナルの物語を、太田文化プラザで上演しました。完成度の高さから、翌年度からは会場をドンパルに移し、その後は毎年ドンパルでの上演となっています。
大仙市内で最も児童数の少ない北小ですが、小規模校であることを生かした取り組みとして、児童全員が一人一役を担い責任を持って「全校音楽劇」をつくりあげています。脚本・演技指導では、わらび座の方が協力してくださり、音楽劇を盛り上げる生演奏を地元有志でつくるミュージカルバンドが行うなど、地域住民とともに取り組んでいます。

昨年の本公演の様子

毎年のようにブログでも感動の公演の様子をお伝えしていますが、今年は本公演までの子ども達の取り組みも伝えたいと思い、まずは7月10日に行われたオーディションの様子を紹介します。

 

7月10日、北小の体育館で音楽劇のオーディションが行われました。全校児童40名のうち26名がオーディションに参加しました。オーディションの審査員は脚本を担当するわらび座の齋藤和美さんが務めました。低学年ではかわいい役をやりたい、高学年になると昨年と違うこんな役にチャレンジしたいなど、みんな強い意思をもってオーディションに参加したようです。率にして65%の子ども達が、自分の演じたい役を決め、セリフを覚え、オーディションにのぞんだことになります。この主体性は、全校音楽劇の取り組みの素晴らしさの一つだと思います。演じたい役を決める前には、きっと物語を理解する必要もありますし、その役への理解も必要です。やりたいという意志と、理解し表現しようとする努力、子ども達の主体的な関わりがあってこそのオーディションです。
子ども達の全校音楽劇に向かう気持ちの真剣さを感じました。

子ども達の取り組み方を知ることで、また一段と本公演が楽しみになりますね。北小の皆さん、配役が決まったら練習にもお邪魔しますよ~。応援をこめて、発信していきたいと思います!