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秋田県大仙市公式ブログ

太田の火まつり coming soon part4 ~太田の紙風船海を渡る~

太田の火まつり本番を翌週に控えた2月11日。
大仙市から遠く離れた、台湾の新北(しんぺい)市で開催された平渓天燈祭(ピンシーテントウサイ)において、太田の火まつりの紙風船が異国の空高く舞い上がりました。
平渓天燈祭はランタンフェスティバルとも呼ばれ、旧正月15日の元宵節(げんしょうせつ:日本でいう小正月)に台湾新北市で開催される伝統行事です。
1,200個ものチャイニーズランタン(天燈と呼ばれるミニ紙風船)を夜空に上げる幻想的な祭りとして、その著名度は世界的なものとなっています。

この平渓天燈祭と大仙市太田地域で行われる「太田の火まつり」が、小正月行事を由来とした紙風船を上げる行事であることを縁の一つとして、大仙市と太田の火まつりのPRを目的に、大仙市観光物産協会の提案により平成27年度から交流事業が開始されています。
2回目の交流事業となる今回、訪問団として現地へ赴いたのは、大仙市観光物産協会から2名、大曲青年会議所から5名、市役所観光担当職員1名、そして太田の火まつり実行委員会から2名の総員10名。
☆IMG_6759 2月9日から12日までの3泊4日の行程で、9日は空路陸路を使っての移動、10日は現地で各方面への表敬訪問やあいさつ回りと、11日の天燈祭本番までのスケジュールはタイトなものでした。
当日上げる紙風船は、事前に絵付し貼り合わせたものを折りたたんで、手荷物として台湾に運搬。そして現地では仕上げ部分の最終段階を行い、紙風船上げ本番に臨みました。IMG_6762 リハーサル時はおぼつかなかった天気も、本番では好天に恵まれ、舞い上がった紙風船は、周囲で上がった小ぶりな天燈とともに、新北市の夜空に光となって吸い込まれていきました。 ②キャプチャ5キャプチャ6 この、「大仙市・太田の火まつり」と書かれた紙風船が天高く舞っていく様子は、県内の報道機関で取りあげられたのみでなく、台湾のニュース番組でも放送されました。

太田の火まつり実行委員会の代表として参加した鷹觜信行実行委員長(太田町三本扇)と髙橋広之副委員長(太田町惣行)の2氏は、
「今回は2回目の訪問ということで、前回訪問した時よりも余裕を持ってスムーズに進めることができた。平渓天燈祭との交流事業を通じて得たものを太田の火まつりにも還元していけるよう、今後、実行委員として考えを巡らせていきたい。」
と振り返り、火まつりに向けての抱負を語っていました。

 

さて、今週土曜日に迫った第36回太田の火まつり。
太田地域の小正月行事の継承・伝承を目的として、紙風船上げ、天筆焼き、雪中田植え、東今泉八幡太鼓といった小正月行事が一堂に行われます。

現時点の天気予報では、週末に近づくにつれ下り坂の様子。
ですが、たとえ悪天候でも、状況により一部屋内会場で対応し、強風等で紙風船が上げられない場合は、同会場にあるふれあい交流館内で、紙風船上げのデモンストレーション等を行うなど、ほぼイベント日程どおりの開催を予定しております。

今回用意している紙風船は約40個、地域の幼稚園児や地元有志の皆さんによる力作ばかりとなっております。
当日は是非会場へお越しいただき、多種多様な紙風船をお楽しみください。

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