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高校2年生を対象とした「企業説明会」開催

2月15日(水)、仙北ふれあい文化センターで、仙北地域雇用促進連絡協議会の主催により、高校2年生を対象とした「企業説明会」が開催されました。

高校2年生を対象とした「企業説明会」は今回が初開催で、2年生のうちから生まれ育った地元の企業を知ってもらいたい、地元企業の特徴や求める人材について、また先輩の入社動機や入社後の感想を知り、早い時期から情報収集してもらいたいという狙いから開催されました。

説明をする企業側は、業種のバランスよく、大仙市・仙北市・美郷町内の34社が参加し、企業ごとにブースを作りました。説明を聞く側の高校生は、大仙市内・仙北市内・美郷町内の高校に通う2年生約400人が集まりました。IMG_7507

 

企業ブースで高校生が説明を聞けるのは3回。1回ごとに25分を制限時間とし、高校生が自分の興味のある企業ブースに集まり、担当者の説明に耳を傾けます。企業の皆さんは、パンフレットや製品・商品を準備し、中にはパソコンやディスプレイ・プロジェクターを準備した企業もあり、映像を交え短い時間でも企業の特色がわかる説明をされていました。高校生の皆さんは、説明に大きく頷いたり、メモをとったりと真剣そのものでした。IMG_7502IMG_7552IMG_7547

高校生からは「身に付けておいた方がよい資格はありますか?」「いろいろな部署がありますが、どのように配属されますか?」「研修はどんなものがありますか?」といった質問がありました。企業の担当者からは「自動車の運転免許があればいいですね」「試験の時に、希望職種を記入する欄があります」「社会人のマナー研修などがあります」と返答がありました。

 

25分間の説明タイムが終わると、次の説明タイムまで入社1・2年目の先輩のスピーチがありました。製造業、サービス業、建設業など職種を違えて選ばれた6人が、ステージ上で仕事内容や仕事に対する思い・高校生に向けたメッセージなどをスピーチしました。スピーチの中には「困難な仕事を与えられ、周りと比べて『どうして私だけ』と思うこともあった。一人で悩まずに先輩や上司に相談し、優先順位をつけてこなせるようになった。困難なことほどこなせたときの達成感は強い」「最初は足手まといになるのではと心配だったが、先輩たちは十分わかっていて『こうした方がいい』という的確なアドバイスがあった。心配することは何もありません」「ケガをしないこと、体調管理を怠らないことが大事。自分の時間を作ることが難しくなることがある。高校生活でやれることをやって自信を持って就職に向かってほしい」など就職に向かうヒントがたくさんありました。たくさんの高校生、異業種の方がいる中で、どの方も自信を持ってスピーチされている姿が、とても頼もしくうつりました。IMG_7516

 

太田地域からは大曲農業高校太田分校の2年生13人が参加しました。そして、企業の担当者の中には、太田分校の卒業生の先輩が2人いました。昨年の生徒会長だった門脇丈さんは、秋田おばこ農業協同組合の担当者として参加しており、ブースを訪れた高校生に「一番のやりがいは、農家の方とのかかわりの中で、『ありがど』と感謝の気持ちを伝えられた時です。日常でも誰かに感謝されることは難しいと思います。仕事の中で感謝の気持ちを伝えられると、やりがいを感じますね」と自信に満ちた表情で話していました。IMG_7582

 

太田分校の2年生の皆さんに帰り道お話を伺うと、「ためになった」という方は13人中13人。「地元での就職を希望する」という方は半分ほど。「気になった企業は?」と質問すると「斉藤光学さん」と答えてくれた方がいました。「会話が弾み、親しみやすかった」と率直な意見が。まだまだ選択の幅が広い高校2年生の皆さんにとって、就職に向かう入り口として親しみやすさは大事かもしれません。建設業のブースにたくさんの女子高生がいましたが、やはり「高校の先輩がいるので話を聞きたくて」とのこと。この「企業説明会」の良さは、親しみやすさという点も大いにあったような気がします。

 

今回の説明会では、頑張る地元企業がたくさんあることを知り、地元で生まれ育った若者たちが活躍している様子や、先輩の姿を見て高校生たちが就職への糸口を探そうとする姿に、明るい未来を感じました。

取材中一番感じたことは、「地元愛」でした。

参加された皆さんの姿を見て、地元への愛着を忘れないようにしたいと、強く感じました。

参加された皆さん、おつかれさまでした。

熱く語る企業の皆さんと、真剣な表情の高校生の皆さん、どちらも素敵でしたよ☆

Posted under: 太田地域

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