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秋田県大仙市公式ブログ

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「オブ山の大杉」の絵がMOA美術館奨励賞受賞

絵に感動をもらった経験はありますか?
私はこの度、一枚の絵に大きな感動をもらいました。
太田南小学校2年の田村愛花(あいか)さんの描いた「オブ山の大杉」の絵です。
11月23日から25日を会期として、大曲交流センターで第30回MOA美術館秋田県南地区児童作品展が開催されました。普段、絵とは縁のない生活をしている私ですが、魁新聞で作品展のことを知り、愛花さんが描いた絵のことを知りました。
愛花さんの「オブ山の大杉」の絵は、絵画の部の最高賞となるMOA美術館奨励賞を受賞しました。このMOA美術館奨励賞というのはつまり一等賞ということなのですが、どのくらいすごい賞かというと、秋田県の代表として全国審査に出展されるぐらいのすごさです。
新聞で作品展のことを知り、第一に「よくぞ、大杉を描いてくださいました」という感謝、そして作品を見たい気持ちが膨らみました。会場に足を運ぶと、見るほどに「よく描けている。特徴が良く出ている!」という絵そのものへの感動が広がります。しかもこの作品展のテーマが、~美しいもの、楽しいものを見つけて笑顔になろう~と知り、なおさら感謝と感動です。
愛花さんは夏休み中、太田公民館主催の「学びぃフィールドワーク編」に参加し、川口渓谷にある「オブ山の大杉」に会いに行きました。「太田地域の一番」を探してもらいたいという思いで開催されたこのフィールドワーク、その体験が愛花さんに響いたこそ、この絵があるのです。
愛花さんは、フィールドワークに参加したきっかけを「大台スキー場には園の時登ったことがあったけど、もっと山みたいなところに登ってみたくて参加した」とお話ししてくれました。帰ってから楽しかったとお父さんとお母さんに報告したそうです。絵を描いたのは、何日か経ってからだと言いますが、特徴をよくとらえてしっかり覚えているなぁと感心しました。絵を描くことは「まぁまぁ好きな方」と愛花さん、今回はクレヨンと絵の具の両方を使って描いたそうです。実物を見たからこそ描ける形とスケール感、そして幹の表面の感じや葉のつき方など丁寧に描いてくれたことがわかりました。

愛花さんはさらに「この絵を見て太田町にこんなすごい木があることを知ってもらえたら嬉しい」と感想を寄せています。
「オブ山の大杉」について、市の職員がたくさんの言葉を並べて宣伝するよりも、愛花さんが丁寧に描いてくれたこの絵と、この絵をどのような気持ちで描いてくれたかを知ってもらうことが一番効果的ではないかなと感じました。
愛花さん、本当にありがとうございます。そして、おめでとうございます。
これからも、太田のいいところをたくさん探してくださいね!

愛花さんが参加した学びぃフィールドワーク編の様子はこちらからご覧になれます。
↓↓↓
太田キッズまなびぃ 初のフィールドワーク