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秋田県大仙市公式ブログ

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静かな朝

自分が生まれ育った町の景色を皆さんはどのくらい知っているでしょうか。

「この風景は私しか見ていません」
そう語るのは太田町東今泉に住む小松博幸(こまつ ひろゆき)さん。

なんとご自身が撮った写真を太田支所に寄贈したいと持ってきてくださいました!

写真は平成27年10月20日に大台山から撮影した太田町の風景で、なんとなんと第60回秋田県美術展覧会(県内最大規模の美術公募展です)で60回記念章を受賞した作品「静かな朝」です!

小松博幸さんと寄贈していただいた作品「静かな朝」

太田の普段と違う姿に私は、これ太田なんですか!?と驚きを隠せませんでした。

小松さんは当日の朝奥羽山脈にモヤがかかっているのを見て「これはいい写真が撮れる!」と直感し6時頃に大台山へ登ったそうです。山頂から見えるのは思っていた以上に雲ばかりの景色でしたが、「風景は少しの時間でまったく違うものになる」としばらく待って6時30分頃やっと「これだ!」という写真が撮れたとのこと。

10年前まで何もない日はお酒を飲むばかりだったという小松さん。
「2人の娘がいるのに、これではいけない」と思っていたところ、職場の上司の誘いで写真に興味を持ちカメラを始めました。
カメラについては雑誌や写真展で作品を観て勉強しているそうです。独学でこれだけ素晴らしい写真を撮れるなんて、天の才ではないでしょうか…(笑)

「大台山にはたくさんの賞をもらいました。」
冬には雪をこいで大台山に登り写真を撮ることもあるという小松さん。
今後もお気に入りの写真を支所に贈りたいとおっしゃってくださいました。

また、大台山について、
・4月中旬にはカタクリの花がキレイに咲くこと。
・5月末から6月初旬の夕焼け時には多くの人が訪れるほど良い景色であること。
・霧がかかった時には素晴らしい景色となるが人は来ない。
など穴場情報もたくさんいただきました!

寄贈していただいた写真は太田支所市民ホールに展示しております。
ブログではとても伝えきれない幻想的な作品です。
ぜひ皆さんも太田支所に来てご覧になってください!