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五城目町菅江真澄研究会の皆さんが大仙市仙北地域を訪問!!

五城目町菅江真澄研究会(伊藤敏雄会長)や五城目俳句会の会員など20名が6月5日、大仙市仙北地域を訪れ、江戸時代の紀行家菅江真澄(1754~1829)が辿った足跡を巡る催しを行いました。

菅江真澄の旅の中では、秋田への滞在が29年と最も長いといわれていて、大仙市仙北地域には秋田の旅の始まりと終わりに足跡を残したと考えられています。

仙北地域協議会では平成27年3月、著作「月の出羽路(いでわじ)仙北郡」に記録されている中の、仙北地域の話や図絵、34カ所にある標柱の写真を1冊の探訪リーフレットにまとめ、観光・歴史PRに活用しています。

このリーフレットの存在を知ったことがきっかけで、今回仙北地域を訪れてくださり、リーフレットの作成にも携わっていただいた仙北史談会の黒澤三郎さんを案内役に、菅原神社や水尺神社、出原氏居宅跡などを訪れて、約300年前の旅に思いを馳せられました。

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皆さん黒澤三郎さんの話に熱心に耳を傾けています (菅原神社)

 

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菅原神社にて、標柱と一緒に記念撮影

 

一行はこの後、柵の湯での昼食・休憩を挟んで、「国指定史跡払田柵跡」と「国指定名勝旧池田氏庭園 本家庭園」を見学し、仙北地域の旅を満喫して帰られました。

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観光ボランティアガイド 柵の案内人「ほたるの会」の池田佐喜男さん(写真中央白いキャップをかぶった方)によるガイドの様子(国指定史跡「払田柵跡」外郭北門)

 

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払田柵跡の外郭北門にて記念撮影

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平成29年1月に完成した外郭北門から政庁域にかけての北大路(道路)を歩く一行

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払田柵跡に引き続き、池田家顕彰会の池田佐喜男さん(写真左青いハットをかぶった方)によるガイドの様子(旧池田氏庭園 本家庭園)

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国内最大級の実物の雪見灯籠に皆さん驚いていました!!

 

五城目町の皆さん、機会があったらまたお越しくださいね!!

 

大仙市指定天然記念物「一里塚の皀莢(サイカチ)」後継苗の里帰り

ふるさと中仙会の活動の一環として、地域のシンボル樹木として未来永劫残したいと、ふるさとへの思いを込め、同じ遺伝子をもつ苗木を増殖するサービスを活用して対象木「豊栄の松」「一里塚の皀莢」を平成16年に選定し増殖への事業を開始しました。
「豊栄の松」は平成20年にクローン苗木の増殖に成功し、現在、中仙市民会館ドンパルや中仙公民館豊岡分館に植栽されております。
「一里塚の皀莢」は増殖についての確実性がないことから実施出来ずにいました。その後、平成26年につぎ木台木となる苗木の準備が整ったことから、再度増殖試験を行い、平成27年2月には皀莢から小枝を採取し、これから穂木を採りつぎ木を行いました。その後2年間にわたり苗木を養苗しました。つぎ木により「一里塚の皀莢」と同じ遺伝子型を持つクローン苗木を育成することができました。

こうして、長い間、東北育種場で育てられた苗木がふるさと中仙に戻り、今度は地域の皆さんに大切に育てられ、大きく成長する姿を私たちの世代から子、孫の世代まで末永く見守られていくことを願い、6月1日、ふるさと中仙会の相模会長をはじめ十六沢地域のみなさんや東北育種場の方々で植樹を行いました。

s-一里塚の皀莢 s-一里塚の皀莢クローン苗

 

上:「一里塚の皀莢」

下:育成した「一里塚の皀莢」のクローン苗

 

 

 

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クローン苗木の譲渡

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育種場長、地元市議、支所長による植樹

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「ふるさと中仙会」相模会長はじめ十六沢地域のみなさんで記念撮影。

まだまだ小さな皀莢ですが、地域のみなさんと共に見守りながら大切に育てていきたいと思います。