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「あの空に虹を!~友だちの友だちはみんな友だち~」太田北小学校全校音楽

毎年、太田北小学校の全校音楽劇を楽しみにしている方も多いと思います。一度みたら、また見に行きたくなります。そんな私ももちろんリピーター、今年も見に行って良かったなとしみじみ思っています。
今年の太田北小学校全校音楽劇は、10月27日(土)が公開リハーサル、28日(日)が本公演でした。
今年は「あの空に虹を!~友だちの友だちはみんな友だち~」という演目、そしてテーマは「だれでもだれかのヒーロー 夢をかなえよう!~友だちの友だちはみんな友だち~」でした。

脚本はわらび座の齋藤和美さんが、子ども達の想いや意見を聞きながら書き下ろすオリジナル作です。虹・友だち・ヒーロー、文字で並べると子ども達が演じるのにありがちな気もしますが、さすがプロの方の脚本は違います!
「赤ずきん」「3匹のこぶた」「オオカミと七匹の子ヤギ」などでいつも悪役として登場するオオカミ、嫌われ者として名高いオオカミだって、だれかを助けることがあってだれかのヒーローになれるということが盛り込まれています。太田北小学校の全校音楽劇は、年ごとに新作と続編を繰り返しており、今年は続編の年でしたが、動物たちみんなのヒーローである前年の主人公がオオカミを友だちと認め、オオカミの良さを引き出しながら劇が進みます。途中魔法にかかった悪役がもたらした危機さえも「友だちの友だちはみんな友だち」「友だちを助けたい」という強い気持ちで乗り越えます。その危機を乗り越えたことで、前年の主人公そしてオオカミの夢までも叶うというあたたかいストーリーです。

森の収穫祭のため、みんなで芋ほりをします

 

動物たちの手助けをして、友だちとして認められるオオカミ

 

バンドの生演奏が音楽劇を盛り上げます

 

ゴロロ(雷の子ども・前年の主人公)が倒れ、悲しむオオカミ

 

オオカミの友だちを想う涙で空に虹がかかりました

 

みんな友だち!収穫祭でサンバを楽しく踊ります

 

人と人のつながりが希薄になっているこの時代に、そして大仙市内で一番児童数の少ない太田北小学校で「友だちの友だちはみんな友だち」と訴えることの意義は、とても深いような気がします。
そして、私が鑑賞した公開リハーサルの日は土曜日で児童クラブの運営日、指導員さんと運転手さんの引率で児童クラブの皆さんも鑑賞に訪れていました。おおた児童クラブは太田東小、太田南小、太田北小の3校の児童が利用しており、それこそ「友だちの友だち」で「みんな友だち」なはず。児童クラブの皆さんは数年前から行事として音楽劇を鑑賞しています。特に今年は、児童クラブの皆さんにピッタリな演目だったため、音楽劇を鑑賞したことも何だか意義深い!と、妙に感動してしまいました。児童クラブの皆さんには、友だちの活躍はどのように映ったのか、気になるところです。もしかしてこの音楽劇の後からヒーローになった北小の友だちもいるかもしれませんね。
「友だちの友だちはみんな友だち」「だれでもだれかのヒーロー」大人が忘れかけている優しくて強いその気持ちを、北小のみなさんに教えてもらった気がします。素敵な音楽劇をありがとうございました。来年の公演も楽しみにしていますね。

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