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秋田県大仙市公式ブログ

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おおた花の会 設立20周年

花のまち太田の「花いっぱい運動」を牽引してきた「おおた花の会」は、今年設立20周年を迎えます。

おおた花の会(小松國男会長・会員64名)は平成9年4月、74名の会員で設立されました。花や自然を慈しみ、家庭と地域の融和を図り、心のかよう地域社会を目指し、町を訪れる人々をいっぱいの花でおもてなししようと活動を展開しています。会員の相互の交流を進めながら、技術研修会やモミガラ培地作り、太田花だんフェアの開催、水仙ロードの拡大などに取り組んでいます。

 

8月28日(日)、秋田県花いっぱい運動の佐竹睦子会長や大仙市吉川正一教育長など多くのご来賓の皆様においでいただき、太田中学校体育館を会場に設立20周年を祝う記念式典が開催されました。

記念式典は3部構成で行われ、第1部では「おおた花の会」設立以来会長として会を運営してきた小松國男会長、会の活動を縁の下で支え続けた黒田正明副会長、会の広報活動に精力的に取り組んできた大信田祐子副会長、記録や事務処理で活動を綿密に支えてきた後藤光三事務局長の4名の方々に感謝状が贈られました。IMG_4853

その後、太田中学校の生徒による花いっぱい運動に関する発表がありました。写真をたっぷり使用したスライドで、学校内で花だんのデザインコンクールがあることや、毎日の花だんの水やりのために40分早く登校しているという具体的な活動を話してくれました。IMG_4873

 

第2部では、太田中学校吹奏楽部による記念演奏会がありました。「おおた花の会」の設立20周年に、「おめでとう」と「ありがとう」の気持ちを込め、♪赤いスイートピー ♪世界に一つだけの花 ♪愛をこめて花束を など、花に関連した曲の演奏が披露されました。会場からは自然と手拍子が。アンコールまであり盛り上げてくださいました。IMG_4880

 

休憩をはさみ、第3部では、元太田中学校長の黒澤一紀氏より「山の麓に太田あり」という演題で講演をしていただきました。IMG_4900IMG_4898

黒澤先生は中仙地域出身ですが、平成24年度から26年度まで太田中学校長として勤務され、その後も太中生の活動をまとめた広報紙を毎月発行するなど太田中学校の応援をしてくださっています。

演題の「山の麓に太田あり」というフレーズは、昭和45年に太田中学校野球部が全県少年野球大会において初出場で全県3位の快挙を成し遂げた時のスローガン。太田の「心意気」と「気骨」にあふれ、そこからくる「自信」と「誇り」を感じるフレーズで、太田の地域活性のキーワードではないかと語ります。地域活性の敵は「無関心」であり、「心意気」や「気骨」から生まれる「自信」や「誇り」により、無関心を減らすことができる。太田には「おおた花の会」を始め「ふるさと太田の偉人を顕彰する会」や「真木真昼県立自然公園を美しくする会」など地域の良さを伝える会があり、「自信」や「誇り」を持って地域活性に取り組んでいることは素晴らしい。花・山・グラウンドゴルフ場・サイクリングロード・温泉など太田の財産を活用し、シニアライフの楽しみである趣味を叶えてほしい。シニアが元気だと、いろんな年代の人が太田に興味を持つのではないかと話してくれました。

黒澤先生の太田に対する「心意気」と「気骨」を感じる講演に、大きな拍手が送られました。

 

「おおた花の会」の設立20周年、おめでとうございます。

今回の記念式典でも「おおた花の会」が地域の活性化に大いに貢献されていることが感じられました。

これからも花の彩りと活動の活発さで、太田を元気にしてくださいね。

キラリ、俳優魂!

わらび座俳優の鈴木裕樹さん(大仙市太田町小神成出身)が8月16日、太田支所へ来庁し近況をご報告下さいました。IMG_4692-2昨年度、裕樹さんはわらび劇場で大活躍。
4月から翌年1月までミュージカル「為三さん」で主役を演じ、2月~3月は「どどぉ~ん!大曲花火物語」に出演され、常にステージの中央できらめき続けてきました。
その一方で、公演の合間をぬって太田地域にも頻繁に足を運んでくださり、近況報告や応援する会への出席、地元の子どもたちとの触れ合いなど、地域への愛着を言葉や行動で示してくれました。

今年度は、全国行脚の一年。ミュージカル「げんない」に吉次郎(後の司馬江漢)役として出演し、年度内に出張公演含む100件近くの公演をこなされるという、多忙な毎日を過ごされています。
この度も、間近に出張公演を控える中、貴重なお休みの合間をぬってのご来訪でした。

ミュージカル「げんない」は、江戸中期に活躍した学者、平賀源内を題材に、庶民の自由が制限されていた江戸という時代に夢を追い求める人々の姿を描いた作品です。
今回はご自身初となるキスシーンもあるとか。

県内での公演は8月28日(日)湯沢文化会館、8月29日(月)北秋田市文化会館。
9月以降は、北は北海道から、南は三重県・滋賀県での公演が予定されています。
全国行脚で、更に演技に磨きがかかった裕樹さんに今後も注目です。
地元太田から応援しています!
お体には気を付けて、全国で輝きを放ってくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

目指せ大物!ヤマメ釣り大会&つかみ捕り大会開催

8月16日、真木関根緑地広場を会場に、ヤマメ釣り大会とつかみ捕り大会が行われました。この釣り大会は、仙北漁業協同組合太田支部により、毎年お盆の時期に開催されています。

今年は、前日降った雨の影響が懸念されましたが、川の流れや水量も問題なく、好天に恵まれ絶好の釣り日和となりました。

朝早くの開催にもかかわらず、20人ほどの「太公望」が大物を狙って釣り糸を垂れていました。IMG_0861

大人に交じって子どもの姿もあります。静かに水面を見つめ、ヒットを待ちます。IMG_0863

 

釣り大会終了後、子どもたちによるヤマメのつかみ捕りが行われました。ヤマメと大きなイワナが放流され、120人程の参加者が歓声をあげながら魚を追い回します。滑らないように軍手をはめたりして、やる気満々で挑戦していました。

動きの速いヤマメに悪戦苦闘していましたが、家族の声援を受けみんな次々にゲットしていました。一人で10匹近く捕まえる子どもも!IMG_0878IMG_0880

数匹しかいない大きなイワナを見事捕まえることができたら記念品がもらえます。水に濡れるのもかまわずに右へ左へ駆け回っていました。 IMG_0883

 

最近では、子どもたちが外で遊ぶ姿はなかなか珍しくなってきました。子どもたちが豊かな自然の中で、手づかみで魚をつかもうとする姿を見て、無邪気さとたくましさを感じ安心しました。

ポケモンを探すより魚を探すことは、数段楽しかったことでしょう!

子どもたちにとって自然と触れ合う良い機会になり、さらに大人は晩酌のお供ができて子どもたちに感謝の一日となったようです。

来年も開催予定です。また来てくださいね~。

イバラトミヨの生態系を守ろう!

8月16日、太田地域の駒場農村公園にある池に地域の大人・子ども30数名がにぎやかに集まりました。
この池には、現在絶滅危惧種に指定されているイバラトミヨ、通称ハリザッコと呼ばれる貴重な淡水魚が生息しています。
さらに、近隣の湧泉から流れ着く湧水が通っていることから、年間を通して水温13~15度に保たれた透き通る池水の中には、ハリザッコ以外にも、ドジョウや小さなヌマエビの仲間、ここ辺りでは珍しいスナメグリ(ヤツメウナギ類の幼生体)の姿もあり、普段なかなか見ることができない生態系の宝庫になっています。
この貴重な生態系を守り、子どもたちに受け継いでもらいたいと、地域の大人と子どもが一緒に活動する機会を設けたものです。

大人たちは鋤や鎌などを使い、うっそうと茂っていた水草類を集め陸に上げていきます。●IMG_5131■IMG_4652★IMG_4657一方、子どもたちは、手網を片手に夢中で水中を探っていました。
近くのバケツを覗き込むと、中にはたくさんのイバラトミヨが...!
■IMG_4646★IMG_4647

●IMG_5139

下がこの辺りでは珍しいスナメグリ。目はなく、体の両側に4つずつ眼のような器官を持っています。■IMG_4653
「やみくもにこの水草を採ればダメ。この水草はエビの餌になっていて、その水草に付いたエビを今度はイバラトミヨが食べるのだから」と子どもたちに池の生態系を説明するのは佐々木節郎さん。
★IMG_4649 清掃活動の先に立っている髙橋源一さんは、「この池は地域で大切にすべき貴重な場所の一つ。大人だけでなく子どもたちにも参加してもらうことで、この貴重な環境を守っていくという我々の意志を後世へ受け継いでいくことができる」と語ります。★IMG_4660★IMG_4668●IMG_5153神奈川県から両親と一緒に帰郷してきていた小学3年生の男の子は、「自分の住んでいるところは住宅がたくさん並んでいてこんな池は無いので、なかなかできないいい体験だった」とコメント。秋田県滞在中のいい思い出になった様子でした。

世間の小中学校では、夏休みも残すところあと少し。
子どもたちは勉強にレジャー、スポーツ等に大忙しかと思いますが、こういった地域の活動に参加できるのも夏休みの醍醐味の一つ。
その体験の貴重さを、捕まえたイバラトミヨ達を大切に放流する子どもたちの姿が物語っているようでした。 ●IMG_5160★IMG_4678

秋へ向かう田んぼ

広大な仙北平野の田んぼが、実りの秋に向かっています。

田んぼに緑色の穂が見えています。稲が穂をだし、最近まで濃い緑だった田んぼが黄緑色にかわってきています。

 

7月23日、緑濃い田んぼ。緑の濃さに、太陽の恵みを感じます。IMG_4214IMG_4216

 

8月18日、まだまだ緑色の穂ですが、葉の濃い緑の色を薄め、田んぼ全体を黄緑色に変えています。IMG_4711IMG_4702

 

これから穂は膨らみを増し黄金色となっていきます。

秋の黄金色の田んぼも楽しみですが、夏の太陽を味方にして穂を膨らませようとする田んぼもまた生命力を感じ魅力的です。

農家の皆さんの水管理や除草・防除など細やかな作業により、仙北平野の田んぼは支えられています。

農家の皆さんにとって実り多き秋となりますように。

「山の日」制定記念登山

真木真昼県立自然公園が位置する太田地域で、8月11日(木)の「山の日」に合わせ、制定記念登山を開催しました。同公園の豊かな自然を広く知ってもらおうと、太田支所市民サービス課の主催により開催したもので、一般参加者・ガイド・スタッフ合わせて32名が参加しました。

今回は、真木真昼県立自然公園内でも奥深い登山口である川口口から南風鞍(標高1,020m)を目指す行程で行われました。

朝6時に奥羽山荘駐車場に集合し、川口渓谷遊歩道口まで乗り合いで移動、準備運動をし注意事項を確認し6時30分頃出発しました。約2時間ほど川口鉱山跡まで遊歩道を歩き続けます。IMG_4481DSC03298

 

途中、ガイドリーダーの倉田さんの説明を聞きながら「オブ山の大杉」や数カ所ある滝を確認しつつ進みました。IMG_4499IMG_4510

 

川口鉱山跡にある登山口で小休止、ここからいよいよ山のぼりが始まります。木漏れ日の漏れるブナ林を進み、川口県境分岐へ。IMG_5051

川口鉱山の露天掘りの跡を見ながら登ります。IMG_5059

振り返ると稜線の合間から仙北平野が見えました。DSC03361

ほどなく川口県境分岐到着。秋田県と岩手県の県境で、両県にまたがる風を浴びながら一休みしました。IMG_4607IMG_5070

 

そして南風鞍へ向かいます。南風鞍へは二峠ほど。ときどき小休止をはさみ、ピーク850m地点へ。その後も藪深い中、アップダウンを繰り返しながら進みます。IMG_4557

途中、珍しい杉の大木と出会いました。IMG_5077

根が雪で押され横にのび、そのままもう一本の木として成長した杉の木です。ガイドリーダーの倉田さんも「文化財になってもいいほど珍しい木」と言います。登らなければ出会えない貴重な木、こんな出会いも登山の醍醐味の一つです。

 

登るほどに藪は深く、傾斜もきつくなりますが、11時過ぎついに南風鞍に登頂。全員で記念写真を撮り、昼食。登り切った山の上で食べる昼食は格別です。IMG_4567

頂上には日差しを遮るものがなく、夏の太陽が容赦なく降り注ぎます。一緒に登り切った達成感を共有し談笑したり写真撮影をしたり、風景を楽しんだり横になったりと思い思いに休憩を取りました。IMG_5098

中にはせっかくだからと、稜線づたいに風鞍(標高1,023m)へ向かった精鋭たちもいました。本来なら往復1時間半以上かかる行程を50分程度で折り返すという疲れ知らずぶりで「気持ちよかったですよ~」と爽やかに帰ってきました。

 

その後はみんな揃って下山。杉の大木・ブナ林・大岩、登りで出会った豊かな自然を振り返りながら、軽い足取りで下っていきます。登りで約3時間かかった行程を2時間ほどで下ってきました。IMG_4636

川口鉱山跡まで下りると、そこからまた遊歩道を1時間半ほど歩きます。スタート地点の川口渓谷遊歩道口へ戻ってきたのは午後3時半頃。みんな笑顔で下山できました。DSC_0578

初開催の「山の日」制定記念登山、ガイドの皆さんのおかげ安全に安心して行うことができました。事前にコース内の藪の下刈りを行なってくださったガイドさんもいます。本当にありがとうございました。

真木真昼県立自然公園内でも、奥深くなかなか登ることのない南風鞍を満喫できました。山に登ることの楽しさばかりでなく、県立自然公園の豊かな自然に触れ、自然への感謝が感じられる登山となりました。参加された皆さん、おつかれさまでした。

太田支所では、真木真昼県立自然公園の豊かな自然を広く皆さんに知っていただくため、今後も登山を計画していきます。定員を設けての登山となりますが、多くの方に同公園に足を運んでもらいたいと考えています。次回もご期待ください、ぜひ一緒に登りましょう!

第6回太田の夏まつり

8月は大仙市内各地で夏まつりが次々と開催されます。

8月6日(土)、8月開催のトップを切り、「太田の夏まつり」が太田保健センター駐車場にて開催されました。

6日は横手市で最高気温32.6度をマークした大変暑い日で、「太田の夏まつり」も会場が駐車場なため開始時刻の5時を過ぎても日差しとアスファルトの熱で立っているだけでも汗ばむ暑さでした。

太田の夏まつりは、太田を元気にする「夏のイベント」として開催され、今年で6回を数えます。回数を重ねるたび、来場者数も増え、お天気も良かったことから、今年の来場者は2,500人ほど。家族でゆっくりとステージや屋台コーナーを楽しむ姿や、友人同士で久々の再会を楽しんだり、グループで生ビールを楽しんだりと、楽しみ方も様々です。

夏まつりの様子を紹介します。

DSC_6059熊谷隆雄実行委員長による開会宣言から始まります。

 

DSC_6142ストリートダンススクールの皆さん。まだまだ気温の高い中、暑さを感じさせないキレのあるダンスを披露してくれました。

 

DSC_6175太田分校郷土芸能部の民謡・手踊り。郷土芸能部は昨年からグンと部員数が減っていますが、持ち前の明るさと元気で、なじみの民謡や手踊りをのびのびと披露してくれました。

 

DSC_6211枝豆PRイベント。太田地域は、秋田県一の枝豆の産地です。重さ当てゲームをして、枝豆をプレゼント。子どもはもちろん、ビールのお共にと大人も真剣に参加していました。

 

DSC_6243橘麗子歌謡ショー。毎年司会もしてくださる橘麗子さんが、しっとりと歌ってくださいました。

 

DSC_6277芸術文化協会太田支部の舞踏・唄・踊り。地元の方の出演に声援も大きくなりました。

 

DSC_6323「鏡元もとじ」さんの歌謡ショー。仙北地域在住のもとじさんが、太田で初お目見え。

IMG_4397甘いルックスと優しい物腰に子ども達もすっかり虜です。ステージ前の最前列には子ども達が陣取り「もとじ!もとじ!」の黄色い声援。甘い歌声で、オリジナル曲とカバー曲を披露してくれました。出演後はCD販売もあり、太田町民とたっぷり触れ合ってくださいました。

 

DSC_6379三本扇サイサイ保存会の皆さんによる踊り。生演奏のお囃子でしなやかに踊ってくださいました。

 

DSC_6410桜秀心舞のヤートセ踊り。中仙発のグループですが、メンバーには太田地域の方もいて、毎年の演舞を楽しみにしている来場者もたくさんいます。テンポの良さとフォーメンションの美しさで会場を盛り上げてくれました。

 

IMG_5021そして夏花火が夏まつりの終わりを告げます。

 

今年も多くの事業所からご協賛をいただき、たくさんの来場者をお迎えし大盛況のうちに太田の夏まつりを終えることができました。IMG_4360IMG_4393

 

太田を元気にしたいという思いから始まった夏まつり、今年はとっておきに暑く、そして熱いお祭りになった気がします。見て、参加して、食べて、飲んで、みんな笑顔で会場をあとにしていました。

ご来場いただきました皆さん、ありがとうございました。また来年も来てくださいね!

カーブミラーをきれいに

7月23日、高禮建設(株)の従業員の方々が太田地域のカーブミラー清掃を行いました。

道路・河川など様々な工事で、太田地域の生活基盤の整備に尽力されている高禮建設さんですが、ボランティア活動にも熱心で、この時期には毎年カーブミラー清掃を行ってくださっています。この地域の安全に直結するボランティア活動は15年以上続いています。

23日は土曜日で勤務日、様々な工事施工がある中で、5名の従業員の方が、一日がかりで太田地域内の120カ所以上あるカーブミラーを磨き上げてくださいました。IMG_4187

朝の車の往来が多い時間帯は小さな小路を中心に、その後は県道など主要な幹線道路を、ルート設定も綿密です。手作業で一枚一枚「磨いてはすすぎ」を繰り返していきます。IMG_4162IMG_4174

交通の妨げにならないよう、作業区域の両端に交通整備の方もつきます。IMG_4188

 

チームワークよく、安全に手際よく進む作業は、見ていても気持ちよく、きれいになったカーブミラーとともに心も晴れるようでした。

高禮建設さん、いつも地域の安全を守ってくださりありがとうございます。

よく見えるカーブミラーで、一人ひとりが安全運転に心がけたいですね!

第1回大仙市雪シンポジウム開催

7月22日(金)大曲市民会館にて、第1回「大仙市雪シンポジウム」が開催されました。

少子高齢化に伴い、大仙市では自力で除雪することが困難な高齢者世帯の増加や除雪の担い手不足など、除雪に関する課題が増えています。市だけでは年々増える除雪困難世帯への対応が困難であるため、平成27年度から地域で支え合う「共助」による自治会等雪対策モデル事業が始まりました。

事業2年目となる今年度、「共助」による雪対策について考える機会としてもらいたいと、初開催となる「雪シンポジウム」が開催されました。

 

第1部では、山形県朝日町の政策推進課長の渡辺政一氏が基調講演を行いました。IMG_4104

山形県朝日町は町全域が特別豪雪地域となっており、平成18年豪雪の時、雪に負けない共助活動支援政策を立ち上げており、共助による除雪政策の先進地と言えます。

大仙市の「地域提案型自治会等雪対策モデル事業」も朝日町を参考にしたものであるため、基調講演の中でも、取組団体数の推移や町内会ごとの取り組み意識の違いなど、今後の取り組み方のヒントになるお話がたくさんありました。

 

 

その後、第2部では、「共助による雪対策を推進するために」というテーマで、パネルディスカッションが行われました。

コーディネーターは秋田大学教育文化学部准教授の本谷研氏、パネリストは基調講演を行った渡辺政一氏、除雪ボランティア大仙雪まる隊会長の大信田孝文氏、太田地域で雪対策モデル事業に取り組んでいる田の尻生活改善センター会長の水谷仁光氏、秋田魁新報社政治経済部次長の荒川康一氏が務めました。パネリスト4人のうち大信田さんと水谷さんは太田地域の方です。

 

水谷さんは、大仙市の雪対策モデル事業経験者として意見を述べ「自分たちの集落にピッタリな事業だと思い利用した。今までボランティアで雪寄せしてくれた人たちに機械の燃料代を支払え、道具も個人の物だったのが交付金で揃えることができた。万が一に備えた保険代も支払え、行政が取り組んだヒット政策と感じた」と事業の良さを語ってくれました。また苦労した点については「事業をやるための人選に注意した。民生委員に相談し、あまり広げ過ぎないようできる範囲で人選をし、誤解のない説明に注意した」と語ってくれました。IMG_4125IMG_4952

 

大信田さんは、太田町東今泉出身で、除雪ボランティア大仙雪まる隊の会長を務めています。大仙雪まる隊は平成18年度に大仙市全体で組織された登録ボランティア団体で、高齢者・障がい者世帯を対象とした除雪ボランティアに取り組んでいます。大信田さんは「対象を高齢者・障がい者世帯、そして屋根には登らないと限定して活動を続け、事故・ケガなく活動してこれた。ボランティア登録は、始まった当初706人だったのが、平成27年には1864人まで増え、企業や団体の登録はもちろん、大仙市内の高校野球部を中心に750人の中高生が登録しており、雪に負けないまちづくりの大きな戦力となっている。ボランティア活動の中で、『ただで除雪してもらって申し訳ない』という意見を多く聞いており、市の雪対策モデル事業に直結すると感じた。市全体にこの事業が定着することを期待する」と語ってくれました。IMG_4139IMG_4957

太田地域ではもともと助け合いの除雪活動があり、「共助」による雪対策の気運の高い地域と言えます。今回の雪シンポジウムでも、太田地域のまちづくり活動の活発さと意識の高さを発信することができたように感じます。

 

太田地域では昨年度「地域提案型自治会等雪対策モデル事業」に、東今泉・田の尻・真木の3グループが取り組み、どのグループでも交付金を有効に活用できたと評価を得ています。

今回太田地域からは60人近い方が雪シンポジウムに参加しています。IMG_4106

自分たちの地域の先進例に触れ、新たに取り組んでみようと刺激を受けた方もいると思います。

「雪に負けない市民協働のまち・大仙」を太田地域から発信していきましょう!

年長さん、大集合!大空大仙「夢事業」開催

7月19日、太田文化プラザに太田・中仙・仙北の認定こども園に通う年長さんが大集合しました。

社会福祉法人大空大仙が実施する「夢事業」の一環で、3園の5歳児交流会が行われたものです。

今年度から始まった新しい取り組みで、今年度中に同様の地域間交流を3回実施する計画です。

初開催の今回は太田文化プラザ、次回は仙北ふれあい文化センター、3回目は中仙ドンパルで開催予定です。今回は、共通体験を通して友達との関わりや表現活動を楽しんでもらおうと、人形劇の観劇とゲーム・歌での交流を体験しました。

今回の参加者は全部で143人、太田ののびのび園から43人、中仙のワイワイらんどから38人、仙北のみどり園から62人の年長さんが大集合しました。

 

最初は劇団「夢みる風船」による人形劇「おむすびころりん」の観劇。IMG_3893

年長さんともなれば、知っているお話しでしょうが、人形劇となるとまた真剣。二人の劇団員が「りょうさくじいさん」と「いじわるじいさん」「ねずみさん」「たぬきさん」の4役をコミカルに演じます。みんなすっかりお話しにひきこまれていました。IMG_3856IMG_3945

「いじわるじいさん」がネズミの穴におにぎりでなく石を投げいれようとすると「だめ!」の大合唱。さすが年長さん、真剣に悪いことを止めようとするかわいらしい姿が印象的でした。

 

人形劇が終わると、次は「ジャンケン列車」のゲームで楽しみました。ジャンケンで負けた人は勝った人の後ろについて、ジャンケンが進むうちにどんどん列車は長くなります。IMG_4002IMG_4007

白帽子が太田ののびのび園のお友達、緑帽子が中仙のワイワイらんどのお友達、水色と紫色の帽子は仙北のみどり園のお友達です。園を超えて色とりどりのなが~い列車ができました。143人でのジャンケン列車はみんな初めてです。栄えある143人列車の先頭はみどり園のお友達でした。「いつもはジャンケン強くないんだけどな」と照れながらもとっておきの笑顔。IMG_4023

 

せっかくなが~い列車ができたので、ぐるぐるのうずまきを全員で作りながら、かたつむりのわらべ歌遊びを楽しみました。IMG_4046IMG_4059

白・緑・水色・紫の小さな帽子が集まると、まるでアジサイの花のようでした。

最後はみんなで「きらきら星」と「しゃぼん玉」を大合唱して終わりました。

初めて会うお友達がたくさんいる中で、観劇・ゲーム・歌を一緒にそして同じ空間で体験できたことは、子ども達にとっても貴重な体験だったと思います。帰りには「また会おうね~!」というかわいらしい声が聞こえてきました。

大空大仙の「夢事業」、元気で優しい年長さん達の姿に、大人も希望をもらえたひとときでした。

次回もみんな一生懸命あそんでくださいね!

新しい「太田地域振興計画」説明会開催

大仙市では今年3月、平成28年度から平成37年度までの10年間を計画期間とした、まちづくりの基本方針となる「第2次大仙市総合計画基本構想」を策定しました。

これは、合併からこれまでの10年間の取り組みを総括し、次の10年に向かって飛躍するために、より市民目線に立った実効性のある「新たな羅針盤」となる計画になっています。

太田地域では、この計画の策定にあわせ、地域協議会が中心となり、地域の主体性や独自性を重視して、地域の特徴や特色を活かした地域振興策などを盛り込んだ、新たな「太田地域振興計画」を策定しました。

5月の市広報とともに計画の概要版リーフレットを太田地域の全世帯に配布しておりますが、「配布して終わり」にせず、このたび「太田地域振興計画説明会」を開催しました。

あらためて計画の詳細な内容の説明をしながら、より身近な「生の声」を聞くことで、太田地域の目指すべき方向性を導き出し、地域が抱える課題の解決に結びつける狙いがあります。

平日の夜の時間帯でしたが、7月6日に北部センターで、7日は敬愛館、8日は文化プラザで開催され、市職員と地域住民がひざを交え語り合える場となりました。07.06 北部センター07.07 敬愛館②07.08 文化プラザ

地域振興計画のことはもちろん、墓地公園の管理、熊出没への対応、昨年の豪雨災害の復旧状況、歩道の整備、移住・定住など、普段の生活の中で感じることや市政全般について、様々な意見を伺うことができました。いただいたご意見は、今後の太田地域の具体的な活性化策をつくる際の参考にさせていただきたいと思います。

参加してくださった皆さん、お忙しい中ありがとうございました。

これからも「こんなものがあれば助かる」「こんなイベントをやりたい」など、気軽に活性化推進室にお知らせください。気づきや発想、その積み重ねが「太田の活性化」につながります!

河川愛護活動 草刈りやゴミ拾いに汗

「自然がくれた宝物~水辺にやすらぎ、こころにゆとり」

太田地域の河川敷をきれいにする「河川愛護活動」が7月3日に行われました。

この活動は、河川の環境整備と地域の環境保全のため、太田町河川愛護会(髙橋博明会長)が毎年7月に実施しているものです。太田町河川愛護会は、平成元年10月12日に設立され、永代から下堰までの20分会で構成されています。河川愛護そのものは40年以上の歴史があり、住民によるボランティア活動として代々受け継がれてきました。

ゴミ拾いがメインのクリーンアップと違い、河川環境の整備を目的とした活動であり、奥羽山脈のふもとで綺麗な水辺に親しんだ太田地域ならではの活動です。

この日は地域住民約1,100人が参加、草刈り機や鎌などを使って斉内川、窪堰川、今泉大台川、川口川、真昼川の各河川敷の草刈りや清掃、雑木の伐採などを行いました。image1IMG_0300IMG_0305

上流がきれいになると、大仙市全域の公共水域もきれいになります。

太田地域のこの活動が、大仙市全域の水環境を支えているという誇りを持ち、今後も続けていきたいですね。

参加された皆さん、朝早い時間から、ありがとうございました。

一人ひとりが、汚水を流さない、ゴミを捨てないなど、日々の心がけを大切にし、自然豊かな大仙市を次世代に引き継いでいきましょう!

並んでどこへ?

7月5日の朝9時。ふと見上げると、青い空にきれいに整列した雲が。image1

梅雨明けはまだですが、夏に向かう気配を感じる空です。

きれいに整列した雲はどこへ向かうのでしょう?

期日前投票所から見上げたせいか、選挙に向かう列のようにも見えます。

 

1時間後には、列はなくなり、その後は曇り空に。image2

もしかして、仲間を呼びに行っていたのでしょうか?

梅雨明けと夏の到来が待ち遠しいですね。

太田の酒「真木雪華」発売20周年

平成7年、太田町内の酒販店の若だんな有志で「太田の酒を創る会(藤本欣平代表)」が結成されました。当事、町内には酒販店が13軒あり、いずれも老舗。コンビニエンスストアや酒類のディスカウントストアの進出により、経営環境が大きく変化するさなか、危機感を感じた若だんな達が立ち上がりました。「酒販店にとって、この先厳しい経営状況となってくるのは目に見えている。太田にしかないプライベートブランドの商品開発が、生き残る手段の1つ」と考え、太田にこだわった商品開発をスタートさせました。

太田にこだわり抜き、真木の清らかな水と肥沃な駒場地区で栽培された米を使用し、蔵元での仕込み作業は自分たちが行い商品化へとこぎつけました。

酒の名前は公募し、華やかな中にも太田の水の源である真木の雪のように清らかでありたいと「真木雪華(まぎせっか)」と決定しました。

こうしてお中元の季節に合わせて「真木雪華」がデビュー。発売開始すると、たちまち売り切れとなりました。

完売により、酒販店側だけでなく多くの町民が『太田のもの』を待ち望んでいたことを知り、会の活動に励みとなったそうです。

 

発売から20年が経っても商品開発への情熱は途絶えることなく、「真木雪華」は本醸造のほか純米酒、生酒、吟醸酒、純米吟醸酒と種類も増えています。IMG_3734

 

6月17日(金)には中里温泉を会場に「真木雪華」発売20周年記念パーティが開催されました。

「太田の酒を創る会」のメンバーや、地元商工団体の関係者の皆さん、「真木雪華」を愛飲する地元の皆さんが110人ほど集まり、発売20周年を祝いました。IMG_6411IMG_6429

太田人の情熱と、太田の豊かな自然の恵みから生まれた「真木雪華」。20周年を迎え、人で言えばいよいよ成人。ますます広い世界で活躍してくれることと思います。

これからお中元の季節です。ご贈答用にも、ぜひ太田の「真木雪華」お試しください。

お問い合わせ・ご注文は「太田の酒を創る会」メンバーの酒販店までお願いします。

〇藤本商店  0187-88-2161
〇根本百貨店 0187-89-1507
〇髙貝商店  0187-89-1234
〇藤原酒店  0187-88-2067

おおたはなだより№15

太田地域の横沢公園では、花菖蒲が咲き始めました。横沢公園のお花見は桜だけではありません。4月末にはソメイヨシノとスイセンの競演が見事でしたが、今の時期も花菖蒲をはじめとし、数々の花を楽しめます。

6月21日、梅雨の合間の天気の良さにつられ横沢公園を散策してみました。

公園の入り口では花菖蒲が優美にお出迎えしています。IMG_3686

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散策路に沿って歩くと色とりどりのアジサイが優しく並び、空を見上げるとヤマボウシが太陽の光をいっぱいに浴びています。IMG_3676IMG_3678

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足元を見ると、ヒペリカムという黄色い花が、濃い緑の中に星のように咲き乱れています。IMG_3680

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横沢公園は樹木が多いので日陰も多く、暑い日でも爽やかに散策できます。

公園内にはすべり台・ブランコもあり、お子さん連れでも楽しめます。

雨が多く、お出かけの予定が立てづらいこの時期、プチお出かけに、お花見の楽しめる横沢公園をぜひご利用ください。季節の花が、皆さんのおこしをお出迎えしてくれること、間違いなしです!

東部新規就農者研修施設 そら豆の出荷スタート!

東部新規就農者研修施設のそら豆の出荷が6月13日から始まりました。そら豆栽培の盛んな太田地域でもトップを切り、出荷となったようです。

太田地域にある同研修施設では、今年度10名の研修生が農業の知識と技術を学んでいます。研修2年目の方が3名、新規研修生が7名、10代から40代の農業経営を志す若者が、それぞれ専攻作物を決めて実践で農業を学んでいます。

そら豆担当は、冬季研修から継続し研修を続けている小山春紀さん(中仙地域)です。IMG_3613IMG_3582

4アールの畑に植えられたそら豆を研修生全員と指導員とで収穫していました。そら豆は全て手もぎのため、収穫には人手がいります。IMG_3616

今年の出来栄えについて聞くと、小山さんは「例年並みだと思います。上の方に実がついていないので、今後収量が伸びないこともあるかも」と慎重です。たくさんついている中から手早く選別し次々ともぎ取っていきます。「さやが水平より垂れてきたら収穫時です。産毛がなくなりつるつるしてきたり、さやの線が黒くなってくることも目安となります」と小山さん。

そら豆担当を決めたのは、収穫が早いことから「いちばん早く収入になるから」と言い切ります。小山さんは、そら豆の次は枝豆、そしてブロッコリー・カリフラワー、冬はハウスで花き栽培と1年のローテーションを描いています。また、そら豆が終わり抜き取った後もマルチがそのままブロッコリーに使用できると作業効率も考えています。経営を見据えた研修の様子に、頼もしさを感じました。

 

小山さんのほか、東部新規就農者研修施設で農業研修をしているメンバーの中には非農家出身の方もいます。4月に研修生全員で、太田支所を訪れた際には、「栄養価の高い野菜を作りたい」と話してくださった研修生もいました。

IMG_29884月5日、太田支所訪問の様子。一人ひとり自己紹介と意気込みを語ってくれました。

 

4月の研修開始から2ヶ月経ち、研修生の皆さんも土になじんできた頃と思います。これから次々と収穫を経験し、出荷の喜びを体験されていくことでしょう。

太田は、大曲仙北管内でも野菜・花きの栽培が盛んな地域です。近くに研修施設の卒業生である先輩もたくさんいます。研修生の皆さんには、たくさんの刺激を受けながら、農業知識・技術・経営ノウハウを学んでもらいたいと思います。

皆さんの成長と、次々と収穫を迎える作物の成長、どちらも楽しみにしています!

おおたはなだより№14

太田支所では、先週、季節外れに咲いた桜をいただいたばかりでしたが、今週は太田地域の花農家さんから次々と花の差し入れがありました。

窓口を訪れたついでに、会議のついでにと、花を持ってきてくださいました。

上中里の倉田さんはダリアを栽培しており、この度は貴重なNAMAHAGEシリーズも含め、元気な色合いで組み合わせたダリアを持ってきてくださいました。大きな花が窓口を華やかにしてくれます。IMG_3566

 

惣行の髙橋さんは、ミニひまわりを束にして持ってきてくださいました。父の日用にハウス栽培しているという今イチオシの花です。よく見ると濃い色と薄い色の2種類あり、濃い方がサンリッチオレンジ、薄い方がサンリッチパインという種類だそうです。IMG_3568IMG_3573

 

倉田さん、髙橋さんに共通するのは「多くの人の目に触れてもらいたい」という思い。

花の差し入れは、花好きだからこその気持ちと行動のようです。

売り物になる貴重な花を差し入れしてくださることに、感謝が膨らみます。

いただいたお花は、感謝と敬意を表してネームプレートを付けて飾らせてもらっています。

 

花効果で太田支所は明るくなっています。

来庁者・職員ともに花を見て会話を弾ませています。

花がコミュニケーションのアイテムになっていることも、さすが「花のまち太田」と感じますね。

倉田さん、髙橋さん、本当にありがとうございました。

 

6月にサクラ咲く

6月7日の朝、始業とほぼ同時に太田支所に「ご面倒かけるども、今サクラ咲いているから見に来てけねべが」と電話をいただきました。これはスクープ!と、すぐに電話の主である新関下の髙橋さん宅を尋ねました。

髙橋さん宅の敷地内には、静岡にいる娘さんから贈られた3本の河津桜があります。河津桜は、静岡県の河津町原産の早咲きの桜で,寒緋桜と大島桜の雑種。濃いピンクが特徴で、2月下旬から咲き始め1ヶ月以上咲き続けることから河津町の観光の目玉となっています。

12年ほど前に植えたという高橋さん宅の河津桜の木は、毎年この地域のソメイヨシノと同じ時期に花を咲かせますが、5月の新芽が出るころにまたチラホラと花を咲かせるそうです。

「クマが出て人を襲ったとか、暗いニュースが多いべ。6月にサクラが咲いてるって珍しいから、少しでも喜んでもらえればと思って」と妻の芙貴子さん。

青々とした葉っぱの中に、鮮やかなピンクの花びらがチラホラ見えます。IMG_3528IMG_3526

 

「いろんな人さけでしまったがら、いいとこねぇども、もらっていってけれ」とご夫婦そろって枝切りしてくださいました。IMG_3535

「あの枝っこいいね」
「これだが」
「あや、もっと長く枝切ってけれ。人さ花っこけるときは、長く切るもんだど」
「立派なこと言うもんだね。いぐしゃべる母さんだ」
「父さんがおがしゃべらねもの」

お二人の軽快なやりとりを聞きながら、このサクラもいつも楽しい会話を聞き、気分を良くして、毎年2回咲くんじゃないかななど予想したり。

芙貴子さんは「枝っこ切れば、またびっくりして花咲かせるかもしれねな」と言って笑い声を響かせます。貴重な2度咲き河津桜を束にしてくださいました。IMG_3536

太田支所に帰って早速飾らせてもらいました。IMG_3552

6月のサクラ、幸せな気持ちになりますね。髙橋さん、明るい情報提供ありがとうございました。

太田文化プラザミニ展示室

太田支所の隣にある太田文化プラザは、その名前のとおり地域の文化情報発信の場として活用されています。

玄関を入るとすぐの壁に「鈴木空如」を紹介するパネルが掲げられています。仏画家の「鈴木空如」は、法隆寺金堂旧壁画模写などの偉業から太田地域の偉人として顕彰されています。IMG_3518

さらにエントランスホールには、秋田県民歌作詞者の「倉田政嗣」を紹介するコーナーもあります。IMG_3464

 

そして、エントランスホールの一角にある「ミニ展示室」では、1ヶ月から3ヶ月のサイクルで生涯学習サークルの作品を展示しています。

6月3日からは太田町野路短歌会の皆さんの短歌色紙が展示されています。IMG_3520

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6月2日には浅利会長がレイアウトを考えながら展示作業にあたっていました。IMG_3458

今回の展示は短歌の作品数が多いため、展示作品を途中で変更しながら8月末まで展示します。

個性豊かな着眼点で、人柄が表れた短歌が並びます。IMG_3522

 

太田文化プラザは昭和54年に建てられた施設で、「ミニ展示室」での作品展示は昭和56年頃から始まっており、35年にわたり地域の皆さんによる作品展示が途切れることなく続けられています。

これまで、水墨画・押し花・書道・陶芸・編み物・パッチワーク・写真・絵画・短歌・川柳・表具・飾り花・ディンプルアートなど、様々なジャンルの作品が並びました。自分が取り組む活動に対し発表の場があることは、創作意欲の高揚につながります。そして意欲的で生き生きとした文化活動は、地域の元気の源にもなっています。

これからも「ミニ展示室」の展示にご注目ください。友人・知人の作品が並んでいるかもしれません。刺激を受けたり、激励を送ったりできると思います。

作品展示の相談・依頼は太田公民館(0187-88-1119)へ、ご連絡お願いいたします。

今後も様々な文化活動に取り組む皆さんの力作・新作、お待ちしています。

大農太田分校で 第9回全校田植え競技会が開催されました。

5月25日 午後、大農太田分校において、第9回全校田植え競技会が開催されました。

校舎の裏側にある田んぼで、苗を片手に、一列に整列する生徒たち。
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校長先生の合図で、一斉に苗の植え付けを開始。
全員裸足で田んぼに入り、学年ごとにロープで区切られたスペースで、植え付け作業の速さと、丁寧さを学年対抗で競います。
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スムーズに進める3年生。後輩たちも負けじと猛追します。
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その横では、認定こども園太田わんぱくランドの園児たちが、お兄さん、お姉さんたちの応援に来ていました。
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そして、田植え競技終了!

優勝したのは3年生。
圧倒的な速さで美しく苗が植えつけられていました。さすが先輩!

続くは2年生。
☆DSC065012年生は途中、3年生を追い上げる勢いを見せた部分もありました。

そして1年生も植え付け完了!園児の声援を真横から受け、さぞ作業に気合の入ったことでしょう。その顔は達成感にあふれていました。

みなさんの植えた稲が、おいしいお米になりますように!

秋田ノーザンハピネッツの選手がやってきた!!

5月25日、チャレンジデー当日。

太田地域の各地で様々なスポーツ行事が行われる中、太田東小学校では、秋田ノーザンハピネッツの菅澤紀行選手(F・192cm)と谷口大智選手(C/F・201cm)のお二人を招待して、ロープジャンプ(長縄跳び)とミニゲームを楽しみました。

選手紹介。写真左が菅澤選手、右が谷口選手。お二人とも背が高い!

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4年生~6年生が4グループに分かれて、何回ロープジャンプできるか挑戦します。

選手のお二人は、ロープに引っかからないように大きな体を小さくして、子どもたち以上に頑張っている様子でした。

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ロープジャンプ終了後は、3分間のミニゲームを楽しみました。
各チームに両選手がそれぞれ加わります。おや…ささ太も?★DSC_0304

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1~3年生のみなさんも応援に駆けつけました。

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ゲーム中、突如披露された大迫力のダンクシュート。

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最後に、6年生チームvs菅澤選手・谷口選手のスペシャルマッチ!「がんばれ6年生~!!」後輩たちの声援が飛びます。

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児童のみなさんにとって、あっという間の1時間だったことでしょう。

アーチを作って選手をお見送り、お別れが名残惜しそうでした。

帰った後、「サイン欲しかったなぁ~」と漏らす子どもたちも。

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菅澤選手、谷口選手、楽しい時間をありがとうございました。

また太田にいらしてくださいね!

 

太田は田植え真っ盛り

5月19日、太田地域のあちこちで田植えが行われていました。晴天が続き、今週末が田植えのピークになりそうです。

 

太田の小神成地区では、基盤整備事業が終わり2年ぶりの作付となる区域が広がります。小神成地区の農業法人小神成ファームでは、直播に取り組んだり、大豆の作付に取り組んだりと多面的な経営戦略をとっています。

小神成ファームの田植え作業にお邪魔しました。IMG_3418IMG_3393

機械で植えつけられなかったところを手植えでなおしていきます。IMG_3388

一服も大事なコミュニケーションの時間。IMG_3380

 

三本扇地区のトザワファームにもお邪魔しました。若手をベテランさん達が支えます。IMG_3361

苗渡し、苗床洗い、ならし作業、言葉がなくとも流れるように作業がすすみます。IMG_3370IMG_3373

 

太田地域では、農業経営も法人化がすすんでいます。水田作付を行っている農業法人・生産組合は全部で10経営体、27年度の経営面積は約310haと太田地域の水田経営面積のおよそ12.3%を担っています。

法人化により、農業経営はますます効率化が求められていますが、実際に田んぼに足を運ぶと、そこには人と人との信頼関係があり、コミュニケーションがあり、昔「結」と呼ばれていたものに近いものを感じ、法人化の良さを発見できました。

この仙北平野の田んぼを守っているのは「地域力」。そんな思いを感じた田植え風景。この週末も太田のあちこちで田植えとなりそうです。農家の皆さん、法人の皆さん、熱中症には十分気を付けて作業にあたってくださいね。

太田庁舎の議場で生徒総会

5月10日、太田中学校生徒総会が太田庁舎の議場で開催されました。

太田中学校が毎年春と秋の生徒総会で太田庁舎の議場を利用するようになって9年。合併後使用されなくなり、シンと静まりかえっている議場が、年2回の生徒総会の日は活気に溢れます。生徒会執行部を中心に、前日から準備をし、今回は全校生徒156名が議場を埋めつくしました。IMG_3277

 

平成28年度第1回となる生徒総会、開始の前にライオンズクラブから被災地交流支援金の贈呈が行われました。太田地域のライオンズクラブは、六郷・角館・中仙とともに一つのゾーンとして活動しています。このゾーンのライオンズクラブから、太田中学校の被災地交流活動を応援したいと、チャリティーグラウンドゴルフ大会の収益金6万5千円が贈られました。ライオンズクラブの皆さんは、日頃から取り組んでいる地域貢献活動と、太田中学校の被災地交流活動に共通の想いを感じ、支援金の贈呈を決められたそうです。

小松亮裕生徒会長は「大槌との交流は、地域やライオンズクラブの皆さんのおかげで成り立っていることを忘れずに、これからも続けていきたいと思います」とお礼の言葉を述べました。IMG_4595

 

贈呈式の終了後、いよいよ生徒総会。前期学級役員の認証がされ、その後今年度の生徒会活動について小松生徒会長から方針演説がありました。小松生徒会長は「よりよい太中をつくるため、自分が大切な一人であることを意識してほしい」と全校生徒に呼びかけました。

そして、今年度の生徒会スローガン「笑華一心(しょうかいっしん)~咲かせよう 希望の太輪~」が発表されました。このスローガンには「156人の笑顔で、太中生全員の心がひとつとなり、よりよい太田中学校を創っていこう」という思いが込められているそうです。IMG_3281

笑顔で取り組む活動には、きっと結果もついてきます。太中生の活動には、地域みんなが注目し、応援したりともに喜んだりしています。今年はどんな太輪を咲かせてくれるのか、楽しみにしています。

 

秋の生徒総会でも、ぜひ太田庁舎の議場をご利用ください。議論の花が咲くのを楽しみにしています。

水田風景 in 太田

いよいよ田んぼに水が入りだしました。静かに水をたたえた田んぼがまるで鏡のように太田の風景を映します。IMG_3317

 

太田地域では田んぼの代掻きが始まりました。

雨でも曇りでも関係ない代掻きですが、晴天となった5月13日には太田地域のあちこちでトラクターをみかけました。

この日は、遠くに鳥海山も見えました。鳥海山をバックにトラクターが田んぼの中を進みます。近くに遠くに何層にも聞こえるトラクターのエンジン音もこの時期特有のものです。IMG_3298IMG_3323

 

大仙市の基幹産業であるにもかかわらず、大仙市では農家戸数・農家人口ともに減少傾向にあります。

5年ごとに実施されている農林業センサスによると、太田地域では昭和50年には農家数1488戸、農家人口6998人。最新の公表データとしては平成22年の農家数748戸、農家人口3364人と、いずれも半分になっています。

農業従事者が少なくなっても、田んぼの面積はほとんど変わりません。この美しい田園を維持し、基幹産業を支えてくださっている農家の皆さん、ありがとうございます。

ブログでは、これからも農家の皆さんの頑張りを、田園の良さを伝えていきたいと思います。

緑の田んぼ、黄金色の田んぼの風景もお楽しみに。